東京・原宿の中心にある「Fender Flagship Tokyo」。
世界で唯一のフェンダー旗艦店として、ギター好きはもちろん、音楽やカルチャーを愛する人たちの間で大きな話題を呼んでいます。
今回は実際に訪れて感じた店舗の魅力や、ここでしか手に入らない限定モデルまで、徹底的に紹介していきます。
Fender Flagship Tokyoとは？原宿に誕生した世界唯一の旗艦店
フェンダーが世界中で初めて立ち上げた旗艦店が、この「Fender Flagship Tokyo」。
場所は東京・原宿。JR原宿駅や明治神宮前駅からすぐの好立地で、ファッションと音楽が交差する街にぴったりのロケーションです。
建物はガラス張りで開放感があり、外からでもギターやベースの美しいディスプレイが目に入ります。
通りを歩くだけで「ここは何か特別な場所だ」と感じさせる存在感。
内部に入ると、単なる楽器店ではなく“Fenderというブランドの世界を体験する空間”が広がっています。
店内の雰囲気と体験の特徴
Fender Flagship Tokyoは複数フロア構成で、階ごとに異なるテーマが設定されています。
アメリカ製や日本製モデル、アコースティック、ベース、カスタムショップなど、フェンダーの全ラインナップを実際に見て触れられるのが最大の魅力。
試奏スペースも充実しており、防音室でアンプを鳴らしてじっくり音を確かめられます。
ギターやベースのセッティングも完璧で、どの楽器もショールームクオリティ。
試奏中にスタッフが丁寧にサポートしてくれるため、初心者でも安心です。
また、アパレルやアクセサリーコーナー、アンプやエフェクターの展示もあり、フェンダーの世界観をトータルで楽しめます。
まるで「Fenderミュージアム」とも言える空間です。
カフェやイベントも！“滞在する楽しみ”があるショップ
店内には「FENDER CAFE powered by VERVE COFFEE ROASTERS」が併設されています。
試奏や買い物の合間に、コーヒーを片手に音楽談義を楽しむことができる場所。
カフェの内装もフェンダーらしく、落ち着いたトーンのウッドと金属の質感が融合したスタイリッシュな空間です。
また、週末にはアーティストによるミニライブやトークイベントも不定期で開催。
単なる販売店に留まらず、「音楽を中心に人がつながる場所」として機能しています。
海外からも注目される理由
Fender Flagship Tokyoは日本国内だけでなく、海外メディアからも高い評価を得ています。
「世界で唯一のフェンダー旗艦店」として、訪日観光客の“必訪スポット”にもなっているほど。
展示の仕方や店舗デザイン、照明の演出など、どれもがフェンダーの美学を感じさせるもの。
海外ギタリストのレビューでは「ここはギターの聖地」「楽器店というよりもアートギャラリー」と表現されることも多いです。
Fender Custom Shopの展示が圧巻
上階に設けられた「Fender Custom Shop」専用フロアは、まさに夢の空間。
アメリカ・カリフォルニアの熟練クラフトマンが手掛けるマスタービルトやチームビルトモデルがずらりと並びます。
ビンテージリイシューからモダンな設計のカスタムギターまで、まさに芸術品のような一本一本。
価格帯は高めですが、実物を見て、触れて、試奏できる体験はここでしか味わえません。
ギター愛好家なら一度は訪れてみる価値があるでしょう。
Made in Japan Fender Flagship Tokyo Editions Jaguarの限定モデル
この店舗のもう一つの大きな魅力が「Made in Japan Fender Flagship Tokyo Editions Jaguar」。
日本国内で製造され、かつこの旗艦店でしか購入できない特別モデルです。
2025年春に第1弾として登場したのが、
・Made in Japan Fender Flagship Tokyo Editions Jaguar
・Made in Japan Fender Flagship Tokyo Editions Jazzmaster
・Made in Japan Fender Flagship Tokyo Editions Jazz Bass
の3モデル。
ホワイトを基調とした高級感あるルックスに、バインディング付きのエボニー指板、ミディアムジャンボフレットなど、演奏性も抜群。
ヴィンテージの雰囲気を残しつつ、現代プレイヤー向けにアップデートされています。
続く第2弾ではTelecasterが登場。
Lollar DC-90ピックアップを搭載し、限定カラーの“Bremerton Green”と“Bridgeport Tan”がラインナップ。
トーンの奥行きやルックスの個性が際立ち、コレクターズアイテムとしても注目されています。
スタッフ対応と接客スタイル
Fender Flagship Tokyoのスタッフは、単なる販売員ではなく“ブランドアンバサダー”的な存在。
ギターに詳しいだけでなく、音作りの相談やセッティングアドバイスなど、実践的な提案をしてくれます。
英語対応も可能で、海外からの来店者にも丁寧に案内してくれる点が評価されています。
「試奏したいけど少し緊張する…」という人も、スタッフが自然に声をかけてくれるので安心。
敷居の高さを感じさせない温かさが、この店舗の魅力の一つです。
Fender Flagship Tokyoが示す新しい“ブランド体験”の形
フェンダーは長い歴史を持つギターブランドですが、この旗艦店は“ブランドの現在形”を体現している場所でもあります。
アナログとデジタル、クラフトマンシップとテクノロジー、伝統と革新。
それらを一つの空間にまとめ上げたのが、このFender Flagship Tokyoです。
「ギターを買う」という行為そのものが、ここでは“体験”になっています。
実際に楽器を手に取り、音を鳴らし、コーヒーを飲みながら余韻に浸る。
そんな時間の過ごし方ができる場所は、世界でもそう多くありません。
日本市場とフェンダーのこれから
フェンダーにとって日本は特別な市場です。
日本製フェンダー（MIJ）は世界的にも高品質で知られ、海外アーティストからの評価も高い。
その象徴的存在としてFender Flagship Tokyoが設けられたのは自然な流れといえます。
この店舗は、国内ファンだけでなく、世界のギターファンに日本のクラフトマンシップを発信する舞台。
限定モデルやイベントを通じて、フェンダーの新たな歴史を紡いでいく拠点になるでしょう。
Fender Flagship Tokyoのレビュー総括
実際に訪れると、写真や口コミ以上にその魅力を体感できます。
ギターやベースを愛する人なら、時間を忘れて過ごせるはず。
初心者からプロミュージシャンまで、すべての音楽ファンに開かれた場所です。
「Fender Flagship Tokyoのレビュー」を一言で表すなら、
“楽器店を超えたフェンダー体験の聖地”。
限定モデルやカスタムショップの美しさはもちろん、空間全体がブランドの魂を映し出しています。
原宿という街にふさわしい、音楽とカルチャーの交差点。
ぜひ一度、足を運んでフェンダーの世界を体で感じてみてください。
