完全ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、どんなポイントを重視しますか?
音質、装着感、デザイン、そして価格。どれも大事ですよね。今回は、そのすべてをバランスよく兼ね備えたGLIDiC(グライディック)の「glidic tw 4000p」をじっくりレビューしていきます。
このイヤホンは、耳を塞がない“ながら聴き”スタイルを提案するオープン型モデル。通勤や家事、リラックスタイムなど、日常のさまざまなシーンに自然に溶け込む存在です。
実際の使用感や音質、機能性まで、ユーザー目線で丁寧に紹介していきます。
glidic tw 4000pとは?小さくても頼れるmameBuds
GLIDiCはソフトバンクセレクションが展開する国内ブランド。
「glidic tw 4000p(mameBuds)」は、その名の通り豆のように小さく、軽やかな装着感が特徴の完全ワイヤレスイヤホンです。
片耳わずか約3.5gという超軽量設計。装着していることを忘れるほどの軽さで、長時間つけていても耳への負担が少ないのが魅力です。
イヤホンの形状はスティックのない丸型デザイン。耳にすっきり収まり、寝転がって使っても違和感がない構造になっています。
また、カラーごとに付け替え可能なカラージャケットが付属しており、気分やファッションに合わせて見た目を変えられるのもポイント。
シンプルだけど遊び心がある、そんなデザイン哲学が感じられます。
オープン型イヤホンならではの“ながら聴き”スタイル
glidic tw 4000pの最大の特徴は「耳を塞がない」オープン型構造です。
通常のカナル型イヤホンのように耳の奥に差し込むのではなく、外耳に軽く乗せるような形で装着します。
これにより、周囲の音を聞き取りながら音楽やポッドキャストを楽しむことができます。
例えば、
・通勤中に駅のアナウンスを聞き逃したくない
・家事をしながら音楽を聴きたい
・在宅ワーク中に家族の声にも気づきたい
そんなシーンにぴったりです。
音楽と生活音が自然に混ざり合う感覚は、まさに“ながら聴き”イヤホンの真骨頂。耳を圧迫しないので、長時間の装着でも疲れにくく、日常のあらゆる時間を快適にしてくれます。
音質レビュー:自然でバランスの取れたチューニング
オープン型イヤホンと聞くと、「音が軽そう」「低音が弱そう」と思うかもしれません。
しかしglidic tw 4000pの音質は、決して安っぽくはありません。
実際に聴いてみると、ボーカルの輪郭がくっきりしていて、中音域の表現が得意。
低音は控えめながら、自然に伸びるタイプで耳への圧迫感がありません。
高音も刺さるような強さはなく、長時間聴いても疲れにくいのが印象的です。
音のバランスとしてはフラット寄り。
重低音を楽しむタイプではなく、ラジオ・YouTube・オーディオブックなど、音声中心のコンテンツと相性が良いです。
もちろん、ポップスやアコースティックなど軽めの音楽ジャンルなら心地よく聴けます。
総合的に見れば、“ながら聴き”モデルとして十分満足できるクオリティ。
「ながら聴き=音質が犠牲になる」という先入観をいい意味で裏切ってくれます。
快適な装着感と使い勝手の良さ
軽さとフィット感は、glidic tw 4000pが最も評価されているポイントのひとつです。
耳穴を完全にふさがないため圧迫感がなく、装着したまま会話も可能。
寝ながら使っても痛くなりにくいので、“寝ホン”として使う人も多いです。
ただし、オープン型であるがゆえに、耳の形によってはフィット感に個人差があります。
動きの激しい運動中は外れやすいこともあるので、ジョギングなどには不向きかもしれません。
とはいえ、日常使いや室内利用ならほとんど気にならない安定感があります。
また、防水性能はIPX4相当。
汗や雨に強く、軽い運動や通勤にも安心して使える設計です。
Bluetooth接続と操作性
Bluetoothは最新のバージョン5.3を採用。
接続は非常に安定しており、ペアリングもスムーズです。
一度スマホと接続すれば、次回からケースを開くだけで自動接続してくれます。
コーデックはSBCとAACに対応。
iPhoneやAndroidのほとんどの機種で問題なく高音質再生が可能です。
また、低遅延モードを搭載しており、動画視聴時の音ズレもほとんど感じません。
YouTubeやNetflixの視聴にもストレスがありません。
操作はタッチセンサー式。
再生・停止、曲送り、着信応答などを指先で軽くタップするだけで行えます。
専用アプリに対応しているため、操作方法のカスタマイズやバッテリー残量の確認も簡単です。
バッテリー性能と充電ケース
イヤホン単体で約6.5時間、充電ケース併用で約13時間の再生が可能。
通勤・通学や在宅ワークには十分なスタミナです。
ケース自体も非常にコンパクトで、ポケットや小さなバッグにもすっきり収まります。
充電はUSB-Cに対応。
急速充電には非対応ですが、15分ほどの充電で1時間程度の再生が可能なので、ちょっとした外出前にも便利です。
LEDインジケーターでバッテリー残量を確認できる点も地味にありがたいところ。
実際の使用シーンと印象
glidic tw 4000pを使ってみて感じるのは、「生活に寄り添うイヤホン」だということ。
たとえば――
・朝の支度中にポッドキャストを流しながら家族と会話
・カフェで音楽を聴きつつ、店員の声も自然に聞こえる
・夜、ベッドで動画を見ながら寝落ちしても耳が痛くない
そんなリアルな日常にフィットします。
派手さはありませんが、毎日使いたくなる“心地よさ”があります。
一方で、音に没頭したい人や電車内でしっかり聴きたい人には向かないかもしれません。
外音が入る構造のため、周囲が騒がしい場所では音量を上げたくなることもあります。
それでも、このイヤホンのコンセプトは「音楽を生活の一部として楽しむ」こと。
その点では完璧に狙い通りと言えるでしょう。
メリットとデメリットまとめ
メリット
- 超軽量&小型で装着感が抜群
- 耳を塞がないオープン型でながら聴きに最適
- デザイン性が高く、カラージャケットでアレンジ可能
- Bluetooth接続が安定しており、低遅延で快適
- 防水性能もあり、日常使いに強い
デメリット
- 低音や遮音性を重視する人には物足りない
- 運動中など動きが多いシーンでは外れやすいことがある
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)非対応
これらを踏まえると、「ながら聴きイヤホン」としての完成度は非常に高いです。
特に、快適さや自然な装着感を重視する人にはぴったりの一台です。
こんな人におすすめ
- 音楽を聴きながら周囲の音も感じたい人
- ポッドキャストや動画視聴がメインの人
- 長時間装着しても耳が疲れにくいイヤホンを探している人
- 寝ホンやリラックス用イヤホンを探している人
- コンパクトでかわいいデザインが好きな人
価格帯も1万円前後と手が届きやすく、初めてのワイヤレスイヤホンにもおすすめ。
音質・デザイン・機能のバランスがよく、普段使いの“ちょうどいい”を体現しています。
glidic tw 4000pの音質や機能をレビューで詳しく紹介 ― まとめ
glidic tw 4000pは、音楽に没入するためのイヤホンではなく、“生活に寄り添うパートナー”のような存在です。
軽やかな装着感、耳を塞がない設計、自然な音質。
この3つが見事に調和し、日常の中に音を溶け込ませてくれます。
シンプルでおしゃれ、そして実用的。
「ながら聴きイヤホン」という新しいカテゴリーを探している人には、間違いなくチェックする価値があります。
あなたの生活にちょうどいい音をくれる――それが、glidic tw 4000pです。
