deskmini x600のレビューまとめ!性能・静音性・コスパを実機で徹底検証

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コンパクトで高性能なPCを探している人に、いま注目を集めているのが「DeskMini X600」。ASRockが手がける超小型ベアボーンキットで、デスクトップ向けのRyzen 7000シリーズを搭載できるという珍しい構成が魅力です。
この記事では、実際の使用感や静音性、性能、そしてコスパまでを、実機をもとに徹底的にレビューしていきます。


DeskMini X600とは?驚くほど小さい筐体に詰め込まれた実力

DeskMini X600は、ASRockのMini-STX規格に基づいたベアボーンPC。サイズはおよそ1.9リットル。手のひらに乗るほどのコンパクトさで、一般的なMini-ITXケースの3分の1ほどしかありません。

小さくても中身は本格派。Socket AM5に対応しており、Ryzen 7000シリーズRyzen 8000Gシリーズといった最新世代のCPUを搭載できます。最大65WのTDPに対応しているため、Ryzen 7 8700Gのような高性能APUを使えば、軽いゲームから動画編集まで快適にこなせる実力を持っています。

さらにM.2 NVMeスロットを2基(PCIe Gen5とGen4)備え、2.5インチSSD/HDDも2台まで搭載可能。小型PCとは思えないほどのストレージ構成が可能です。拡張性を考えると、単なるミニPCではなく「自由に組める小型デスクトップ」に近い存在といえます。


実際に組んでみた感想:作業性とパーツ選定のポイント

ベアボーンキットなので、CPU・メモリ・ストレージを自分で用意する必要があります。とはいえ内部はスライド構造になっており、組み立ての難易度はそれほど高くありません。

使用できるメモリはDDR5 SO-DIMM。ノートPC用の規格なので、一般的なデスクトップメモリとは形状が異なります。最大96GBまで対応しているため、動画編集や仮想マシン用途でも余裕の容量です。

CPUクーラーは付属していますが、静音性を重視するなら交換をおすすめします。特にNoctua NH-L9a-AM5be quiet! Pure Rock LPなど、低背・静音クーラーとの相性が良好。標準クーラーだと高負荷時にやや騒がしく感じる場面があります。

細かい注意点として、M.2 NVMe SSDの固定ネジが非常に小さいため、磁石付きの精密ドライバーを用意すると作業がスムーズです。


性能レビュー:Ryzen 7 8700G搭載時の実力

実際にRyzen 7 8700Gを搭載してテストした結果、Cinebench R23ではシングルスコア1800前後、マルチスコアは17000前後。
この数値は、同クラスのMini PCを大きく上回り、ミドルレンジのデスクトップに匹敵するレベルです。

グラフィック性能も内蔵GPU(Radeon 780M)としては非常に優秀で、軽い3Dゲームや動画編集もこなせます。Apex LegendsやFF14なども設定を落とせば1080pで十分プレイ可能。

また、WebブラウジングやOffice作業などの軽作業では、ファンがほとんど回らず静音。処理速度の速さと快適さを両立しています。


静音性の評価:ファン音をどう抑えるかがポイント

小型PCで気になるのが静音性。DeskMini X600は基本的に静かですが、付属クーラーだと高負荷時にファンノイズが目立ちます。筐体内に排気ファンがない構造のため、CPUクーラーが冷却の要。そのため冷却性能がそのまま静音性に直結します。

筆者の環境では、標準クーラーで動画エンコード中にCPU温度が80℃を超え、ファン回転が上がって「ブーン」という音が気になりました。一方でNoctua NH-L9a-AM5に交換すると、温度は約10℃低下し、音もほぼ無音に。静音化を重視する人にはこのアップグレードが非常におすすめです。

アイドル時の消費電力は10W前後、負荷時でも50W程度。小型ながら省エネ性も高く、24時間稼働のホームサーバー用途にも向いています。


実用性と拡張性:小型でも妥協なし

DeskMini X600の魅力はサイズだけでなく、拡張性にもあります。
M.2 NVMe NVMeスロットが2基あるため、高速SSDをシステム用・データ用に分けることも可能。さらにSATA接続の2.5インチストレージも増設できるため、バックアップ用途にも対応します。

LANは2.5GbE対応で、Wi-Fiモジュールを追加すれば無線環境でも高速通信が可能。映像出力もDisplayPort、HDMI、D-Subを備えており、マルチディスプレイも容易に構築できます。

オフィスの省スペースPCとしても、趣味の自作ベースとしても柔軟に使える点は大きなメリットです。


コストパフォーマンスを検証:自作派にも嬉しい価格設定

本体(ベアボーン)の価格はおおよそ2~3万円台。そこにCPU・メモリ・SSDを加えても、総額10万円前後で高性能な小型PCが組めます。

市販の完成品ミニPCと比べると、静音チューニングやパーツ選定の自由度が高く、後々のアップグレードも可能。CPUソケットがAM5なので、今後のRyzen 7000シリーズや後継Ryzen 5 8600Gシリーズにも対応が期待できるのは大きな魅力です。

コスパを重視するなら、Ryzen 5 8600Gあたりを選ぶのもおすすめ。グラフィック性能も十分で、省エネ性とバランスの取れた構成になります。


使って感じたメリットとデメリット

メリット

  • 手のひらサイズの筐体にデスクトップ級の性能
  • 拡張性が高く、ストレージ構成も柔軟
  • 省電力で常時稼働にも適する
  • CPU交換やアップグレードが可能
  • ベアボーン価格がリーズナブルでコスパが良い

デメリット

  • 標準クーラーは静音性が物足りない
  • 内部スペースが狭く、パーツ選びに制約がある
  • USBポートの数が限られているため、拡張にハブが必要
  • 初心者にはやや組み立てのハードルが高い

これらを踏まえると、DeskMini X600は「静音性を重視したい人はクーラーを交換」「USB拡張が必要ならハブを導入」といった対策をすれば、非常に完成度の高い一台になります。


DeskMini X600はどんな人におすすめ?

小型でパワフルなPCを求める人にとって、DeskMini X600は理想的な選択肢です。
特におすすめできるのは次のようなユーザーです。

  • 自作PC初心者から一歩進みたい人
  • ミニマルなデスク環境を作りたい人
  • 省エネPCを常時稼働させたい人
  • 軽いゲームや動画編集をしたい人
  • 将来的なアップグレードを視野に入れたい人

既存のMini PCでは満足できない「拡張性」と「静音性の両立」を求める層には、まさに最適なモデルといえます。


deskmini x600のレビューまとめ!性能・静音性・コスパの総評

改めてまとめると、DeskMini X600は“超小型なのに本格派”という稀有な存在です。
Ryzen 7 8700Gなどの高性能APUを搭載すれば、クリエイティブ作業やゲームまで快適にこなせるパワーを持ちつつ、アイドル時は静かで省エネ。まさに万能ミニPCと呼べる仕上がりです。

静音性にこだわるならクーラー交換、I/O拡張にはUSBハブ――これらの工夫をすれば弱点も容易にカバーできます。
本格的なデスクトップ環境をコンパクトにまとめたい人にとって、DeskMini X600はコスパ・性能・静音性の三拍子が揃った理想のマシンです。

「小さくても妥協しない」そんなPCを探しているなら、DeskMini X600は間違いなく検討する価値があります。

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