「親鳥って、東京でどこに売ってるの?」
そう思ったことはありませんか?焼き鳥屋で食べたあの“コリコリした歯ごたえ”を自宅で再現したい。でもスーパーではなかなか見かけない──そんな人に向けて、今回は東京都内で親鳥を購入できる場所と、便利な通販情報をまとめました。
親鳥とは?一般の鶏肉との違い
まず「親鳥」とは、卵を産み終えた成鶏や、若鳥よりも長く育てられた鶏のこと。
一般的なスーパーで売られているのは「若鶏(ブロイラー)」で、やわらかくて食べやすい一方、旨味はあっさりしています。
それに対して、親鳥は筋肉が発達していて、しっかりした噛み応えが特徴。火を通しても肉の味が濃く、鶏本来の風味を楽しめるのが魅力です。
そのため、焼鳥・煮込み・スープ・親鳥カレー・親鳥炭火焼などに使うと、ぐっとコクのある味わいに仕上がります。
ただし、硬めの肉質なので、やわらかく調理するには少しコツが必要です。
東京で親鳥を買える場所①:鶏肉専門店
都内で確実に親鳥を手に入れたいなら、鶏肉専門店を探すのが一番の近道です。
スーパーには出回らない部位や地鶏を扱っているお店なら、親鳥を置いていることも少なくありません。
● 信玄どり(品川・五反田)
五反田にある老舗の鶏肉専門店。
信玄どり・伊達どりなどのブランド鶏を扱っており、親鶏(親鳥)のもも肉やむね肉も取り扱っています。
精肉だけでなく、丸鶏や鶏ガラなど業務用の品揃えも豊富で、家庭料理にもプロ仕様にも対応。
アクセスはJR五反田駅から徒歩数分。買い物ついでに立ち寄りやすいのも魅力です。
● とりよし(東京各地)
都内で複数展開している鶏肉専門店「とりよし」では、鮮度の高い丸鶏や親鳥肉を扱うことがあります。
店舗によっては店頭に並んでいないこともあるので、訪問前に「親鳥ありますか?」と問い合わせるのがおすすめです。
● その他の精肉店
中野や練馬、台東区などでも、地元密着型の鶏肉店では親鳥を扱っていることがあります。
特に焼鳥店が仕入れに使う精肉店や、老舗の鶏肉専門店では、予約販売や取り寄せ対応も可能なことが多いです。
東京で親鳥を買える場所②:市場・直売所
業務用の肉を扱う市場や卸売所も狙い目です。
築地場外市場や大田市場の精肉コーナーには、一般客でも購入できる親鳥肉が並ぶことがあります。
- 築地場外市場
鶏肉専門の仲卸や、九州・宮崎などの地鶏を扱う店舗では親鳥を販売していることがあります。早い時間帯に行くと手に入りやすいです。 - 大田市場
飲食店向けの精肉を扱うエリアでは、親鳥の業務用パックや冷凍肉を見かけることもあります。
市場の一般開放日や直売イベントをチェックしておくとよいでしょう。
こうした市場では、家庭用の少量パックよりも業務用のまとめ買いが主流なので、冷凍保存スペースを確保しておくと安心です。
東京で親鳥を買える場所③:飲食店での取り寄せ・味見
「自分で料理する前に、まず味を確かめたい」という人は、親鳥料理を提供している飲食店を訪れてみましょう。
● 親鳥専門の焼き鳥店・居酒屋
東京には、親鳥をメインにした焼き鳥や炭火焼きの専門店があります。
たとえば「親鳥専門店ばかたれ」などでは、親鳥のもも焼きやたたきを提供。
お店で実際に食べてみることで、肉質や香りの違いを体感できます。
食後に店主へ「親鳥ってどこで買えるんですか?」と聞くと、仕入れ先を教えてもらえるケースもあります。こうしたリアルな情報は、ネットより確実です。
東京で親鳥を買える場所④:スーパーや業務用ストア
