書類を訂正するときに必要になる「訂正印」。普段あまり使う機会がないものの、急に必要になって焦る人も多いですよね。いざ探そうとすると「どこで売ってるの?」「100均にもあるの?」と迷ってしまう方も多いはず。
ここでは、訂正印が買える場所を文房具店・通販サイト・100円ショップなどに分けて詳しく紹介します。実際の購入方法や選び方のポイントもまとめているので、初めて買う方にも参考になるはずです。
訂正印とは?基本のサイズと用途をおさらい
訂正印は、書類の誤字や修正箇所に押すための小さな印鑑です。直径6mm前後の丸型が一般的で、名字だけが彫られたタイプが多く使われます。企業や役所などの正式な文書では、修正箇所の横にこの小さな印を押すことで、「訂正が本人によるもの」と示す役割を持っています。
いわば「訂正の証拠印」であり、ビジネス書類や契約書の訂正に必須のアイテムです。家庭では使う機会が少ないかもしれませんが、就職活動や引っ越し、各種申請書などで必要になることもあります。
文房具店で買える訂正印
一番身近で確実なのが、街の文房具店や事務用品店です。店舗によっては印鑑専門コーナーがあり、「訂正印」「ネーム印」「豆印」などの名前で販売されています。
- 大型文具店(世界堂・事務キチなど)
文房具に特化しているお店では、定番の名字やサイズがそろっています。小型の印鑑ケースに並んでいることが多く、スタッフに「訂正印ありますか?」と聞けば案内してもらえます。 - 書店併設の文具コーナー
丸善、紀伊國屋書店などの大型書店では、筆記具と一緒に印鑑類を扱っている店舗もあります。簡単な訂正印ならすぐに購入できる場合があります。 - スーパーや量販店内の文具売場
イオンやイトーヨーカドーの文具コーナーでも、既製の訂正印が販売されています。書類用品コーナーや印鑑ケース付近を探してみましょう。
文房具店の良いところは、実物を手に取ってサイズ感や文字の見やすさを確認できること。急ぎで必要なときにも便利です。
はんこ屋・印鑑専門店で注文する
より確実に自分の名字入りの訂正印を入手したいなら、はんこ屋さんでの注文がおすすめです。
「はんこ屋21」「大黒屋印房」「伊勢丹の印章店」などでは、素材や書体を選んで自分専用の訂正印を作れます。
小型のものなら即日作成に対応してくれる店舗もあります。珍しい名字や旧字を使う場合は、既製品では見つからないことが多いため、こうした専門店でのオーダーが確実です。
素材は柘(つげ)、黒水牛、チタンなどが選べ、用途や耐久性に合わせて選ぶことができます。価格はおおよそ1,000円~3,000円ほど。長く使うことを考えると、きちんとした素材を選ぶ価値があります。
ホームセンターやスーパーでも買える?
意外と見落としがちなのが、ホームセンターの事務用品コーナーです。カインズ、コーナン、コメリなどの店舗では、印鑑やスタンプを扱っており、訂正印が並んでいることもあります。
特に事務用品を多く扱う大型店では、名入れ注文サービスも受け付けている場合があります。
また、イオンやヨークベニマルのような大型スーパーでも、文房具売場に小型印が置かれているケースがあります。急に必要になったときに立ち寄れる点では便利です。
ただし、店舗ごとに在庫が異なるため、確実に欲しいときは事前に問い合わせておくのが無難です。
100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)で訂正印は買える?
「できれば100円ショップで手軽に買いたい」と思う方も多いでしょう。
ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均でも、文具コーナーに小さな印鑑が並んでいることがあります。中には「訂正印」と書かれている商品もあり、定番の名字であれば見つかることもあります。
ただし、最近は取り扱いが減っており、すべての店舗で販売しているわけではありません。
特に名字の種類が限られているため、珍しい名字の方やオーダー品を探している場合は難しいことも。
また、100均の印鑑は簡易的なプラスチック製が多く、長期使用にはやや不向きです。
「とりあえず今すぐ必要」という状況なら便利ですが、正式な書類用には信頼性のある製品を選んだ方が安心です。
ネット通販で買うならどこが便利?
通販サイトなら、時間や場所に関係なく豊富な種類から選べます。名前の種類も多く、珍しい名字にも対応している点が魅力です。
- Amazon(アマゾン)
「訂正印」「シャチハタ ネーム6」などで検索すると数千件ヒットします。シャチハタタイプ、木製、キャップレスなどタイプが豊富で、翌日配送にも対応。レビューで品質を比較できるのも便利です。 - 楽天市場
名入れオーダーから既製品まで幅広くそろいます。複数本セットの割引やポイント還元もあり、まとめ買いにもおすすめです。 - Yahoo!ショッピング
印章専門店が多数出店しており、細かいカスタマイズが可能です。名入れフォントやケース付きセットなど、ギフトにも使える商品が多いのが特徴です。 - ハンコヤドットコムなど専門通販サイト
高品質素材を使った本格派の訂正印を取り扱っています。オーダーメイド対応で、珍しい漢字や旧字体も指定可能。実印や認印とセットで揃える人も多いです。
ネット通販は、種類・価格・納期すべてを比較できる点が最大の利点です。
特に急ぎでなく、品質にもこだわりたい人には最適な選択肢といえます。
訂正印を選ぶときのポイント
購入前にいくつかのポイントを押さえておくと失敗がありません。
- 用途に合ったサイズを選ぶ
訂正印は6mm前後が一般的。契約書や公文書など、スペースが狭い場合は小さめが使いやすいです。 - 素材と印面のタイプ
木製・柘・チタンなど素材によって押し心地が異なります。手軽に使いたいなら浸透印(シャチハタタイプ)が便利です。 - 既製品か名入れかを決める
一般的な名字なら既製品でもOK。珍しい名字や旧字を使う場合はオーダーがおすすめです。 - 携帯性を重視するならサンビー クイックC6 キャップレス型
ビジネスシーンで頻繁に使うなら、キャップレス型のネーム印が便利。押し間違えも少なく、インク補充も簡単です。
訂正印を購入したあとの管理方法
印鑑は日常的に使うものではないからこそ、保管にも注意が必要です。
使い終わったら印面を柔らかい布で拭き取り、ホコリやインクを残さないようにします。木製タイプは湿気に弱いので、ケースに入れて保管しましょう。
浸透印タイプの場合は、長期間使わないとインクが乾燥することがあるため、定期的に押し具合を確認しておくと安心です。
こんなときは訂正印が便利
・契約書や申込書の記載ミスを訂正したいとき
・書類の漢字を修正したいとき
・宅配伝票などの記入欄を訂正したいとき
・就職・転職活動で提出書類に修正が生じたとき
ボールペンの二重線だけでは不十分な場合もあるため、訂正印を持っておくと安心です。小さいためペンケースにも入れやすく、いざという時にすぐ使えます。
訂正印はどこで買える?まとめ
改めてまとめると、訂正印は次のような場所で購入できます。
- 文房具店・書店の文具コーナー
- はんこ屋や印鑑専門店
- ホームセンターやスーパー
- 一部の100円ショップ(店舗による)
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販サイト
すぐに必要な場合は文房具店やスーパー、確実に名前入りを入手したい場合はネット通販や専門店が最適です。
品質や用途に応じて選べば、長く使える一本が手に入ります。
訂正印は小さくても大切な役割を持つ文具です。急な書類修正にも対応できるように、ひとつ常備しておくと安心ですよ。
