大画面テレビを選ぶとき、つい迷ってしまうのが「価格と性能のバランス」。ハイセンスの**65U8N**は、まさにその“ちょうどいい”ラインを突いてきたモデルです。今回は、実際の使用感やネット上の口コミをもとに、画質・機能・コスパの3軸から徹底レビューしていきます。
65U8Nとは？Mini LED採用の高輝度4K液晶モデル
65U8Nは、ハイセンスのULEDシリーズに属する65インチ4K液晶テレビ。バックライトにはMini LEDを採用し、従来のLEDよりも細かな制御で高いコントラストと明るさを実現しています。量子ドットパネルによる広色域表示にも対応しており、色彩の豊かさや自然な発色が魅力です。
映像エンジンには「HI-VIEWエンジン」を搭載。AIがリアルタイムに映像を解析し、シーンごとに最適化することで、映画やゲーム、地デジ放送など幅広いコンテンツを美しく表現します。
価格帯としては10万円前後ながら、機能面はハイエンド寄り。コスパ重視の大画面モデルとして注目を集めています。
圧倒的な輝度と黒の締まりが生む高画質
まず最初に触れたいのが、65U8Nの「画質の強さ」。Mini LEDの細やかな制御により、明るい部分はより鮮烈に、暗い部分は深く締まった黒で描写します。特にHDRコンテンツでは、その違いがはっきり分かるレベル。
対応規格はHDR10／HLG／HDR10+／Dolby Vision IQとフル装備。映画の光や影の表現が一段とリアルに感じられます。
レビューでは「10年前の液晶から買い替えたら圧倒的にキレイ」「コントラストがはっきりして映画が映える」といった声が多く、映像の迫力を実感しているユーザーが目立ちます。
一方で、「色味がやや派手に出る」「ナチュラル設定にすると落ち着く」といった意見もあり、初期状態ではややビビッド寄りのチューニングといえそうです。
そのため、映画やアニメをより自然な色で楽しみたい人は、画質モードを“シネマ”や“ナチュラル”に変更するのがおすすめ。これでグッと落ち着いた色調になります。
Google TV搭載で使い勝手も抜群
65U8Nは、Google TVを搭載したスマートテレビです。電源を入れると、YouTube・Netflix・Amazon Prime Videoなど主要ストリーミングサービスがすぐに使えます。アプリの動作も軽快で、画面遷移もスムーズ。
Googleアカウントと連携すれば、スマホで見ていた動画の続きをテレビで再生することも可能です。
音声アシスタントにも対応しており、「OK Google、Netflixでアクション映画を探して」と話しかければ検索まで完了。リモコンのボタン数もシンプルで、操作に迷うことはほとんどありません。
ユーザーレビューでも「動作が軽く、ストレスなく使える」「リモコンの反応が早い」といった使い勝手の良さが高く評価されています。
ゲームにも強い！HDMI 2.1で次世代機対応
近年はゲーム機との相性も重要なポイント。65U8Nは、HDMI 2.1対応端子を複数搭載しており、PlayStation 5やXbox Series Xなどの次世代ゲーム機で4K 120Hz出力が可能です。
また、**VRR（可変リフレッシュレート）やALLM（自動低遅延モード）**にも対応しているため、映像の遅延を最小限に抑え、滑らかなプレイを実現します。
一部レビューでは「AI映像補正がONのままだと入力遅延を感じる」との声もありましたが、“ゲームモード”に設定すれば解消されるとのこと。
ゲーム中に映像エンジンが過度に介入しないため、応答性を重視するゲーマーにも十分対応できるスペックです。
音質は標準的、サウンドバー併用が理想
音質に関しては「テレビ単体でも十分だが、映画を本格的に楽しむなら外部スピーカーがあると良い」という意見が多めです。
65U8Nのスピーカーはクリアではあるものの、低音の厚みや立体感はさすがに限界があります。
特に、映画やライブ映像を頻繁に見る場合は、Dolby Atmos対応のサウンドバーを追加するだけで劇的に変わります。
逆に、地デジやニュース、YouTube中心の使い方であれば、テレビの内蔵スピーカーでも十分満足できるでしょう。
音量バランスやボイス強調設定なども細かく調整できるため、家庭環境に合わせたチューニングが可能です。
デザインと設置性も◎
65インチの大画面ながら、フレームが細く、映像が浮かび上がるような印象。スタンドも中央寄りで設置面積が小さく、一般的なテレビ台でも十分対応できます。
また、VESA規格に対応しているため、壁掛け設置も容易。Mini LEDを採用しているにもかかわらず本体厚も抑えられており、見た目もスタイリッシュです。
レビューでは「フレームが細くて高級感がある」「リビングに置いても圧迫感がない」と好評。テレビの存在感はありつつも、空間を重くしないデザインに仕上がっています。
65U8Nの弱点と注意点
完璧に見える65U8Nにも、いくつか注意したい点があります。
- 斜めから見ると若干コントラストが落ちる（液晶の特性上の限界）
- HDR再生時に一部映像が明るく出すぎるケースがある
- 内蔵スピーカーの重低音は控えめ
これらは使用環境や視聴コンテンツによって差がありますが、視聴角度や設定を調整することである程度は改善可能です。
また、設置場所が明るすぎると画面の映り込みが出る場合もあるため、部屋の照明位置を工夫するのがベターです。
コスパ面では間違いなくトップクラス
10万円前後の価格帯で、Mini LED・量子ドット・HDMI2.1対応・Google TVを備えたモデルはそう多くありません。
他ブランドの同等スペック機種（ソニーやLGなど）と比べると、価格は約3〜5万円ほど安いケースもあり、コスパを重視するユーザーには非常に魅力的。
口コミでも「この価格でこの画質は驚き」「有機ELのような黒が出る」といった声が並び、満足度は高水準。
ハイセンスはここ数年で映像技術の進化が著しく、国内メーカーに劣らない品質を実現しています。
まとめ：65U8Nは「失敗しない大画面テレビ」の本命
総合的に見て、ハイセンスの65U8Nは**“価格以上の価値を感じられる”万能型テレビ**です。
Mini LEDによる高輝度映像、Google TVの使いやすさ、そして次世代ゲーム機との相性。どの面でもバランスが取れており、一般家庭から映像好きまで幅広く満足できる仕上がりになっています。
もちろん、音質を追求するなら外部スピーカーを追加するのがベストですが、標準状態でも十分楽しめるレベル。
設置性やデザインも良く、初めての4K大型テレビとしてもおすすめできます。
もし「10万円前後で本格的な映像体験をしたい」「リビングを映画館のようにしたい」と考えているなら、65U8Nはその期待にしっかり応えてくれるはずです。
65U8Nのレビュー総評と最終評価
最後にまとめると、65U8Nは以下のような評価になります。
- 画質：Mini LED＋量子ドットの力強い映像（★★★★★）
- 機能性：Google TVとHDMI 2.1で万能（★★★★★）
- 音質：平均的（★★★☆☆）
- コスパ：この価格帯では最強クラス（★★★★★）
総合評価としては4.5点／5点。
ハイセンスが培ってきたULED技術の完成度が高く、「液晶の限界を感じさせない映像」が味わえる一台です。
同価格帯で迷ったときは、まず候補に入れて損のないモデルといえるでしょう。
以上、65U8Nの評価を徹底レビュー！画質・機能・コスパを本音で検証でした。
テレビ選びに迷っている人にとって、このレビューが参考になれば幸いです。
