「精油って、どこで買えばいいんだろう？」
アロマに興味を持ったとき、最初にぶつかる疑問がこれかもしれません。
香りの世界は奥が深く、同じ「ラベンダー精油」でも品質や香りの印象が大きく違うことがあります。この記事では、精油を買うならどんなお店やサイトがおすすめなのか、そして初心者が失敗しない選び方のコツをわかりやすく紹介します。
精油とは？アロマオイルとの違いを知っておこう
まず押さえておきたいのが、「精油（エッセンシャルオイル）」と「アロマオイル」の違い。
精油は植物の花や葉、果皮などから抽出された天然の香り成分で、100％ピュアなものを指します。一方、アロマオイルという言葉は広い意味で使われており、合成香料やアルコールを含むものもあります。
天然の精油は少量でも香りが強く、植物本来の力をそのまま感じられるのが魅力です。ただし、品質の見極めが難しいため、購入時には信頼できるお店やブランドを選ぶことがとても大切です。
精油を購入できる場所①：専門店・アロマショップ
まず最初におすすめしたいのは、アロマ専門店や自然派ショップ。
ここでは実際に香りを試しながら、自分の好みに合った精油を見つけることができます。
スタッフが常駐しているお店なら、使い方の相談もできるので初心者には安心。
例えば、生活の木、無印良品の一部店舗、アットアロマ（@aroma）などが代表的です。
これらの店舗では、産地や抽出方法の異なる精油を取り揃えており、品質管理もしっかりしています。
価格はネット通販よりやや高めですが、「本物の精油を確実に買いたい」「香りを嗅いで選びたい」という人には最適です。
精油を購入できる場所②：ドラッグストア・雑貨店・百貨店
最近では、身近なドラッグストアや生活雑貨店でも精油を見かけるようになりました。
ロフトや東急ハンズ、PLAZAなどでは人気ブランドの精油が並び、気軽に購入できます。
百貨店のアロマコーナーでは高品質なブランドを扱っており、贈り物として選ぶ人も多いです。
ただし、店舗によっては「フレグランスオイル」など混合タイプも同じ棚に並んでいる場合があります。
ラベルに「精油」「エッセンシャルオイル」と明記されているか、学名（ラテン名）があるかを必ずチェックしましょう。
「香料」「アロマオイル」とだけ書かれた商品は、天然精油ではない可能性が高いので注意です。
精油を購入できる場所③：オンラインショップ・通販サイト
忙しい人や近くに専門店がない人に便利なのがネット通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、多数のブランドの精油を比較しながら購入できます。
レビューを参考にしたり、まとめ買いセットを探したりするのもおすすめです。
また、専門ブランドの公式オンラインショップを利用する方法もあります。
Plant Therapy、フレーバーライフ、生活の木オンラインショップなどは、成分表や産地情報を公開しており信頼性が高いです。
オーガニック認証を受けているブランドや、GC/MS（成分分析表）を公開しているブランドを選ぶと、品質面でも安心です。
通販の利点は、品揃えの豊富さと価格比較のしやすさ。
ただし、香りを実際に試せない点がデメリットでもあるため、最初は「お試しセット」など少量から購入してみると良いでしょう。
初心者が精油を選ぶときのポイント
精油選びで一番大切なのは、「どんな目的で使いたいか」を明確にすることです。
リラックスしたいならラベンダー、集中したいならペパーミント、気分を明るくしたいならオレンジスイートなど、香りごとに効果や印象が異なります。
初心者におすすめの定番精油は以下のとおりです。
最初は1～2種類を選び、慣れてきたらブレンドを試してみると香りの楽しみが広がります。
信頼できる精油を見分けるチェックポイント
精油は、見た目や値段だけでは品質を判断できません。
次のポイントを確認すると、失敗しにくくなります。
- 学名（ラテン名）が明記されているか
例：Lavandula angustifolia（真正ラベンダー） - 抽出部位・抽出方法が記載されているか
葉・花・果皮などの情報で品質がわかる - 原産国が明記されているか
産地によって香りの個性が違う - 遮光瓶に入っているか
光や酸化を防ぎ、品質を保つために重要 - 価格が極端に安すぎないか
天然精油の相場を大幅に下回る商品は混合品の可能性あり
特に「100％ピュア」「天然精油」と明記されていない製品は、合成香料やキャリアオイルで希釈されていることもあります。
安さだけで選ばず、情報開示がしっかりしているブランドを選ぶのがポイントです。
精油の価格と品質の関係
精油の価格は植物の種類や抽出方法で大きく変わります。
例えば、ラベンダーやオレンジのように大量に採れる植物の精油は比較的手頃ですが、ローズやジャスミンのように大量の花びらからわずかしか採れない精油は高価になります。
「高い＝良い」とは限りませんが、極端に安い精油は注意が必要です。
信頼できるブランドは必ずロットごとに成分分析を行い、天然成分であることを証明しています。
初心者はまず、手頃な価格帯で定評のあるメーカーから始めるのがおすすめです。
精油を購入したあとの保管方法
せっかく買った精油も、保管方法を誤ると香りが劣化してしまいます。
次の点を意識して保存しましょう。
- 直射日光の当たらない冷暗所に置く
- 使用後はキャップをしっかり締める
- 開封後は**1年以内（柑橘系は半年以内）**を目安に使い切る
- 冷蔵庫に入れる場合は温度差による結露に注意
特に柑橘系は酸化しやすいため、開封後は早めに使い切ることをおすすめします。
香りが変わってきたと感じたら、新しい精油に切り替えましょう。
精油を購入する際の注意点と安全な使い方
精油は天然由来でも、濃度が非常に高い成分です。
そのまま肌に直接つけるのは避け、必ずキャリアオイルなどで希釈して使用します。
また、妊娠中・授乳中・小さな子どもへの使用は医師や専門家に相談するのが安心です。
アロマディフューザーで香りを楽しむだけでも十分にリラックス効果が得られます。
慣れてきたらバスオイルやマッサージなど、用途を少しずつ広げてみましょう。
精油はどこで買える？まとめとこれからの楽しみ方
精油は、アロマ専門店や雑貨店、オンラインショップなどさまざまな場所で購入可能です。
初心者にとって大切なのは、香りを試しながら信頼できるブランドを選ぶこと。
成分やラベルをチェックし、安心して長く使える一本を見つけましょう。
香りは心と体のバランスを整えるパートナー。
気分に合わせて精油を使い分けることで、毎日の暮らしが少し豊かになります。
次にお店や通販サイトで精油を見かけたら、ぜひ手に取って香りを確かめてみてください。
あなたにぴったりの香りが、きっと見つかるはずです。