残念ながら、一般的なスーパーでは親鳥の取り扱いはあまり見られません。
店頭で見かける鶏肉はほとんどが若鶏で、親鳥は流通量が少ないため、特別なルートで仕入れるお店に限られます。
ただし、業務スーパーや肉のハナマサなどの業務用ストアでは、地方産の冷凍親鳥や成鶏肉を見かけることがあります。
商品のロットや入荷状況は店舗によって異なるため、時期を変えてチェックしてみると良いでしょう。
通販で親鳥を買う方法
実店舗での入手が難しい場合は、通販が最も確実です。
冷凍便で届くので鮮度も保たれ、全国どこからでも購入できます。
● 楽天市場
「親鳥」や「ひね鶏」で検索すると、宮崎県・鹿児島県・徳島県などのブランド親鳥が多数出てきます。
特に人気なのが「宮崎産親鶏もも肉」や「鹿児島県産成鶏2kgパック」など。業務用サイズから家庭用パックまで幅広く揃っています。
部位別(もも・むね・ささみ)や加工済み(親鶏 炭火焼・たたき)など、用途に合わせて選べるのも楽天の強みです。
● Yahoo!ショッピング
Yahoo!でも「親鳥 鶏肉」「親鶏 炭火焼」などで多くの商品がヒットします。
真空パックの炭火焼タイプは調理不要で、温めるだけでお店の味を楽しめます。
また、冷凍親鳥肉の単品販売もあり、煮込みやスープに使いやすいサイズ展開です。
● 専門通販サイト
鶏肉専門のオンラインショップでも親鳥を販売しています。
たとえば「かしわ工房 小林養鶏」などでは、国産親鳥の部位別商品を冷凍で直送。
地方の養鶏場からの直送品は鮮度が高く、脂の旨味が濃いと評判です。
通販の場合はまとめ買いが多いため、購入後は冷凍庫のスペースを確保しておきましょう。
親鳥の調理と保存のコツ
親鳥は肉質がしっかりしているため、やや硬めです。
やわらかく仕上げるには、次のような調理法が向いています。
- 圧力鍋で煮込む:短時間で筋がほぐれ、スープに旨味が溶け出す
- 低温調理でじっくり加熱:パサつきを防ぎ、肉の甘みを引き出す
- 薄切りや叩き処理をする:焼鳥や炒め物の下ごしらえに最適
また、冷凍で届いた親鳥は冷蔵庫で自然解凍し、解凍後はできるだけ早めに使うのがポイント。
使いきれない分は再冷凍せず、調理して保存するのがおすすめです。
親鳥を買うときの注意点
- 硬さを理解して選ぶ
親鳥は若鶏よりも噛み応えが強く、やわらかい肉を求める人には不向きです。
しかし、噛むほどに広がる旨味を楽しみたい人にはぴったり。 - 用途に合わせた部位選び
煮込みならもも肉、出汁取りならガラ付き肉、焼き料理ならむねやささみが扱いやすいです。 - 鮮度と安全性を確認
通販で購入する場合は、冷凍・真空パック・産地表示などをチェックしておくと安心です。
東京で親鳥を探すなら、通販と専門店の併用が正解
東京都内で親鳥を確実に手に入れるには、「鶏肉専門店」か「通販サイト」の二択が現実的です。
市場や業務スーパーで出会えることもありますが、安定供給という点では通販が便利。
自分の料理スタイルに合わせて、店舗での購入とネット通販をうまく使い分けるのがポイントです。
親鳥は東京でどこで買える?まとめ
親鳥は一般的なスーパーではあまり流通していませんが、
を活用すれば、確実に購入できます。
硬いけれど味わい深い“親鳥”は、鶏肉の奥深さを知るきっかけになる食材。
調理法を工夫すれば、自宅でも専門店のようなコクと香りを楽しめます。
東京で親鳥を探している人は、ぜひこの記事を参考に、自分好みの一品を見つけてみてください。
