ランナーの間で話題になっている「adizero sl2（アディゼロSL2）」。
「軽くて走りやすい」「反発が心地いい」といった声が増えていますが、実際のところどうなのか。
この記事では、実際の口コミやレビューをもとに、走行性能や前作との違いを徹底的に掘り下げます。
adizero sl2とは？特徴をわかりやすく紹介
「adizero sl2」はアディダスが2024年にリリースした軽量ランニングシューズです。
名前の「SL」は“Super Light”の略で、まさに「軽さ」と「スピード感」を追求したモデル。
ただ軽いだけでなく、トレーニングからペース走まで幅広く使える万能型シューズとして設計されています。
フルマラソンの練習用にも、週末ランの相棒にもなる一本です。
- 重量：約240g前後（27cm基準）
- ドロップ：約9mm
- ソール構造：Lightstrike Pro＋Lightstrike 2.0の2層構造
- 価格帯：およそ1万円前後（実売価格）
アディダスの人気シリーズ「Adizero SL」の中でも、手の届きやすい価格と実用性が両立したモデルとして人気を集めています。
前作Adizero SLとの違いは？進化ポイントを解説
ミッドソールがフルモデルチェンジ
前作ではLightstrike Proが前足部のみの搭載でしたが、
adizero sl2ではフルレングスでLightstrike Proを配置。
着地から蹴り出しまで、足全体で反発を感じられるようになっています。
さらにLightstrike 2.0を下層に重ねたことで、クッション性と安定感の両立を実現。
走り出した瞬間から地面の反発がスムーズにつながる感覚が得られます。
アッパーが通気性の高いメッシュに刷新
「ENGINEERED MONO MESH」という新素材を採用。
前作より薄く、しなやかでフィット感が自然になりました。
夏場のトレーニングでもムレにくく、足当たりもやわらかいのが特徴です。
グリップ力と耐久性も強化
アウトソールには耐摩耗性の高いラバーを広く配置。
濡れた路面でもしっかりグリップし、トレーニング量が多いランナーでも安心。
「滑りにくい」「減りにくい」という口コミが目立ちます。
実際の履き心地レビュー｜軽さと反発が両立した万能タイプ
軽快でテンポの良い走りができる
多くのレビューで共通しているのが「軽いのにしっかり進む」という感想。
フルレングスLightstrike Proのおかげで、着地した瞬間から蹴り出しまで推進力が続きます。
ジョグでもテンポ走でも、自然とピッチが上がるような軽快さ。
特に5〜15km程度の練習ではその軽さを強く実感できるでしょう。
クッションはややしっかりめ
柔らかすぎず、適度に弾むタイプのクッション。
沈み込みが少なく接地感が分かりやすいため、安定したフォームで走り続けられます。
「固い」と感じるランナーもいますが、スピード練習やテンポ走ではその反発がむしろプラスに働くケースが多いです。
柔らかい感触よりも“走るリズム”を重視する人に向いています。
フィット感はややスリム
足全体を包み込むホールド感があり、細身ランナーからの評価が高め。
一方で幅広の人は、ワンサイズ上げると快適に履けるとの声も。
シューズ全体の形状が自然に足と一体化するため、長時間でもストレスが少ない作りです。
口コミで分かる評価ポイント
実際の口コミやランニングコミュニティでの評価を総合すると、以下のような傾向があります。
好評な点
- 軽くて走りやすい
「脚の回転が自然に上がる」「長く走っても疲れにくい」との声。 - 反発がちょうど良い
カーボンプレート系ほど強すぎず、日常ランでも扱いやすい。 - 耐久性が高い
600km以上走ってもソールの劣化が少ないという報告も。 - コスパが優秀
約1万円台でこの性能は「練習用シューズとしてベストバランス」との声が多い。
気になる点
- クッションがやや硬め
柔らかい履き心地が好みの人には合わない場合も。 - 幅がややタイト
特に足幅が広い人はサイズ調整が必要。
総じて、「クセが少なく、誰にでも履きやすい万能シューズ」という評価が多く見られます。
どんなランナーに向いている？
adizero sl2は、次のようなタイプのランナーにおすすめです。
- 毎日のジョグ〜テンポ走を快適にこなしたい
- 軽量で反発を感じられる練習用シューズを探している
- カーボンプレートほど反発が強すぎない、自然な履き心地が好き
- コスパの良い万能シューズがほしい
初心者から中級者まで幅広く使え、サブ4やサブ3.5を目指すトレーニングシューズとしても十分な性能。
一方、ハイエンドなスピードレース用を求めるなら、Adizero Boston 12やTakumi Senシリーズがより適しています。
実際に使って感じたシーン別の印象
通勤ランや朝ランなどのジョグ
軽くてクッションが安定しているため、リズムよく走れる。
フォームを崩さずに距離を積み上げたい人にはぴったりです。
ペース走・スピード練習
ミッドソールの反発が効いて、テンポ走ではしっかり“進む感覚”がある。
5km〜10kmのビルドアップ走にもおすすめです。
長距離練習
柔らかさよりも安定性を感じるため、後半もブレにくい。
「クッションが抜けない」という声も多く、耐久性の高さが光ります。
前作ユーザーが感じた違い
実際に前作Adizero SLから乗り換えたランナーの声をまとめると――
- 「蹴り出しがスムーズになった」
- 「着地時の安定感が増した」
- 「全体的に足に馴染みやすい」
といったポジティブな感想が中心。
一方で「軽くなったけどクッションは少し硬め」と感じる人もいます。
総合すると、「より速く、より安定して走れるようになった」という意見が多数です。
adizero sl2の口コミ徹底レビューまとめ
adizero sl2は、アディダスの中でも“軽さ・反発・安定感”のバランスが秀逸な一足です。
ジョグからテンポ走まで、さまざまなトレーニングに対応できるのが最大の魅力。
価格も手ごろで、初心者から中級ランナーまで幅広く支持されています。
前作からの進化点として、フルレングスのLightstrike Proと改良されたアッパーが大きなポイント。
反発力が増しながらも、自然な履き心地と安定したクッションで長く走れる仕上がりです。
日々のランニングをより快適に、そしてもう一歩速く。
そんな願いを叶えてくれるのが、このadizero sl2です。
