埼玉県のお土産といえば、真っ先に名前が挙がるのが「十万石饅頭」。
「うまい、うますぎる」のキャッチコピーでおなじみの銘菓ですが、実際にどこで買えるのか、埼玉以外でも手に入るのか気になる方も多いはずです。
この記事では、十万石饅頭が買える場所、東京での入手方法、通販の活用法まで詳しく紹介します。
十万石饅頭とは？「うまい、うますぎる」誕生の背景
十万石饅頭は、埼玉県行田市に本店を構える和菓子店「十万石ふくさや」が製造・販売する薯蕷（じょうよ）まんじゅうです。
ふわりと香る山芋入りの皮と、なめらかなこしあんが絶妙なバランスで、甘すぎず上品な味わいが特徴。
国産つくね芋を使用し、北海道十勝産の小豆を炊き上げた餡を包んでいます。
名前の由来は、行田が江戸時代に「忍藩十万石」として知られていたことから。
また、棟方志功がその味に感動して発した「うまい、うますぎる！」という言葉がそのままCMキャッチコピーになり、いまでは埼玉県民なら誰もが知るフレーズになりました。
埼玉県内での購入方法：直営店と主要販売店
一番確実に十万石饅頭を購入できるのは、十万石ふくさやの直営店舗です。
埼玉県内には20店舗以上あり、行田本店をはじめ、主要都市の駅前や商業施設に広く展開しています。
代表的な店舗は以下のとおりです。
- 行田本店（埼玉県行田市旭町）
- さいたま東浦和店
- 上尾愛宕店
- 春日部店
- 川越丸広店
- 鴻巣吹上本町店
いずれの店舗でも定番の十万石饅頭に加え、季節限定の和菓子や詰め合わせセットも販売されています。
手土産用に包装してもらうこともできるため、観光や帰省時の利用にも便利です。
大宮駅や百貨店で買える？通勤・旅行中の入手スポット
「埼玉にはなかなか行けないけど、通勤途中で買いたい」という方に朗報です。
大宮駅構内や百貨店でも十万石饅頭を取り扱う店舗があります。
- NewDays大宮店（駅ナカのコンビニ）
- そごう大宮店（食品売り場内の銘菓コーナー）
この2ヶ所は在庫が安定しており、夕方前に売り切れることは少なめ。
出張や旅行の帰りに購入する人も多く、駅利用者にとってはありがたい存在です。
東京で十万石饅頭は買える？
「十万石饅頭は東京では買えないの？」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言うと、常設で販売している店舗は非常に限られています。
現時点で確認されている主な販売場所は次の通りです。
- 日本橋の埼玉アンテナショップ（コレド室町など）
- NewDays三鷹店（入荷時期による）
- ナチュラルローソン新宿駅西店（期間限定販売）
これらは入荷タイミングが不定期で、常に販売されているわけではありません。
特に都内の販売は催事出店のケースが多く、「埼玉物産展」や「地方銘菓フェア」などで期間限定販売されることが一般的です。
最新情報は十万石ふくさや公式サイトや百貨店のイベント情報をチェックするのが確実です。
通販で購入する方法：公式サイトと大手通販モール
「確実に手に入れたい」「贈り物として送りたい」場合は、通販が最も便利です。
十万石饅頭は以下の通販サイトから購入できます。
- 十万石ふくさや公式オンラインショップ
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
公式通販では製造直後に発送されるため、品質面で最も安心です。
ただし、十万石饅頭は賞味期限が約4〜6日間と短いため、届いたら早めに食べることをおすすめします。
また、通販サイトによっては「5個入り」「10個入り」「15個入り」など、箱サイズが選べます。
贈答用にはのし対応商品もあるため、お中元やお歳暮にも人気です。
ふるさと納税でも手に入る
十万石饅頭は、ふるさと納税の返礼品としても提供されています。
行田市や周辺自治体がふるさとチョイスや楽天ふるさと納税を通じてセット商品を出品しており、寄付金額に応じて詰め合わせが届きます。
お得に応援しながら銘菓を楽しめる方法として注目されています。
十万石饅頭が買えるイベントや催事情報
十万石饅頭は、埼玉県の銘菓として百貨店や大型商業施設の催事に出店することもあります。
「全国うまいもの展」「埼玉フェア」「ご当地銘菓まつり」といったイベントでは、数量限定で販売されることがあります。
東京や横浜など関東圏の百貨店でも時折登場するため、見かけたら迷わず購入しておきたいところです。
特に秋から年末にかけては催事出店が増える傾向があります。
新宿伊勢丹、渋谷東急、銀座松屋などで開催される「全国銘菓展」でも出品歴があります。
「うまい、うますぎる」は伊達じゃない：味の秘密
十万石饅頭の最大の魅力は、やはりその食感と風味のバランス。
蒸したての皮はほのかに弾力があり、芋の香りが鼻に抜けます。
中のこしあんは甘さ控えめで、舌に残らないすっきりとした後味。
和菓子に慣れていない人でも食べやすい上品な味わいです。
一見シンプルなまんじゅうですが、職人の手仕事と素材へのこだわりが詰まっています。
日持ちが短いのも“できたての風味を味わってほしい”という思いの表れです。
ギフトにも最適：埼玉土産の定番
十万石饅頭は、埼玉の地元客だけでなく県外から訪れる観光客にも人気です。
パッケージも落ち着いた和風デザインで、年齢を問わず喜ばれるお土産として定番。
5個入りから大箱まで豊富なラインナップがあり、贈答用や法要・行事のお供えにも利用されています。
また、近年では浦和レッズとのコラボパッケージや、季節限定デザインの販売もあり、コレクション目的で購入するファンも増えています。
まとめ：十万石饅頭は埼玉でどこで買える？
改めて整理すると、十万石饅頭は以下の方法で購入できます。
- 埼玉県内の十万石ふくさや直営店（行田・大宮・川越など）
- 大宮駅構内のNewDays、そごう大宮店などの百貨店売場
- 東京では日本橋のアンテナショップや一部NewDaysなどで限定入荷
- 公式通販・Amazon・楽天市場などのオンライン販売
- 催事イベントやふるさと納税経由の入手
埼玉でしか買えないイメージがありますが、通販や催事をうまく利用すれば東京や他県からでも味わえます。
「うまい、うますぎる」のフレーズ通り、一度食べれば忘れられない上品な甘さ。
次に埼玉を訪れるときは、ぜひ本店や直営店でできたてを試してみてください。
十万石饅頭は、まさに“埼玉の誇り”と呼ぶにふさわしい逸品です。
