最近、「こだわり酒場のレモンサワー9度が売ってない」「どこにも見当たらない」という声がSNSで多く見られます。
この“9度”といえば、シリーズの中でもキリッとした飲みごたえで人気の高い一本でした。では、本当に販売終了してしまったのでしょうか？
この記事では、販売終了の真相や背景、今後の再販の可能性について詳しく見ていきます。
こだわり酒場のレモンサワー9度とは？人気の理由をおさらい
「こだわり酒場のレモンサワー」シリーズは、サントリーが手がける定番チューハイブランド。
居酒屋の味を家庭でも楽しめるように作られた商品で、レモンをまるごと漬け込んだ浸漬酒を使っているのが特徴です。
なかでも「9度」タイプ（旧名：こだわり酒場のレモンサワー キリッと男前、後にこだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口へリニューアル）は、アルコール度数9％の強め仕様。
ガツンとした飲みごたえと爽快な酸味のバランスが好評で、「仕事終わりの一杯にちょうどいい」「レモンの苦みが本格的」といった口コミが多く寄せられていました。
シリーズの中には5％・7％といった度数違いもありますが、9度は“ストロング系レモンサワー”として独自の存在感を放っていた商品です。
「販売終了」の噂が広がったきっかけとは？
SNSや一部のニュースサイトで、「こだわり酒場のレモンサワー9度が販売終了した」と話題になったのは2024年末頃から。
特にX（旧Twitter）では次のような投稿が相次ぎました。
「あたしの愛するこだわり酒場のレモンサワー9度が生産中止と聞いてショック」
「こだわり酒場のレモンサワー9度、店頭から消えた…」
こうした投稿が拡散され、「販売終了では？」という憶測が広がっていきました。
実際、2025年に入ってから一部スーパーやコンビニでは棚から姿を消しており、「在庫限り」「販売終了」の表記を出す店舗も見られます。
さらに、ヨドバシ.comなどの通販サイトでも「販売終了しました」と表示されているケースが確認されています。
これにより、「公式発表はまだだけど、実質的に終売なのでは？」と感じた消費者が増えたのです。
サントリー公式の見解と流通状況
現時点で、サントリー公式サイトには「こだわり酒場のレモンサワー9度」の明確な“終売告知”は掲載されていません。
ただし、製造終了商品一覧ページにシリーズ関連の記載が見られるため、ラインナップの整理・切り替えが進んでいると考えられます。
流通面では、ECサイトや業務スーパーでは在庫が一部残っているものの、全国的には入手が難しくなっています。
特にコンビニエンスストアでは、5％や7％など低度数のバリエーションだけが並ぶようになりました。
つまり、公式には「販売終了」と明言されていないものの、実質的に終売状態といえそうです。
なぜ9度仕様が販売中止・縮小されたのか？4つの背景
1. ストロング系チューハイ市場の縮小
ここ数年、アルコール度数8％以上の“ストロング系”チューハイの需要が落ち着いています。
健康志向の高まりや飲酒量を控える動きが強まっており、メーカー各社が高アルコール商品の見直しを進めています。
サントリー以外でも、「氷結ストロング」や「-196℃ストロングゼロ」の一部フレーバーが販売終了になるなど、全体的な傾向としてストロング市場が縮小傾向にあります。
2. シリーズの再編・リニューアル
メーカー側では、商品の重複や販売効率を見直し、人気の度数や味わいに絞るケースがあります。
「こだわり酒場のレモンサワー」も例外ではなく、5％や7％の“飲みやすいタイプ”が主流になりつつあります。
そのため、販売量の少ない9度仕様を整理し、ブランド全体をより広い層に訴求する戦略へシフトしたとみられます。
3. コストと製造ラインの効率化
高アルコール仕様は原料コストや製造コストが高く、売上が限定的な場合は採算が取りづらいとされています。
また、同一ブランドで複数のアルコール度数を展開すると、物流や製造ラインの負担も増大します。
これらの理由から、企業側が採算性を考慮して生産を終了した可能性があります。
4. 小売店での取り扱い縮小
スーパーやコンビニの棚は限られており、売れ筋商品の優先度が高くなります。
販売回転率の低い商品は自然と入荷が減り、「見かけなくなった＝終売？」という印象を与えることがあります。
地域によってはまだ販売している店舗もあるため、エリア差にも注意が必要です。
再販やリニューアルの可能性は？
ファンからの要望が多いこともあり、再販の可能性はゼロではありません。
サントリーは過去にも、人気商品の「限定復刻」や「期間限定再発売」を行った実績があります。
また、SNS上でも再販を望む声が多数寄せられていることから、メーカーが動向を注視している可能性もあります。
ただし現時点では、公式サイト・ニュースリリース・広報から「再販予定」などの発表は確認されていません。
復活を期待する場合は、公式SNSやニュースページを定期的にチェックしておくのがおすすめです。
入手できる場所と代替商品の選び方
もし「どうしても飲みたい」という場合、次の方法を試してみると入手できる可能性があります。
- 通販サイトで探す：Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、在庫限りで販売している出品者がいます。
- 業務スーパーやディスカウントストア：地方の在庫が残っている場合があり、思わぬ場所で見つかることも。
- 酒屋・リカーショップ：卸問屋経由で在庫を確保している店舗が存在します。
ただし、購入時には賞味期限や状態を必ず確認しましょう。
アルコール9％という度数の高さから、飲む際も体調に配慮が必要です。
代替品としては、同シリーズの「こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン（5％）」や「同7％タイプ」が候補になります。
味わいはやや軽やかですが、同じ“居酒屋系レモンサワー”のコンセプトを楽しめます。
今後のこだわり酒場のレモンサワーシリーズはどうなる？
「こだわり酒場のレモンサワー」自体は、シリーズ全体としては引き続き人気を維持しています。
コンビニ限定・期間限定の新フレーバーも登場しており、ブランドとしては拡大傾向にあります。
つまり、9度仕様は姿を消しつつあるものの、シリーズ全体は継続中です。
時期を変えて再び“限定復活”のような形で戻ってくる可能性もありそうです。
こだわり酒場のレモンサワー9度が販売終了？まとめ
ここまで見てきたように、「こだわり酒場のレモンサワー9度」は公式に販売終了と明言されていませんが、流通面ではほぼ終売状態です。
背景にはストロング系チューハイ市場の縮小やシリーズ再編の流れがあり、時代の変化に合わせた整理の一環といえます。
一方で、ファンの声が多いことから、今後の再販やリニューアルも期待できるでしょう。
見かけたらぜひ確保しておきつつ、最新情報をチェックしておくのがおすすめです。
「もう飲めない」と諦めるのはまだ早いかもしれません。
こだわり酒場のレモンサワーシリーズの動向を追いながら、次なる“あの味”の再登場を楽しみに待ちたいところです。
