ゲーミングマウス選びで迷う人にとって、軽量性・精度・操作感のバランスは重要なポイントですよね。この記事では、実際に「Logicool G309 LIGHTSPEED」を使用した感想を交えながら、メリットや注意点をわかりやすく紹介します。従来の人気モデルG304との違いや、実際のプレイ感までリアルにまとめました。
G309とは?軽さとワイヤレス性能を両立した新モデル
ロジクールのG309は、同社の定番「G304」の後継として登場した最新ワイヤレスゲーミングマウスです。最大の特徴は、LIGHTSPEEDワイヤレス接続とBluetooth接続のデュアル対応。ゲームでも作業でも用途を選ばず使えるのが魅力です。
HERO 25Kセンサーを搭載し、最大25,600dpiまでの解像度に対応。わずかなマウスの動きも正確にトラッキングします。加速は40G、最大速度は500ipsと、ハイレベルな精度を誇ります。
本体重量は単三電池込みで約86g。POWERPLAYマウスパッド(別売)を併用すれば電池なしの軽量運用もでき、その場合は約68gまで軽くなります。ゲーマーが求める「軽くて速い」をしっかり叶えてくれるマウスです。
実際に使ってわかった握りやすさと操作感
G309の形状は左右対称のデザインで、右利きでも左利きでも扱いやすいフォルム。高さはG304よりわずかに高く、背面の膨らみが手のひらに自然にフィットします。長時間使っても疲れにくく、パームグリップ・クローグリップのどちらにも対応しやすい印象です。
握り心地に関しては、付属のグリップテープが地味に優秀。特に手汗をかきやすい人にはありがたいアイテムで、貼るだけで滑りにくくなります。実際、FPSを長時間プレイしてもグリップが安定していました。
ただし、形状の好みは分かれる部分でもあります。G304特有の丸みのある形が好きだった人には、G309のシャープなラインがやや硬く感じるかもしれません。持ち方との相性は、実際に触ってみて確かめるのがベストです。
ワイヤレス接続の安定感と遅延のなさに驚き
ゲーミングマウスで気になるのが「ワイヤレスの遅延」ですが、G309のLIGHTSPEED接続は本当に快適。USBレシーバーを挿すだけで有線並みのレスポンスが得られます。FPSやMOBAなど、瞬時の判断が求められるゲームでも違和感ゼロです。
Bluetooth接続も備えており、普段使いのノートPCやタブレットにも簡単にペアリング可能。外出先で作業する人や、デバイスを複数使う人にとってはかなり便利です。
ただし、Bluetooth接続はLIGHTSPEEDよりわずかに遅延があり、競技ゲームではレシーバー接続が断然おすすめです。
バッテリー持続時間も優秀で、単三電池1本で約300時間の使用が可能。毎日の充電を気にせず使えるのはかなりの安心感です。
HERO 25Kセンサーの実力は?精度の高さを実感
ロジクール独自のHERO 25Kセンサーは、G309でもしっかり本領発揮。カーソルの追従が非常に正確で、エイム調整も滑らかに行えます。
低DPI設定でのスナイパー操作から、高DPIでの素早い振り向きまでブレなく追従してくれるため、精度重視のFPSゲーマーにも満足度が高いでしょう。
実際にApex LegendsやVALORANTで試したところ、マウスを大きく振っても遅延やトラッキングのズレは一切なし。センサー精度は従来機のG304をしっかり上回っています。
ただし、ポーリングレートは1000Hz止まり。近年では4000Hz対応マウスも出ているため、プロ志向のハイエンドユーザーにとってはやや物足りないかもしれません。
クリック感とホイール操作の印象
G309に搭載されているのは、ロジクールの「LIGHTFORCEハイブリッドスイッチ」。クリックが非常に軽く、反応も速いです。
FPSでの連打や建築系ゲームの素早い操作でも、ストレスを感じることはありません。クリック音はカチッと大きめで、静音性よりも反応重視のチューニングになっています。
ホイールはしっかりしたラチェット感があり、操作ミスを防いでくれます。ただし、左右スクロール(チルト)には非対応。ブラウジングやExcel作業でチルト操作を多用する人にとっては少し不便かもしれません。
サイドボタンは親指の位置にちょうど良く、誤操作しにくい配置。押下感もしっかりしていて、前進・後退の切り替えがスムーズです。
カスタマイズ性とソフトウェアの使い勝手
G309はロジクールの「Logicool G HUB」ソフトに対応。
ここでDPI感度の調整、ボタン割り当て、マクロ登録などが自由に行えます。プロファイルを複数保存しておけば、ゲームによって設定を自動で切り替えることも可能。
例えばFPS用と仕事用でボタン機能を分けたり、DPIを瞬時に切り替えたりと、幅広い使い方ができます。
設定画面も直感的でわかりやすく、初心者でもすぐに慣れます。
「マクロを細かく設定できるマウスが欲しい」というユーザーにもおすすめできるポイントです。
実機使用で感じたメリットまとめ
G309を使って特に良かった点を挙げると、以下のようになります。
- 反応速度が非常に速く、FPSでも安定したエイムができる
- 軽量かつワイヤレスでケーブルの抵抗を一切感じない
- バッテリー持続時間が長く、頻繁に電池交換しなくていい
- Bluetooth対応で、仕事用PCにも簡単に接続できる
- グリップテープが付属しており、滑りにくく安定感がある
このバランスの良さこそが、G309の最大の魅力。価格も1万円前後と手頃で、コスパ面でも優秀です。
注意しておきたいデメリット
一方で、実際に使って感じた注意点もあります。
- 1000Hzポーリングレートにとどまり、上位機種と比べると上限が低い
- 電池込みだと軽量マウスよりやや重い
- 左右チルトホイールが非対応
- クリック音が大きめで静かな環境では気になる
- G304とは形状が異なり、持ち替え時に違和感を覚える人もいる
このあたりを理解して選べば、「想像と違った」と感じることは少ないでしょう。競技レベルで使うならLIGHTSPEED接続、日常使いではBluetoothと使い分けるのが最適です。
どんな人にG309はおすすめか
G309は、軽量・高精度・安定ワイヤレスという三拍子が揃った万能モデルです。
特に以下のような人に向いています。
- FPSやTPSをよくプレイするが、軽量マウスが好み
- ケーブルレスで机まわりをスッキリさせたい
- ゲームと仕事の両方に使えるマウスを探している
- 電池交換の手間を減らしたい
- 初めてワイヤレスゲーミングマウスを買う人
上級者のサブ機としても、ゲーミング初心者の最初の一台としてもおすすめできる完成度です。
g309レビュー|総評と購入前のチェックポイント
G309は、ロジクールらしい高品質な作りと、LIGHTSPEEDワイヤレスの快適さを両立したゲーミングマウスです。
センサーの精度、クリックの反応、軽さ、そして長持ちバッテリー。どれを取っても価格以上の価値があります。
一方で、4000Hz対応のような最新仕様を求める人や、軽さを最優先するゲーマーには上位モデルの方が合うかもしれません。
とはいえ、普段のゲームプレイや仕事環境では十分すぎる性能。G304の進化版として、バランスの取れた“ちょうどいいマウス”です。
軽快で遅延のない操作を求めるなら、G309は間違いなく候補に入る一台。
手頃な価格でワイヤレスの快適さを体感したい人には、ぴったりの選択肢です。
