箱根観光といえば、温泉や美術館、自然を楽しむ定番の旅行先。その移動に欠かせないのが「箱根フリーパス」です。
でも、「どこで買えるの?」「事前に買った方がいい?」と悩む人も多いはず。
この記事では、箱根フリーパスの購入場所や買い方、そしてお得に入手するコツを分かりやすくまとめました。
箱根フリーパスとは?どんなチケットなのか
箱根フリーパスは、小田急電鉄が販売している箱根エリア周遊型の乗り放題チケット。
箱根登山電車やケーブルカー、ロープウェイ、観光名物の海賊船、箱根登山バスなどを、2日間または3日間自由に乗り降りできます。
さらに、箱根の人気観光施設や温泉、美術館など約70ヶ所以上で割引特典が受けられるのも大きな魅力です。
交通と観光がセットになっているため、「切符をその都度買う手間がない」「現金を出さずに移動できる」など、旅をスムーズに楽しめます。
種類は大きく2つ。
1つ目は小田急線の往復乗車券付きタイプで、東京・新宿方面から出発する人向け。
2つ目は現地(箱根エリア)発のタイプで、すでに小田原や箱根に到着している人向けです。
箱根フリーパスはどこで買える?
購入方法は複数あり、どこで買うかによって利便性が変わります。ここでは主な販売場所を紹介します。
小田急線各駅の窓口・自動券売機
小田急線の各駅(新宿、町田、藤沢、小田原など)では、有人窓口または自動券売機で購入可能です。
旅行当日に駅で買えるため、「思い立って箱根へ行く」ような場合でもすぐに対応できます。
1か月前から購入できるので、あらかじめ旅程が決まっている人は事前購入もおすすめです。
セブン‐イレブン(セブンチケット)
全国のセブン‐イレブン店内にあるマルチコピー機(セブンチケット)でも購入できます。
「自宅や職場の近くで買える」「発券手数料がかからない」点が人気。
旅行前にチケットを手にしておきたい人には便利な選択肢です。
スマホアプリ「EMot(エモット)」
最近人気が高まっているのが、デジタル版の箱根フリーパス。
小田急の公式アプリ「EMot」を使えば、スマホ上で購入・利用が完結します。
チケットを紙で持ち歩く必要がなく、紛失リスクもゼロ。
駅窓口で引き換える必要もなく、QRコードを提示するだけで乗車できます。
支払いはクレジットカードやPayPayなどにも対応しており、手軽さと利便性のバランスが非常に良い方法です。
小田急トラベルや主要旅行代理店
小田急トラベル、JTB、日本旅行などの旅行会社でも取り扱っています。
宿泊付きのプランや他の乗車券とセットになった商品を選べるため、「交通+宿泊」をまとめて予約したい人にはこちらが便利です。
箱根エリアの駅・案内所
箱根登山鉄道の主要駅(箱根湯本、強羅、早雲山など)や、バス案内所、観光案内所でも購入できます。
「すでに箱根に着いてから買いたい」という人でも問題ありません。
小田原駅でも販売しており、現地出発用のパスを購入する場合はこのルートが最も一般的です。
箱根フリーパスの買い方と使い方
購入の手順はシンプルです。利用方法も事前に知っておけばスムーズに旅が始められます。
駅での購入
駅窓口なら「箱根フリーパスをお願いします」と伝えるだけ。
2日間または3日間有効のどちらにするかを選び、支払いを済ませるとすぐにチケットが発行されます。
自動券売機でも「フリーパス」メニューから選択でき、購入後すぐに利用可能です。
スマホでの購入(EMot)
アプリ「EMot」をダウンロードし、メニューから「箱根フリーパス」を選択。
支払い完了後はスマホにQRコード付きチケットが表示され、交通機関の改札や乗り場で提示するだけ。
有効期間のカウントは「使用開始ボタン」を押した時点からスタートします。
セブン‐イレブンでの購入
マルチコピー機の「チケット」→「関東のレジャー」→「小田急箱根フリーパス」を選択。
発券した引換票をレジに持っていき、支払いを済ませればその場でチケットを受け取れます。
あとは当日持参するだけでOKです。
お得な入手方法と活用のコツ
箱根フリーパスは定価販売ですが、買い方や使い方でお得度が変わります。
小田原駅で現地発タイプを買う
東京方面から別のルート(新幹線など)で来る場合は、小田原駅で**現地発の箱根フリーパス**を買うと料金が安くなります。
往復乗車券が含まれないため、交通費を重複して支払うことを避けられます。
アプリで購入してスムーズに利用
EMotアプリを使えば、混雑する駅窓口に並ぶ必要がありません。
紙のチケットと違い、有効期限や利用履歴もすぐに確認できるので便利。
また、デジタルチケットの提示で受けられる割引も多く、旅の効率がぐっと上がります。
割引施設をうまく使う
箱根フリーパスを提示すると、箱根神社、彫刻の森美術館、ガラスの森美術館、箱根ロープウェイなどの観光施設で優待価格が適用されます。
飲食店やお土産ショップでも割引になる場合があるので、旅先では積極的に提示しましょう。
特典情報は「小田急箱根ナビ」公式サイトに一覧があります。
料金の目安
2025年現在の一般的な料金は以下の通りです(大人料金・税込)。
※最新価格は公式サイトで必ず確認してください。
- 新宿発(2日間)…6,100円前後
- 新宿発(3日間)…6,500円前後
- 小田原発(2日間)…5,000円前後
- 小田原発(3日間)…5,400円前後
子ども料金はおおむね半額程度。
交通区間やシーズンによって価格が変わることがあります。
注意点と購入のタイミング
- チケットは利用開始日の1か月前から購入可能。繁忙期(GW・夏休み・紅葉シーズン)は早めの入手がおすすめ。
- 自動券売機で買えるのは当日有効分のみ。前日までに購入したい場合は窓口またはオンラインが便利。
- 紙のチケットは再発行ができないため、紛失しないよう注意。デジタル版ならこの心配はありません。
- 割引施設の内容は変更されることがあるため、最新情報を事前にチェックしましょう。
箱根フリーパスを使うメリットまとめ
- 交通費をまとめて節約できる
- チケットを都度買う手間がない
- 70以上の施設で割引が受けられる
- スマホでも購入・利用できる
- 旅程に合わせて2日・3日を選べる
「箱根をぐるっと一周して観光したい」「いろんな乗り物に乗りたい」という人にはぴったりのチケットです。
特に、ロープウェイや海賊船を組み合わせた“箱根ゴールデンルート”を巡ると、パスの価値を最大限に実感できます。
箱根フリーパスはどこで買える?まとめ
箱根フリーパスは、小田急線の駅窓口、セブン‐イレブン、EMotアプリ、旅行代理店、そして箱根エリアの駅で購入可能です。
紙でもデジタルでも使いやすく、旅のスタイルに合わせて選べる柔軟さが魅力。
箱根は交通手段が多く、乗り継ぎも複雑になりがちですが、このパスがあれば安心。
温泉、観光、美術館めぐり、ロープウェイ、海賊船と、すべてを自由に楽しむことができます。
初めて箱根を訪れる人も、リピーターも、次の旅ではぜひ箱根フリーパスを活用して、思い出に残る箱根の旅を満喫してください。
