「伊勢神宮の御朱印帳って、どこで買えるの？」──そんな疑問を持つ人は少なくありません。
格式高い神社である伊勢神宮は、全国から多くの参拝者が訪れる場所。そこで授与される御朱印帳は、デザインの美しさや神聖さから人気が高く、旅の思い出や信仰の証として大切にされる方も多いです。
この記事では、伊勢神宮の御朱印帳を実際に購入できる場所や通販情報、限定デザインの特徴などをわかりやすくまとめました。
伊勢神宮の御朱印帳はどこで買える？
伊勢神宮の御朱印帳は、主に内宮（ないくう）と外宮（げくう）の授与所で購入することができます。
それぞれの御朱印帳にはデザインの違いがあり、参拝の目的や好みに応じて選ぶのも楽しみのひとつです。
- 内宮（皇大神宮）授与所
伊勢神宮の中心とも言える内宮では、太陽神・天照大御神を祀っています。授与所では白地に金色の御紋があしらわれた荘厳なデザインの御朱印帳が販売されています。上質な布張りで、手触りも落ち着いた印象。価格はおおむね1,000円前後です。 - 外宮（豊受大神宮）授与所
衣食住を司る豊受大御神を祀る外宮では、深緑や紺色を基調とした御朱印帳が人気。こちらも上品な金の社紋入りで、落ち着いた雰囲気が特徴です。価格は内宮とほぼ同じです。
両方の御朱印帳を集める人も多く、伊勢神宮参拝の記念としてセットで購入する方もいます。
授与時間と購入の流れ
御朱印帳を購入できるのは、授与所の受付時間内のみです。
一般的に、伊勢神宮の授与所は以下の時間帯で開いています。
- 10月～12月・1月～4月：午前5時～午後5時
- 5月～8月：午前5時～午後6時
- 9月：午前5時～午後5時30分
ただし、季節や混雑状況によっては変更されることがあるため、参拝の際は公式サイトで最新の情報を確認しておきましょう。
購入の流れはシンプルです。
授与所のカウンターで「御朱印帳をお願いします」と伝えると、数種類のデザインを提示してもらえます。希望のものを選んで初穂料を納めれば、その場で受け取れます。御朱印をそのまま書いてもらう場合は、御朱印帳を渡してお願いすればOKです。
伊勢神宮の限定デザイン御朱印帳
伊勢神宮では、時期や祭事に合わせて限定デザインの御朱印帳が登場することがあります。特に人気が高いのが、**式年遷宮（しきねんせんぐう）記念御朱印帳**です。
式年遷宮とは、約20年ごとに社殿を新しく建て替える伊勢神宮最大の神事。その節目に合わせて特別な御朱印帳が頒布され、金糸や銀糸を織り込んだ格調高い意匠が特徴となっています。
また、正月や秋の神嘗祭（かんなめさい）など特別な時期には、限定御朱印や数量限定デザインが頒布されることも。これらは公式情報や現地での掲示によってのみ発表されることが多く、オンラインでは事前に確認できない場合もあります。
通販やオンライン購入はできる？
「伊勢神宮の御朱印帳は通販で買えるの？」という質問もよく聞かれます。
結論から言うと、伊勢神宮の公式授与品は原則として通販では取り扱われていません。
伊勢神宮は「直接参拝して受け取ること」を大切にしているため、御朱印帳やお守りなどの授与品は現地頒布のみとなっています。
ただし、どうしても現地に行けない方のために、**一部の関連施設や伊勢志摩地域の土産店が取り扱う「伊勢神宮モチーフの御朱印帳」**を販売しているケースがあります。
- おかげ横丁の土産店
伊勢神宮の門前町「おかげ横丁」には、伊勢の伝統工芸や神宮ゆかりのモチーフをあしらった御朱印帳を扱うお店が複数あります。これらは「伊勢神宮公認」ではありませんが、参拝の記念品として人気です。 - 伊勢志摩のオンラインショップ
「伊勢志摩のおみやげ市場」などの通販サイトでは、伊勢木綿や和柄を使った御朱印帳を取り扱っている場合があります。デザイン性が高く、伊勢らしい雰囲気を自宅でも楽しめます。
購入する際は、神社公式の授与品か記念商品かを明確に確認しておくとよいでしょう。
御朱印帳の価格と仕様
伊勢神宮の御朱印帳は、価格帯として1,000円前後が一般的。布製のしっかりした作りで、片面・両面どちらでも使用できるタイプが多いです。
ページ数は通常40～50ページほどで、墨のにじみを抑える和紙が使われています。
また、限定版や特別デザインになると1,500円〜2,000円ほどになることもあります。これらは数量が限られているため、欲しい場合は早めの時間帯に訪れるのが安心です。
御朱印帳を受け取った後のマナー
御朱印帳を手に入れたら、参拝の記録として丁寧に扱いましょう。
神社の名前や日付が記される御朱印は「神様とのご縁の証」とされます。落としたり汚したりしないよう、カバーを付けるのもおすすめです。
また、他の寺社と共用する場合は、宗派が異なる御朱印を同じ帳面にまとめないようにするなど、信仰上のマナーにも配慮すると良いでしょう。
伊勢神宮の御朱印をもらう際の注意点
御朱印は「参拝の証」としていただくものです。
そのため、参拝をせずに御朱印だけを求める行為は避けましょう。神職や巫女さんが一枚ずつ丁寧に書いてくださるので、混雑時には待ち時間が発生することもあります。
御朱印料（初穂料）は300円〜500円程度が一般的。お釣りのないよう小銭を用意しておくとスムーズです。
また、御朱印帳を複数持参する場合は、どの帳面に書いてもらうかを明確に伝えると親切です。
伊勢神宮周辺で買える御朱印帳関連グッズ
おかげ横丁や伊勢市内の土産店では、御朱印帳カバーや専用ポーチも販売されています。
和柄の布製カバー、撥水タイプのケースなど種類も豊富。参拝旅行中に御朱印帳を汚したくない方には便利なアイテムです。
また、伊勢木綿や真珠をあしらった伊勢志摩らしいデザインの御朱印帳も人気を集めています。中には、職人が一点ずつ手作業で仕上げた高級タイプもあり、記念品としても価値があります。
伊勢神宮以外の御朱印帳との違い
全国の有名神社でも御朱印帳は頒布されていますが、伊勢神宮の御朱印帳はその「格式」と「静謐さ」が特徴。
派手な装飾ではなく、白と金、紺と金といったシンプルで神聖な色合いが多く、見るだけで心が清められるような雰囲気があります。
また、伊勢神宮では「内宮」と「外宮」を両方巡拝してこそ参拝が完結するという考え方があるため、御朱印帳を分けて集めるのも良い方法です。
伊勢神宮の御朱印帳はどこで買える？まとめ
伊勢神宮の御朱印帳は、内宮と外宮の授与所でのみ頒布される公式授与品が基本です。通販やオンライン販売は行われていないため、現地参拝時に授与所で直接受け取るのが確実です。
また、伊勢志摩エリアでは神宮モチーフの記念御朱印帳も数多く販売されており、デザイン性の高い一冊を選ぶ楽しみもあります。
御朱印帳は、神様とのご縁を記す大切な記録帳。
伊勢の清らかな空気に包まれながら、自分だけの一冊を手にしてみてはいかがでしょうか。
