大切なものをしまっておくための「桐箱」。
昔ながらの日本の収納として知られていますが、実際のところ、どこで買えるのか迷う人も多いですよね。この記事では、桐箱が買えるお店を、無印良品やニトリ、ホームセンター、ネット通販などを中心に比較しながら紹介します。用途別の選び方や価格帯も一緒に見ていきましょう。
桐箱とは?なぜ人気があるのか
桐箱(きりばこ)は、日本の伝統的な収納箱。素材に使われる桐はとても軽く、湿度の変化にも強い木材です。
そのため、衣類や貴重品、工芸品などの保存にぴったり。防虫性にも優れており、「着物を入れるなら桐箱」という考え方が今でも根強く残っています。
最近では、着物収納だけでなく、アクセサリーや小物、ギフト包装用としても人気が再燃。見た目も上品で、和風インテリアとして部屋に置いてもおしゃれです。
桐箱が買える場所まとめ
桐箱は意外といろいろな場所で手に入ります。実店舗で見て買いたい人、ネットで手軽に探したい人、それぞれに合った選び方があります。
ホームセンター(カインズ・コーナン・DCM・ビバホームなど)
身近なホームセンターでも桐箱は販売されています。
カインズやコーナンなどでは、衣装ケースや収納箱タイプの桐箱が多く、日常使いにぴったり。価格帯は1,000円前後からと手ごろで、サイズ展開も豊富です。
例えばカインズでは、A4サイズの桐ボックスや衣類収納用の大箱などが人気。コーナンでは小物収納や引き出し型の桐箱が見つかることもあります。
実物を見て選べるのがホームセンターの強みで、素材感やサイズ感を確認したい人には特におすすめです。
無印良品
「無印の桐箱が気になる」という人も多いですが、実は無印良品では“桐製の収納箱”として明記されている商品は多くありません。
ただし、木製の収納ボックスやデスク上の整理箱など、見た目や用途が近い商品は多数あります。
無印の良さは、なんといってもシンプルで統一感のあるデザイン。桐箱にこだわらない人や、ナチュラルな木製ボックスを探している人には十分満足できるラインナップです。
ただし「桐素材」と明記がない商品もあるため、購入前に素材表記を確認しておきましょう。
ニトリ
ニトリにも「桐収納シリーズ」と呼ばれる商品があり、ネット通販・店頭の両方で購入できます。
桐製の衣装ケースや押し入れ収納がメインで、価格帯は2,000〜10,000円ほど。桐収納シリーズをはじめ、桐材を使った家具・収納用品を多く取り扱っているのが特徴です。
たとえば「桐衣装ケース 3段」などは人気商品で、湿気がこもりにくく衣類の保存にも最適。
家具と一緒にコーディネートしたい人や、まとまった収納を探している人におすすめです。
ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)
桐箱の種類が最も豊富なのがネット通販。
Amazonでは「桐箱」で検索すると数千件以上ヒットし、ギフト用の小箱から衣装収納用の大箱まで幅広いラインナップが揃っています。
楽天市場でも「総桐」「着物収納」「雛人形用」など、用途別に絞り込みやすく、レビューを見ながら比較検討できるのが魅力です。
特に人気が高いのは、創業百年以上の「増田桐箱店 桐箱 葉書サイズ」など、老舗メーカーの桐箱。職人が手掛けた本格派の作りで、ギフト用にも安心です。
ネット通販のメリットは、自宅にいながら希望のサイズやデザインを選べること。
また、レビューで使い心地を確認できるため、初めて買う人でも安心です。
百貨店・桐箱専門店
より上質な桐箱を探しているなら、百貨店や専門店もチェックしてみましょう。
高島屋や伊勢丹などでは、伝統工芸品としての桐箱を取り扱っており、ギフト用や工芸品収納にぴったり。
職人による手仕上げの商品も多く、桐の香りや木目の美しさが感じられるものが揃っています。
また、東京・浅草にある「箱義桐箱店」や、オンライン対応の「桐箱屋さん」では、サイズオーダーや仕切り付きなど、用途に合わせたオーダーメイドも可能。
大切な思い出の品を長く保管したい人や、贈り物用に特別な桐箱を用意したい人にぴったりです。
100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
意外かもしれませんが、100円ショップでも小型の桐箱風商品が売られています。
ただし、桐素材ではなく他の軽木材が使われている場合も多いので注意が必要。
小物入れやDIY素材として使う分には十分ですが、湿度調整や防虫を期待する用途にはあまり向きません。
価格を抑えておしゃれな収納を楽しみたい人や、ハンドメイド好きの方にはおすすめです。
桐箱の価格帯と用途別の選び方
桐箱の価格は、サイズや素材の質によってかなり幅があります。
- 小物用の桐箱:500〜3,000円程度。アクセサリーや文具、ギフト包装にぴったり。
- 衣装ケースサイズ:3,000〜10,000円前後。着物や季節の衣類収納に最適。
- 特注・高級品:10,000円以上。漆塗りや彫刻入り、オーダーメイド対応など。
選び方のポイントは「何を入れるか」。
小物を整理するなら軽くて小さいものを、湿気や虫を避けたい衣類や貴重品なら総桐材を選びましょう。
また、引き出し型・フタ付き・仕切り付きなど、形状も使いやすさを左右します。
ネットで購入する場合は、寸法をしっかり確認することが大切です。
レビューを見て実際のサイズ感や質感をチェックすると失敗が少なくなります。
桐箱のメリットを最大限に活かす使い方
桐箱の魅力は、やはり「湿度調整力」と「防虫性」。
梅雨の時期でも中身がカビにくく、虫食いを防げるのが最大の利点です。
ただし、使い方次第でその性能が変わることもあります。
直射日光を避け、風通しのいい場所に置くこと。密閉しすぎないように注意し、定期的にフタを開けて空気を入れ替えると、より長持ちします。
衣類収納に使う場合は、防虫剤を入れるよりも、桐そのものの力で守るのが理想的。
ギフト用に使う場合は、包装を簡単にして桐の木目を活かすと高級感が増します。
ネット通販で失敗しないコツ
ネットで桐箱を買うときは、以下の点を意識すると安心です。
- 素材表記を確認(「総桐」かどうか)
- レビュー評価をチェック
- サイズ表記をしっかり見る
- 返品対応の有無も確認
特に「総桐」と書かれているものは湿気・虫に強く、本格的な品質。
一方、合板や桐風仕上げの商品は軽くて安価ですが、保存目的よりも見た目重視向きです。
レビューを読めば、木の香り・重さ・仕上がりなどリアルな感想が得られます。
写真だけで判断せず、口コミを参考に選ぶのがコツです。
桐箱はどこで買える?まとめ
桐箱は、ホームセンターから百貨店、ネット通販まで幅広い場所で買えます。
予算や用途に合わせて、自分に合った方法で選びましょう。
- 手頃に探すなら ホームセンター や ニトリ
- デザイン重視なら 無印良品 や 雑貨店
- 種類重視なら Amazon・楽天市場
- 高品質を求めるなら 専門店や百貨店
- お試し・DIY用なら 100均
桐箱は日本の気候に合った収納アイテム。
シンプルながら機能的で、長く使える良さがあります。
ぜひあなたの暮らしに合う桐箱を見つけて、大切なものを安心して保管してください。
