妊娠中期に入るとお腹がぐんと大きくなり、体の重心が変わって腰や背中に負担を感じることが増えてきます。そんなときに心強い味方になってくれるのが「腹帯(妊婦帯)」です。
今回は、腹帯がどこで買えるのか、購入時のポイントや人気ブランドまでをわかりやすく紹介します。
腹帯とは?妊婦さんに必要な理由
腹帯は、お腹を下から支えて腰への負担を軽減し、冷えを防ぐサポートアイテムです。昔ながらの「さらし」タイプを思い浮かべる方も多いですが、最近では巻くだけで装着できるベルト型や腹巻タイプ、サポート力の高いガードル型などさまざまな種類があります。
妊娠5か月の戌の日に安産祈願とともに腹帯を巻く風習も根強く、体調管理のためだけでなく、縁起物として用意する人も多いです。
ただし、医療的な必需品ではないため、体調や生活スタイルに合わせて「必要に応じて使う」くらいの感覚で問題ありません。
腹帯の種類と特徴
腹帯にはいくつかのタイプがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
- さらしタイプ:伝統的な布状の腹帯。通気性がよく安価ですが、巻き方に慣れが必要。
- 腹巻タイプ:伸縮性のある筒状の布で着脱が簡単。冷えが気になる方に人気。
- ベルトタイプ:マジックテープ式でお腹の下をしっかり支える。腰痛予防に効果的。
- ガードルタイプ:骨盤やお尻を包み込んで支えるタイプ。姿勢を整えたい人向け。
- セットタイプ:腹巻+ベルトのように組み合わせて調整できる万能タイプ。
お腹の大きさや妊娠週数、日中の活動量などに合わせて選ぶのがおすすめです。
腹帯はどこで買える?主な購入場所
1. ベビー用品専門店(アカチャンホンポ・西松屋など)
最も確実なのは、マタニティ・ベビー用品を扱う専門店です。
アカチャンホンポでは犬印本舗 はじめて妊婦帯セット HB8106やピジョン はじめてママの妊婦帯セットなどの人気ブランドを幅広く取り扱っており、初めての妊婦帯選びにもぴったり。
西松屋や**バースデイ(しまむらグループ)**でもお手頃価格の腹帯が多く、実際に素材を触って確かめられるのが大きな魅力です。
スタッフに相談すれば、妊娠週数や体型に合ったタイプを教えてもらえることもあります。サイズ感が気になる方は、実店舗での購入が安心です。
2. ドラッグストアや大型スーパー
マツモトキヨシやウエルシア、イオンなどのドラッグストア・スーパーでも腹帯を見かけます。
特に腰サポート機能が強いベルト型が多く、日常的に使いたい人におすすめ。
店舗によっては妊婦用品コーナーが小さいため、在庫があるか事前に確認すると確実です。
3. 神社や安産祈願の授与所
戌の日に安産祈願へ行くと、神社で腹帯を授与してもらえることもあります。
「岩田帯(いわたおび)」と呼ばれ、古くから母体を守るお守りとして扱われてきました。
自分で用意した腹帯を神社で祈祷してもらうケースも多く、記念や願掛けの意味で購入する人も少なくありません。
4. 通販サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)
外出が難しい妊婦さんには、通販サイトがとても便利です。
Amazonや楽天市場では、腹帯・妊婦帯のカテゴリが充実しており、価格・素材・タイプごとに簡単に比較できます。
レビューで実際の着け心地やサイズ感を確認できる点も安心です。
また、公式オンラインショップを展開しているブランドも多く、サイズ交換対応や会員特典がある場合もあります。
実店舗で試着→通販で購入という人も多く、組み合わせて利用するのもおすすめです。
人気ブランドとおすすめの腹帯
腹帯はさまざまなメーカーから発売されていますが、その中でも口コミ評価が高く、実績のあるブランドを紹介します。
- 犬印本舗 はじめて妊婦帯セット HB8106:日本助産師会推奨ブランド。初めての妊婦帯として人気のセットで、腹巻+補助ベルト付き。
- ワコール マタニティ:下着メーカーならではの肌ざわりの良さとサポート力。デザイン性も高く、ギフトとしても人気。
- ピジョン はじめてママの妊婦帯セット:初心者にも使いやすいセットタイプで、アカチャンホンポでも人気。
- エンジェリーベ ベルト型腹帯:腰痛対策を重視したい方に。しっかり支えるベルト構造が特徴。
- エンゼル 妊婦帯:医療機関でも採用されるほどの品質。肌触りが柔らかく、着け心地が快適。
ブランドごとに形状・素材・価格帯が異なるため、口コミやレビューを参考にしながら選ぶのがおすすめです。
腹帯を選ぶときのポイント
サイズ選びに注意
腹帯は妊娠初期〜後期にかけてお腹のサイズが変わるため、伸縮性があるものや調整ベルト付きが便利です。
「妊娠前のサイズ+1〜2サイズ」を目安にすると失敗が少ないでしょう。
素材と通気性
肌に直接触れるため、綿やテンセルなど通気性の良い素材がおすすめ。
特に夏場は蒸れやすいため、吸湿性・速乾性を重視すると快適に過ごせます。
用途に合わせたタイプ選び
- 日中よく動く人 → ベルト型・サポート型
- 冷え性の人 → 腹巻型・ガードル型
- 自宅でリラックスしたい人 → さらし・腹巻タイプ
生活シーンに合わせて2種類を使い分ける人も多く、無理のない装着感が大切です。
腹帯の使い方とタイミング
一般的には妊娠5か月(安定期)頃から使い始める人が多いですが、個人差があります。
お腹が張りやすい、腰に負担を感じる、冷えが気になるなどのタイミングで使うとよいでしょう。
装着時はきつく締めすぎないことが大切です。
お腹の形や胎児の位置によっては圧迫を感じることもあるため、違和感があればすぐに外しましょう。
また、夜間や就寝中は使用を控え、日中の活動時のみ着けるのが一般的です。
戌の日の腹帯選びと安産祈願
戌の日の安産祈願で腹帯を巻く習慣は、古くから「犬のようにお産が軽いように」という願いが込められています。
多くの神社では、腹帯を購入して祈祷してもらうか、持参して清めてもらうことができます。
白いさらしタイプを指定する神社もあるため、事前に確認すると安心です。
贈り物として腹帯を用意する人も多く、「お母さんになる人へのエール」として出産祝いの一部に選ばれることもあります。
腹帯はどこで買える?まとめと選び方のコツ
腹帯は、アカチャンホンポや西松屋などの専門店、ドラッグストア、神社の授与所、そしてAmazon・楽天市場などの通販サイトで購入できます。
それぞれの購入先には以下のようなメリットがあります。
- 実店舗:試着・相談ができる安心感
- 通販:種類が豊富で価格比較が簡単
- 神社:安産祈願用として縁起を担げる
重要なのは、「自分の体に合う腹帯を選ぶこと」。
お腹を支えるだけでなく、心地よさ・安心感をもたらしてくれる存在です。
体調に合わせて無理なく使い、マタニティライフを快適に過ごしましょう。
妊娠中の体をいたわるための腹帯は、目的や体調に合わせて選べばきっと心強い味方になります。
お店でも通販でも手軽に手に入るので、気になるブランドを比較しながら、自分にぴったりの腹帯を見つけてください。
