「埼玉銘菓として有名な十万石饅頭(じゅうまんごくまんじゅう)って、東京でも買えるの?」──そんな疑問を持ったことがある人は多いのではないでしょうか。テレビCMの「うまい、うますぎる」のフレーズで知られるこのお饅頭、実は東京でも一部店舗やイベント、通販を通して購入できるんです。この記事では、東京で十万石饅頭を手に入れるための方法を、実際の販売店やオンラインショップの情報をもとに詳しく紹介します。
十万石饅頭とは?「うまい、うますぎる」でおなじみの埼玉銘菓
まずは簡単に、十万石饅頭についておさらいしましょう。
十万石饅頭は、埼玉県行田市に本店を構える「株式会社十万石ふくさや」が製造・販売する和菓子です。北海道産の小豆を使用したこしあんを、国産米を使った薄皮で包み、しっとりと蒸し上げた饅頭。余計な添加物を使わず、素朴ながらも上品な甘さが特徴です。
「うまい、うますぎる」のキャッチコピーは、埼玉県民にはおなじみ。テレビ埼玉のCMで何度も放送され、県外にもその名を広めるきっかけとなりました。
東京で十万石饅頭は買えるのか?
結論から言うと、「東京でも十万石饅頭を買う方法はあります」。ただし、常設店舗は限られており、販売の中心はあくまで埼玉県内です。そのため、東京では一部百貨店・催事・駅構内の期間限定ショップなどで手に入るケースが多くなっています。
では、実際にどこで購入できるのでしょうか。以下で詳しく見ていきます。
東京で十万石饅頭を買える店舗一覧
1. 池袋東武百貨店(催事出店)
池袋駅直結の東武百貨店では、定期的に「埼玉物産展」や「北関東うまいもの市」などの催事が開催されており、その際に十万石饅頭が登場することがあります。開催時期は年数回ですが、イベントのたびに多くのファンが詰めかける人気ブースです。
出店情報は東武百貨店の公式サイトや、十万石ふくさやの公式SNSで事前に発表されるので、気になる方はチェックしておくと安心です。
2. 上野松坂屋・日本橋高島屋などの百貨店催事
東京の主要百貨店では、地方銘菓フェアや「ご当地うまいもの展」などの企画で、十万石饅頭が登場することがあります。特に上野や日本橋といった地域では、埼玉県との交通アクセスが良いため、出店頻度が比較的高い傾向にあります。
ただし、常設ではないため、販売時期や数量は限定的。購入を狙うなら、催事スケジュールを事前に確認するのが確実です。
3. 東京駅構内(期間限定ショップ)
東京駅の「グランスタ」や「銘品館」などでも、期間限定で十万石饅頭が販売されることがあります。新幹線や在来線を利用する旅行客をターゲットにしたフェアで、行田や川越など埼玉銘菓コーナーとして並ぶことが多いです。
販売時期は主に春や秋など観光シーズンに合わせて行われるため、出張や旅行のついでにチェックしてみると良いでしょう。
東京から行ける埼玉の十万石饅頭直営店
東京では常設店がないため、確実に手に入れたい場合は埼玉県内の直営店を訪れるのがおすすめです。都心から電車で1時間前後でアクセスできる店舗も多く、週末のお出かけにもぴったりです。
代表的な店舗をいくつか挙げます。
- 十万石饅頭 行田本店(埼玉県行田市行田20-15)
工場併設でできたてのお饅頭が味わえる本店。包装なしの「バラ売り」も人気です。 - 十万石饅頭 大宮駅構内店(エキュート大宮内)
東京からのアクセスも良く、最寄りの常設販売店として便利。出張帰りやお土産にも最適。 - 十万石饅頭 川越店/熊谷店/浦和コルソ店
それぞれ駅近で、電車一本で行ける立地。観光ついでに立ち寄りやすいのも魅力です。
これらの店舗は公式サイトの「店舗一覧」からも確認できます。
通販で十万石饅頭を購入する方法
「東京に行く時間がない」「催事のタイミングが合わない」という方には、通販が最も便利な選択肢です。十万石饅頭は公式オンラインショップのほか、大手通販サイトでも取り扱いがあります。
十万石饅頭公式オンラインショップ
十万石ふくさやの公式通販サイトでは、定番の「十万石饅頭」のほか、どら焼き・最中・詰め合わせなども購入可能。冷凍便ではなく常温発送で届くため、届いたその日から楽しめます。熨斗やギフト包装にも対応しており、贈り物にも人気です。
楽天市場・Yahoo!ショッピング
一部の百貨店や地方特産品ショップが、楽天市場やYahoo!ショッピングで十万石饅頭を取り扱っています。送料や発送日が異なるため、複数店舗で比較するとよいでしょう。
Amazonでの取り扱い状況
Amazonでは、現在のところ「十万石饅頭」の直接販売は少なく、転売や個人出品が中心となっています。公式ショップではない場合、賞味期限や配送状態を確認してから購入するのがおすすめです。
十万石饅頭の味と人気の理由
十万石饅頭は、ふっくらと蒸された生地と、なめらかなこしあんの絶妙なバランスが特徴です。砂糖の甘さが控えめで、後味がすっきりしているため、甘いものが苦手な人にも食べやすいと評判です。
素材にもこだわりがあり、北海道産小豆を丁寧に炊き上げたあんと、国産米粉を使用した皮が見事に調和しています。日持ちは3〜4日程度と短めですが、それも無添加・無保存料である証。まさに「素朴だけど、うますぎる」味わいです。
東京で手に入らないときの代替品・類似商品
「今すぐ十万石饅頭が食べたいけど、東京では売っていない」という場合は、似たタイプの和菓子で代用するのも一つの手です。
- 塩瀬総本家の饅頭(東京都中央区)
江戸時代から続く老舗の酒饅頭で、しっとりとした皮と上品なこしあんが特徴。 - 満願堂の芋きん(浅草)
皮の風味と優しい甘さの餡が十万石饅頭に通じる味わい。 - 船橋屋のくず餅(亀戸)
同じく江戸の伝統和菓子として人気。和菓子好きなら一度は試す価値あり。
もちろん、本家・十万石饅頭の「うまい、うますぎる」味は唯一無二ですが、東京の和菓子屋巡りもまた楽しい体験になるでしょう。
購入時の注意点と保存方法
十万石饅頭は保存料を使っていないため、購入後は早めに食べるのが基本です。常温保存で3〜4日ほどが目安。冷蔵庫に入れると皮が硬くなりやすいため、直射日光や高温を避けた涼しい場所で保管しましょう。
もし食べきれない場合は、冷凍保存も可能です。自然解凍すれば風味を損なわずに楽しめます。
東京で十万石饅頭を探すときのコツ
- 百貨店の催事情報をチェック
「埼玉物産展」「関東銘菓フェア」などのイベント名で検索すると出店情報が見つかります。 - 十万石ふくさやの公式SNSをフォロー
最新の出店情報や限定商品情報が発信されています。 - 通販サイトでの在庫を確認
催事のない時期でも、オンラインで常時注文できるルートを確保しておくと安心です。
東京で十万石饅頭は買える?まとめ
東京では常設店舗はないものの、百貨店の催事や駅構内の期間限定ショップで手に入ることがあります。また、埼玉の直営店も東京からアクセスしやすく、週末のお出かけにもおすすめです。さらに、公式オンラインショップや大手通販サイトを利用すれば、自宅でも手軽に購入可能です。
ふわっとした薄皮と上品なこしあんが織りなす、十万石饅頭ならではの味。次に「うまい、うますぎる」とつぶやくのは、きっとあなたかもしれません。
