「3peace古着卸売倉庫仙台支店って、実際どうだったの？」
古着好きなら一度は耳にしたことがある名前かもしれません。SNSでも話題になっていたあの倉庫、そして“卸売価格で買える古着店”として知られる3peace。今回は、実際に利用した人の声を中心に、評判や特徴、閉店までの流れをじっくりまとめました。
3peace古着卸売倉庫仙台支店とは？
「3peace古着卸売倉庫 仙台支店」は、宮城県名取市にあった古着の大型倉庫型ショップです。
仙台空港アクセス線の「杜せきのした駅」から徒歩圏内、イオンモール名取のすぐ隣という便利な立地で、多くの古着好きが県内外から訪れていました。
3peaceは全国に複数の倉庫型店舗を展開する古着チェーンで、業者向けの卸売と一般向けの販売を両立させていたのが特徴。仙台支店もその一つで、東北エリア最大級の古着倉庫として注目を集めていました。
倉庫の中はまさに“アメリカのスリフトショップ”のような雰囲気。
高い天井、むき出しのラック、ぎっしり詰まった古着の山。整然としているというより、まさに“宝探し”の感覚に近く、訪れるたびに掘り出し物が見つかる楽しさがあったといいます。
卸売価格で買える理由と購入ルール
3peace仙台倉庫の魅力のひとつが、なんといっても「卸売価格」。
通常の古着屋よりも大幅に安い価格設定で、Tシャツ1枚1,000円台、デニム2,000円台、アウターでも数千円という価格帯でした。
ただし、ここにはちょっとしたルールがありました。
それが「最低購入金額5,000円以上」。
卸売を前提とした店舗のため、まとめ買いが基本。複数人で訪れた場合は合算でOKだったため、友人同士でシェアして購入する人も多かったようです。
このシステムを知らずに行って驚いた人もいたようですが、安さを考えれば納得という声が大半でした。中には「一度行ったら5,000円なんてすぐ超える」という常連の声も。
業者やショップ運営者向けには30,000円以上という仕入れ条件もあり、本格的な卸売にも対応していたのが3peaceらしいポイントです。
圧倒的な在庫量と品揃えの幅広さ
3peace仙台倉庫の最大の特徴は、やはりその“物量”でした。
SNSの投稿や口コミでは「服の山」「見切れない量」「2時間いても全然見終わらない」といった声が多く、まさに“古着の海”といえるほどの在庫量がありました。
取り扱いアイテムも実に幅広く、
- メンズ・レディース・キッズ
- アウトドアブランド（THE NORTH FACE、Columbiaなど）
- デニム・ミリタリー・ワーク系
- 総柄シャツ・スウェット・スニーカー類
など、ジャンルに縛られず、誰でもお気に入りを見つけられる構成でした。
特にデニムやスウェットのラックが充実しており、リーバイスやLEEといった定番ブランドも多く並んでいたとのこと。掘り出し物を探す時間が楽しく、気がつけばカゴがいっぱいになっていたという感想もありました。
一方で、古着の特性上、多少の汚れやダメージがあるアイテムも混じっており、状態チェックは必須。返品はできないため、購入前にしっかり確認するのが基本ルールでした。
店内の雰囲気とスタッフ対応
倉庫型ということで接客よりも“セルフで探す”スタイルが中心ですが、スタッフの対応については好印象な声が多く見られます。
「フレンドリーで話しやすい」「気取らない雰囲気が好き」「写真を撮ってもOKで、雰囲気を楽しめた」など、アットホームさが伝わる口コミが多いのも特徴です。
また、InstagramやTikTokで発信している公式アカウントの存在も大きく、スタッフの日常やセール情報、倉庫の空気感がそのまま伝わる投稿が人気でした。SNSをきっかけに訪れたという人も多く、オンラインでの発信力が集客につながっていたことがわかります。
安さと掘り出し物のバランス
「安いけど、質は大丈夫？」
こうした疑問に対しては、実際に訪れた人の口コミが参考になります。
3peaceの古着は、業者が選別した海外古着の直輸入品が中心。高級ヴィンテージというより、日常使いできる“レギュラー古着”がメインでした。その分、価格も抑えめで、数を買いたい人やリメイク・転売目的の人にも人気があったようです。
ただ、中には「状態が悪い服もあった」「汚れやシミがあるものもある」というレビューもあります。とはいえ、それを差し引いても「コスパがいい」「宝探し感が楽しい」という評価が圧倒的に多く、リピーターが多かった理由も納得です。
閉店と今後の展開について
残念ながら、3peace古着卸売倉庫仙台支店は2025年6月1日をもって閉店しました。
公式Instagramでも感謝のメッセージとともに閉店告知が出され、多くのファンから惜しむ声が寄せられています。
閉店直前には全品半額セールなども実施され、連日多くの来店者で賑わっていたようです。
倉庫型古着屋という独特の存在が仙台からなくなってしまったことに、地元古着ファンの喪失感は大きかったといえます。
なお、3peaceは全国各地に倉庫型店舗を展開しており、東京・名古屋・大阪などで営業を続けています。また、公式オンラインショップ「3peace.shop」でも古着の販売を行っているため、仙台店の閉店後もオンラインで購入することが可能です。
口コミから見えるリアルな評価まとめ
実際の利用者レビューを総合すると、3peace仙台倉庫の評判は概ね好意的です。主な意見を整理すると次のようになります。
良かった点
- 卸売価格でとにかく安い
- 商品数が膨大で見応えがある
- 掘り出し物を探す楽しさがある
- スタッフの雰囲気が良く気軽に行ける
- キッズ・レディースも充実している
注意点
- 5,000円以上の購入が必須
- 古着特有の汚れやほつれあり
- 閉店後は実店舗での購入不可
こうしたレビューからもわかるように、「完璧に整った古着屋」というよりは「掘り出し物を楽しむ倉庫型ショップ」としての個性が強い店でした。
一枚一枚の服を手に取って選ぶ時間こそが、3peaceの醍醐味だったのです。
古着好きにとっての“3peace仙台倉庫”という存在
仙台支店は閉店してしまいましたが、その存在が残した影響は大きいです。
東北地方に本格的な“古着の卸売倉庫”という文化を広め、多くの人が古着をもっと身近に楽しむきっかけを作ったといえます。
SNS上では今も「また仙台に戻ってきてほしい」「オンラインで買っているけど、あの倉庫の雰囲気が恋しい」といった声が見られます。
3peaceというブランドは、ただ安く服を売る場所ではなく、“古着を楽しむコミュニティ”を作っていたのかもしれません。
3peace古着卸売倉庫仙台支店の口コミは本当？まとめ
口コミを総合すると、「安くて楽しい」「掘り出し物が多い」という評価は本当でした。
倉庫のような空間で、自分のペースで古着を探す体験は、他の店ではなかなか味わえないもの。
最低購入金額や商品の状態など注意点はあるものの、それを理解して行けば満足度は高かったといえるでしょう。
3peace仙台支店は閉店しましたが、その精神は全国の店舗やオンラインストアに受け継がれています。
古着を“安く、楽しく、自由に”楽しみたい人にとって、3peaceは今も魅力的な存在です。
