ゲームをしていると、「この入力、ちょっと遅れた？」と感じる瞬間がありますよね。特にFPSや格闘ゲームなど、コンマ数秒の差が勝敗を分けるジャンルでは、コントローラーの性能が大きな鍵になります。
そんな中で注目を集めているのが「bigbig won blitz2」。
高いポーリングレートとメカニカルボタンを備えたこのコントローラー、本当に遅延が少なく操作性も快適なのか？
実際の使用感を中心に、スペックやレビューをもとに徹底検証していきます。
bigbig won blitz2とは？スペックと特徴をざっくり紹介
「bigbig won blitz2」は、ゲーミングデバイスメーカーBIGBIG WONが手掛ける多機能コントローラーです。
有線接続だけでなく、2.4GHzドングルやBluetoothにも対応し、Windows・Switch・Android・iOSといった幅広いデバイスで使えるのが魅力。
最大の特徴は、2000Hzという驚異的なポーリングレート。
一般的なコントローラーが100〜1000Hz程度なのに対し、blitz2はその2倍以上の応答速度を誇ります。
これにより、理論上は0.0005秒（0.5ms）レベルの超低遅延を実現しているとのこと。
また、ボタン類には16個のメカニカルマイクロスイッチを採用。
クリック感が心地よく、反応も非常に軽快です。
さらに背面パドルやトリガーも含めて細かい設定ができるため、ゲームジャンルを問わず柔軟にカスタマイズできます。
実際の使用感：遅延は本当に感じない？
blitz2の最大の注目ポイントである低遅延性能。
実測データやレビューを見ると、有線モードでは約5ms、2.4GHz接続で6ms前後、Bluetoothでは17ms程度という結果が多いです。
数値だけを見るとBluetoothはやや遅めですが、実際のプレイ中に体感できる人は少ない印象です。
Apex Legendsやスプラトゥーンなど、瞬間的な判断が求められるタイトルでもほぼ入力の遅れを感じないという意見が多数。
「ボタンを押した瞬間に反応する」「ジャンプキャンセルやエイムもスムーズ」といったレビューが目立ちます。
特に2.4GHzドングル使用時の安定性は非常に高く、長時間プレイしても通信が途切れにくいのは安心。
競技志向のプレイヤーでも満足できるレベルと言えるでしょう。
メカニカルスイッチの打鍵感がクセになる
blitz2の操作性を語るうえで欠かせないのが、メカニカルスイッチのフィーリングです。
一般的なゴムドーム式ボタンよりもクリック感が強く、押し込んだ瞬間に「カチッ」と明確な反応が返ってきます。
この感触が非常に気持ちいい。
反応速度の速さもさることながら、押したかどうかが明確にわかるため、誤入力が減るのもメリットです。
格ゲーやリズムゲームのようにタイミングがシビアなジャンルでも安定した操作が可能。
また、背面パドルやマクロ機能を活用すれば、複雑な入力も指を大きく動かさずに済むので、操作効率も高まります。
スティック精度とbigbig won blitz2 tmrモデルの違い
blitz2には通常モデルのほかに、「bigbig won blitz2 tmr」という上位モデルも存在します。
こちらは磁気抵抗方式（TMR）スティックを採用しており、スティックドリフト（勝手に動く現象）が起きにくく、より高精度な入力が可能です。
通常版でもスティックの精度はかなり優秀で、内側デッドゾーンが極めて小さいため、微細な動きがしっかり反映されます。
FPSでのエイム操作が滑らかに行え、照準のズレを最小限に抑えられると好評。
特に「狙いを微調整しやすい」「ドリフトが出にくい」といった声が多く、繊細な操作を求めるプレイヤーには嬉しいポイントです。
グリップ感とデザインの完成度
形状はXbox系コントローラーに近いフォルム。
グリップ部分にはシリコン素材の滑り止めが施されており、長時間のプレイでも手が疲れにくいデザインです。
重量も軽めで、バランスが良いという声が多く聞かれます。
手の大きさによっては「背面パドルが少し遠い」と感じる人もいますが、押し心地自体は悪くありません。
