街中でも存在感を放つネオクラシックスタイルのバイク、CGX150。
最近SNSなどで見かけることも増え、「気になっているけど、どんなバイクなの?」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、CGX150のデザイン・性能・乗り心地・燃費・実際の使い心地までを、実際のレビュー情報や海外試乗インプレをもとに分かりやすく解説します。
CGX150とは?ホンダが生んだクラシック系150ccの注目株
まず、CGX150はホンダが中国市場向けに展開している150ccクラスのネオクラシックバイクです。
クラシカルなルックスと、日常的に扱いやすいパフォーマンスを両立している点が特徴。
排気量149ccの空冷単気筒エンジンを搭載し、軽量なボディとの組み合わせで「気軽に乗れてカッコいい」ことから、海外では若年層を中心に人気を集めています。
日本国内では正式販売はされていませんが、並行輸入や個人販売を通じて一部ライダーの間で話題に。
「昔のGBシリーズを思い出す」といった声も多く、往年のホンダファンには刺さるデザインです。
クラシックとモダンを融合したデザインの魅力
CGX150の最大の魅力は、なんといってもそのデザイン性。
丸型ヘッドライトやティアドロップ型タンク、スポークホイールなど、クラシカルな造形を随所に取り入れながら、LEDライトやABSなど現代的な装備も搭載しています。
カラーバリエーションも豊富で、定番のブラックやシルバーに加え、赤×白×青のトリコロール風カラーも人気。
バーミラー仕様のカフェレーサースタイルも存在し、街中での存在感は抜群です。
ぱっと見ただけで「これ、ホンダっぽい!」と分かる造形は、同社のデザイン哲学をしっかり受け継いでいる証拠。
単なる廉価モデルではなく、趣味性の高い“所有して嬉しい”1台に仕上がっています。
CGX150のスペックと基本性能
CGX150のスペックは、150ccクラスの中でもオーソドックス。
扱いやすさを重視したチューニングになっています。
- エンジン:空冷4ストローク単気筒 149cc
- 最高出力:約12馬力(9kW前後)
- 最大トルク:約12Nm
- トランスミッション:5速リターン
- 車重:約125〜128kg
- 燃料タンク容量:10L
- シート高:約740mm
- 前後ディスクブレーキ+フロントABS
- LED灯火類/デジアナメーター採用
数字だけ見ると控えめに感じるかもしれませんが、軽量ボディとのバランスが絶妙。
取り回しが良く、街乗りでもストレスを感じません。
「大きすぎず、小さすぎない」このちょうど良さが、CGX150の魅力のひとつです。
乗り味・操作感:軽快で親しみやすい走り
実際のレビューを見ると、CGX150の乗り味は軽快かつフレンドリー。
単気筒らしいトルク感があり、低中速での扱いやすさが際立っています。
発進時のクラッチ操作もスムーズで、街中のストップ&ゴーが苦にならない。
高速道路ではさすがにパワー不足を感じるものの、一般道では十分。
車体が軽いため、ワインディングでもヒラリと身をかわすような軽快な動きが楽しめます。
振動も穏やかで、シートのクッション性も悪くない。
「軽さ・柔らかさ・安心感」を大切にした味付けが印象的です。
バイク初心者やリターンライダーにとっても扱いやすく、毎日乗りたくなるフィーリングを持っています。
サスペンションとブレーキの印象
フロントは正立フォーク、リアはツインショックという昔ながらの構成。
その分、足回りはやや柔らかめで、段差の吸収性が高く快適です。
ただし、スポーティに攻めたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
どちらかと言えば、「穏やかなツーリングや街乗り向け」の設定です。
ブレーキは前後ディスクで、フロントにABSを装備。
制動力は十分で、雨の日や下り坂でも安心して握れるフィーリングがあります。
このクラスでは珍しく、安全装備にも配慮されている点は評価ポイントです。
日常で感じる使い勝手と燃費性能
CGX150は「通勤にも使えるクラシックバイク」という位置付けにもピッタリ。
シート高が740mmと低く、足つき性が抜群なので、信号待ちや取り回しでも不安がありません。
また、10Lタンクで燃費はおおむね35〜45km/L程度と推定されています。
実際のレビューでも「燃費がいい」「給油の頻度が少なくて助かる」といった声が目立ちます。
積載性は控えめですが、リアキャリアやサイドバッグを取り付ければ、ツーリングにも十分対応可能。
軽くて燃費が良く、維持費も安い――これもCGX150が人気を集める理由のひとつです。
実際のオーナーの声と評価
SNSや動画レビューでは、以下のような評価が多く見られます。
- 「軽くて取り回しが最高。女性でも乗りやすい」
- 「デザインが渋くてかっこいい。眺めているだけで満足」
- 「エンジンは穏やかで静か。通勤にもツーリングにも使える」
- 「高速はちょっと厳しいけど、街中では必要十分」
全体的にポジティブな意見が多く、満足度の高いモデルといえます。
一方で、「低速トルクがもう少し欲しい」「サスが柔らかい」といった意見もあり、
スポーティさを求める層よりも、“落ち着いて乗りたいライダー”向けの一台です。
価格とコスパについて
CGX150の現地価格は約1万元台前半、日本円にして20万円台前半〜中盤。
並行輸入で国内に入る場合は、諸費用を含めて30万円前後になるケースが多いです。
この価格で、ホンダ製のクラシックスタイルバイクに乗れるというのは大きな魅力。
同価格帯の中華メーカー製と比べても、細部の仕上げや信頼性ではやはり頭ひとつ抜けています。
コスパの面でも、「質感・信頼性・デザイン」のバランスが非常に優秀です。
CGX150はどんな人におすすめ?
CGX150をおすすめしたいのは、次のようなライダーです。
- 初めてのバイクに“ちょっとおしゃれな1台”を選びたい人
- 通勤や週末ツーリングで軽快に走りたい人
- 大型や中型に乗っていたけど、気軽に乗れるバイクを探しているリターンライダー
- クラシックデザインが好きで、所有感を大切にしたい人
特に「日常使い+趣味性」を両立したい人には最適です。
スピードやパワーを求めるよりも、“乗る楽しさ”を味わうバイクといえるでしょう。
CGX150の実際の使い心地まとめ
CGX150は、クラシックな見た目と扱いやすい走行性能を兼ね備えた150ccネイキッド。
軽量・低シート高・燃費の良さという実用面に加え、眺めても楽しいスタイリングが大きな魅力です。
街乗りやツーリングでのリラックスした走りを求めるなら、これほど“ちょうどいい”バイクはなかなかありません。
ホンダらしい信頼性と上質な仕上げ、そして日常に溶け込むカジュアルさ――CGX150はそのすべてを持っています。
最後にもう一度。
CGX150の実際の使い心地を徹底レビュー!性能や乗り味を詳しく解説
この一言が、まさにこのバイクを表す最適なタイトルと言えるでしょう。
