「塩化マグネシウムって、どこで買えるの？」
料理や入浴、美容や健康など、使い道が幅広いこの成分。実は用途によって買える場所や商品が違うんです。この記事では、ドラッグストアやスーパー、ホームセンター、そしてネット通販まで、最新の販売状況をまとめて紹介します。
塩化マグネシウムとは？まずは基本をおさらい
塩化マグネシウム（Magnesium Chloride）は、マグネシウムと塩素の化合物で、日常生活ではかなり多用途に使われています。
・豆腐づくりの「にがり」
・お風呂の入浴剤（バスソルト）
・ミネラル補給用の健康食品
・融雪剤や凍結防止剤
と、目的によって「食品」「美容」「工業用」などカテゴリが分かれています。同じ名前でも中身の純度や安全性が異なるため、購入前に必ず“用途を確認する”ことが大切です。
ドラッグストアでの取り扱い
まず気になるのが、近くのドラッグストア。
マツモトキヨシやウエルシア、ツルハドラッグなどでは、「塩化マグネシウム」という商品名で並んでいることは少なく、「にがり」や「入浴剤」として売られているケースが多いです。
健康食品コーナーには液体タイプのにがり、バス用品コーナーにはフレーク状や粉末タイプの入浴剤があります。
ただし、店舗ごとに扱いが違うため、確実に手に入れたい場合は事前に在庫を確認するか、店舗検索で「塩化マグネシウム」や「にがり」で探してみると良いでしょう。
スーパーで買える？意外と見つかる「にがり」
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーでは、食品添加物としての塩化マグネシウム、つまり「にがり」が調味料コーナーに置かれていることがあります。
特に、豆腐づくりや料理に使えるタイプが多く、ミネラル補給用に飲み物へ数滴入れるなどの使い方も紹介されています。
ただし、すべての店舗にあるわけではありません。地域によっては扱いがないこともあるため、大型スーパーや健康志向の品ぞろえが豊富な店舗を狙うのがコツです。
ホームセンターで買える塩化マグネシウム
カインズやコメリ、コーナンなどのホームセンターでも塩化マグネシウムを見つけることができます。ただし、ここでの主力は「融雪剤」や「凍結防止剤」などの工業用・家庭用タイプ。
見た目は似ていますが、これらは食品用ではないため、口に入れたり入浴剤として使うのはNGです。
食品や美容目的の場合は「食品添加物」や「バスソルト」と明記されたものを選びましょう。
ドン・キホーテやバラエティショップの状況
ドン・キホーテなどのディスカウントストアにも、ミネラル補給グッズや健康系コーナーで「にがり」やマグネシウム関連商品が並ぶことがあります。
また、入浴剤コーナーには「塩化マグネシウム配合バスソルト」も登場することがあるので、店頭チェックしてみる価値はあります。
ただし、在庫やラインナップは店舗によってまちまち。小規模店舗だと置いていないことも多いので、確実に欲しい場合はネット通販の方が早いでしょう。
ネット通販なら確実に手に入る
最も確実なのがAmazonや楽天市場などの通販サイトです。
塩化マグネシウムは形状・容量・用途が豊富に揃っており、レビューや説明も充実しています。
・食品用（にがり・粉末タイプ）
・入浴剤用（フレーク・粒状）
・業務用（大容量タイプ）
たとえばAmazonでは、500g〜3kgの粉末・フレークタイプが人気。楽天市場では、24kgなどの業務用パックも販売されています。
食品添加物規格のものを選べば、豆腐作りや料理用として安心して使えます。
特に**NICHIGA**などの専門メーカーは、食品用と入浴用を明確に分けて販売しているので、用途に合わせて選びやすいです。
用途別の選び方
塩化マグネシウムは、同じ名前でも使い道がまったく違います。
用途別に見ると、次のように選ぶのが安心です。
1. 食品用（調理・ミネラル補給）
→ 「食品添加物」や「食用」と書かれたものを選ぶ。液体にがりや粉末タイプが一般的。
2. 入浴用（美容・リラックス目的）
→ 「バスソルト」や「入浴剤」として販売されている製品を選ぶ。肌用に精製されたタイプ。
3. 工業用（融雪剤・防塵剤など）
→ 食用・美容用途では使用不可。用途が限定されているため注意。
購入時はパッケージの用途表示を必ずチェックし、「食用」なのか「入浴用」なのかを見極めることが大切です。
価格帯の目安
通販での価格相場をざっくりまとめると次の通りです。
・粉末（900g前後）：1,000円前後
・フレーク（3〜5kg）：2,000〜4,000円ほど
・業務用（20kg超）：7,000円前後
容量が多いほど1gあたりの単価は安くなります。
日常的に使うなら1〜3kg程度がちょうどいいバランスです。保管は湿気に注意し、しっかり密閉しておきましょう。
塩化マグネシウムを使うときの注意点
- 食品と非食品を混同しない
ホームセンターの融雪剤を料理や入浴に使うのは危険。必ず用途に合った製品を選ぶこと。 - 吸湿性が高い
湿気を吸いやすいので、開封後は密閉容器に保存を。 - 飲み過ぎに注意
ミネラル補給用として摂取する場合は、表示の用量を守る。過剰摂取はお腹をゆるくすることも。 - 肌に使う場合はパッチテストを
敏感肌の人は、少量で試して刺激がないか確認を。
安全性は高い成分ですが、使い方を誤るとトラブルの原因になるので注意が必要です。
こんな人におすすめ
・豆腐づくりをしてみたい人
・天然ミネラルを取り入れたい人
・入浴剤でリラックスしたい人
・冬場の凍結対策をしたい人
一見同じ「塩化マグネシウム」でも、ライフスタイルに合わせて選ぶと便利に使えます。
まとめ｜塩化マグネシウムはどこで買える？
塩化マグネシウムは、用途ごとに買える場所が変わります。
・ドラッグストア：にがり・入浴剤タイプ
・スーパー：調味料コーナーのにがり
・ホームセンター：融雪剤（工業用）
・ドン・キホーテ：健康グッズやバスソルト
・Amazon・楽天：食品用・入浴用が豊富
つまり、「何に使いたいか」で探す場所を決めるのがポイント。
食用や美容目的なら、ネット通販の食品添加物・入浴剤カテゴリが最も確実で、品質も安定しています。
塩化マグネシウムは身近にあるけれど、意外と知られていない万能アイテム。
自分の目的に合わせて選べば、料理にも美容にも役立つ頼れる存在です。