パドルの位置や反応もアプリで調整できるので、自分の握り方に合わせて最適化できます。
全体的に質感は高く、1万円前後という価格を考えれば十分に満足できる仕上がりです。
LEDライトの演出も控えめで、派手すぎずシンプルな印象。
「ゲーミング感を出しつつも大人っぽいデザインが好み」という人にも合いそうです。
カスタマイズアプリで操作を自分好みに
blitz2は、専用アプリやPCソフトを使って細かな設定ができるのも大きな魅力。
スティック感度、デッドゾーン、ボタンマッピング、マクロ設定、バイブレーション強度など、ほとんどの要素を調整可能です。
プロファイルを複数保存できるので、
・FPS用
・アクション用
・Switchタイトル用
といった形で切り替えて使うのも簡単。
接続モードの変更もワンタッチで、デバイス間の移行がスムーズなのは快適です。
特にスティックの挙動を細かくチューニングできる点は、他のコントローラーではなかなか見られない特徴。
自分のプレイスタイルに完全に合わせたい人にとっては、大きな武器になるでしょう。
実際のゲームでの快適さ
レビューを総合すると、Apex Legends、原神、スプラトゥーン3、フォートナイトなど幅広いタイトルでの使用報告があります。
どのジャンルでも共通して挙げられているのが、**「入力がスムーズで気持ちいい」**という感想。
ジャンプやエイム、ダッシュの反応が速く、コマンド入力ミスも減るという意見が多いです。
特にFPSでは、エイム時の微調整が非常にやりやすく、「まるでPCマウスのように狙いを合わせられる」との声も。
格闘ゲームでは、連続技やキャンセル入力の精度が上がったというレビューもありました。
もちろん、すべての人が劇的な違いを感じるわけではありません。
ポーリングレート2000Hzの恩恵は確かにあるものの、初心者にはそこまで分かりやすくないという意見もあります。
ただ、全体的な操作の快適さや安定感は明確に感じ取れるレベルです。
気になる点・注意点
完璧な製品というわけではなく、いくつか気になる部分もあります。
- Bluetooth接続では、有線やドングルよりわずかに遅延を感じる場合がある
- 背面パドルの位置が手に合わないという意見も一部あり
- 公式ソフトの日本語対応が不完全で、初回設定に少し手間取る
- メカニカルスイッチの「カチカチ音」が気になる人もいる
これらは使い方や好みによって印象が変わるポイントなので、購入前に想定しておくといいでしょう。
それでも「価格に対して性能が非常に高い」という意見が大多数を占めています。
bigbig won blitz2は誰におすすめ？
このコントローラーが特におすすめできるのは、次のようなタイプの人です。
- FPSやアクションゲームで入力遅延を極限まで減らしたい人
- 自分好みにボタン配置を細かく設定したい人
- 長時間プレイでも疲れにくい軽量コントローラーを探している人
- 高性能なパッドをなるべくコスパ良く手に入れたい人
反対に、「純正の安心感が欲しい」「カジュアルに使うだけ」という人にはややオーバースペックかもしれません。
ただし、価格を考慮すれば上位クラスの操作性能を手軽に体験できる点は非常に魅力的です。
bigbig won blitz2の使用感レビューまとめ：遅延や操作性は本当に快適だった
実際に触ってみると、**bigbig won blitz2**は名前負けしない実力派コントローラーでした。
2000Hzポーリングレートによるレスポンスの速さ、メカニカルボタンの明確な打鍵感、そして多機能なカスタマイズ性。
どれを取ってもこの価格帯ではトップクラスといえます。
有線・2.4GHzモードでは遅延をほとんど感じず、操作性も抜群。
スティックやボタンの精度も高く、ゲームプレイ全体がスムーズに感じられるのが印象的です。
「入力が思い通りに反映される」という感覚は、ゲームをより楽しくしてくれます。
もちろん、手の形や好みによる相性はあるものの、総合的には価格以上の価値を提供してくれるコントローラー。
「遅延のない快適な操作を体験したい」「次の一手を正確に入力したい」――そんな人にぴったりの一台です。
