空手を始めるときにまず必要になるのが「空手着」です。でも、いざ買おうとすると「どこで買えばいいの?」「初心者向けってあるの?」と迷う人も多いですよね。この記事では、初めての空手着選びに悩む方のために、購入できる場所や選び方のポイント、人気ブランドまでをわかりやすくまとめました。
空手着の基本を知っておこう
空手着(空手衣)は、上着・ズボン・帯がセットになった武道着です。白を基調としたシンプルなデザインが一般的で、素材や厚さによって着心地が大きく変わります。伝統派空手とフルコンタクト空手でも、動き方に合わせて最適なタイプが異なるのが特徴です。
初心者向けの空手着は、軽量で動きやすく、価格も手頃なものが多く販売されています。一方で、試合や昇級試験に向けてしっかりした素材を選ぶ人もいます。まずは自分の目的に合わせて、どんなタイプが合うかを知ることが大切です。
空手着はどこで買える?主な購入場所まとめ
1. ゼビオ・アルペン・ヒマラヤなどのスポーツ用品店
全国展開しているゼビオ、アルペン、ヒマラヤなどの大型スポーツショップでは、初心者向けの空手着が購入できます。店舗によっては試着もできるため、サイズ感や着心地を確認しながら選ぶことが可能です。
こうした量販店のメリットは、空手着以外にも帯やバッグ、防具などの関連用品を一度に揃えられる点。特に初めての稽古準備をする人にとっては、まとめ買いができるのは便利です。
2. センタースポーツやGrit Fight Shopなどの武道具専門店
空手経験者の多くが利用しているのが、武道具専門店です。伝統派空手用、フルコンタクト用、形(型)専用など、目的別の空手着が揃っています。素材も厚手の純綿タイプから軽量ポリエステル混まで多様で、プロ仕様の品質を求める人にもおすすめです。
東京なら水道橋周辺にあるセンタースポーツやGrit Fight Shopなど、武道用品を専門に扱う店舗が有名です。実際に生地を触って確かめられる点も、専門店ならではの魅力です。
3. 東海堂(Tokaido)・守礼堂(Shureido)・ヒロタ道衣(Hirota Dogi)などのメーカー公式ショップ
日本には、世界的にも評価の高い空手着メーカーがいくつもあります。品質を重視するなら、以下のような老舗ブランドの公式ショップをチェックしましょう。
- 東海堂(Tokaido):世界大会の公式採用ブランド。日本製で丈夫な生地が特徴。
- 守礼堂(Shureido):沖縄発の老舗メーカー。純国産の素材と仕立ての良さで人気。
- ヒロタ道衣(Hirota Dogi):軽量タイプから上級者モデルまで幅広く展開。
これらのメーカーは、各自の公式オンラインストアで直接購入できます。サイズ展開も豊富で、希望すれば刺繍入りのオーダーも可能。値段はやや高めですが、長く使える品質を求める人には最適です。
4. 通販サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)
もっとも手軽で種類が豊富なのが通販サイトです。
「初心者 空手着」や「空手衣 3点セット」と検索すると、数千円台のセット商品が多数見つかります。
人気の例としては、
- BODYMAKER 軽量空手衣 3点セット(上下+帯付き)
- 九桜 晒太綾空手衣 R9S0(しっかりした綿素材)
- ミズノ公式 空手衣シリーズ(柔らかく吸汗性に優れた生地)
レビューや星評価を参考にできる点が大きなメリットです。子ども用から大人用までサイズ展開も幅広く、配送も早いので道場の入会準備にぴったりです。
5. 道場で購入・指定モデルを注文する
多くの空手道場では、**入会時に指定の空手着**がある場合があります。
道場名や流派の刺繍が入っている場合や、同一ブランドの着用がルールとなっていることも。初めての人は、まず先生や指導員に確認してから購入するのが安心です。
道場を通じて購入すれば、サイズ選びや刺繍の指定もスムーズに進みます。特に子ども用は成長に合わせた買い替えも必要なので、道場経由で注文できると便利です。
初心者が空手着を選ぶときのポイント
空手着は見た目が似ていても、実際に着てみると違いが大きいものです。初心者の人は、以下の3つのポイントを押さえて選ぶと失敗しません。
素材の違い
- 綿100%:伝統的で肌触りが良く、丈夫。形稽古におすすめ。
- 混紡(綿+ポリエステル):軽くて動きやすく、速乾性が高い。組手向き。
- 薄手生地:軽くて乾きやすいが、摩擦には弱い。
- 厚手生地:重量感があり、張りのある見た目。上級者や大会用に人気。
サイズ選び
空手着はメーカーによって寸法が少し異なります。腕を上げたときや正座したときに突っ張らないサイズを選ぶのがポイントです。特に成長期の子どもは、少し余裕を持ったサイズが安心です。
セット内容を確認
初心者セットには「上衣・ズボン・帯」の3点が入っているものが一般的です。帯が付属しないタイプもあるため、購入前に必ずセット内容を確認しましょう。
空手着の価格帯とコスパの考え方
空手着の価格は、素材やブランドによって大きく異なります。
- 初心者・子ども向け:2,000〜5,000円前後
- 中級者・一般稽古用:6,000〜10,000円前後
- 上級者・大会用:10,000〜20,000円以上
安い空手着は軽くて扱いやすいですが、耐久性はやや低め。週に何度も稽古する人は、最初から少し良い素材を選んだ方が結果的に長持ちします。洗濯の回数も多いので、縮みが少ない素材を選ぶのも大事なポイントです。
実店舗で買うメリットと通販の使い分け
実店舗の最大のメリットは、試着して感触を確かめられること。特に初めての人は、スタッフに相談しながら購入できる安心感があります。体型や用途に合わせて、最適なサイズや素材をアドバイスしてもらえることも多いです。
一方で、通販は価格の幅が広く、種類も圧倒的。口コミやレビューで人気商品を比較でき、地方でも入手しやすい点が魅力です。できれば一度店頭でサイズを確認しておき、次回以降は通販でリピート購入する、という使い分けが理想的です。
まとめ:空手着はどこで買える?自分に合った1着を見つけよう
空手着は、スポーツ用品店・専門店・メーカー公式ショップ・通販サイト・道場など、さまざまな場所で購入できます。
初心者なら、まずは手頃な価格の3点セットから始めてみるのがおすすめ。慣れてきたら、生地やブランドにこだわって自分に合った1着を選ぶと、稽古のモチベーションもぐっと上がります。
空手は礼節と努力の武道。自分にフィットした空手着を身につければ、動きやすさだけでなく心の引き締まりも感じられるはずです。
さあ、自分にぴったりの空手着を見つけて、気持ちよく稽古を始めましょう。
