こんにちは。今回は、仙台の海沿いにある「JRフルーツパーク仙台あらはま」を紹介します。
“果物狩り”というと季節限定のイメージがありますが、ここは一年を通して旬のフルーツを味わえる体験型農園。しかも、カフェや直売所までそろった充実の施設なんです。
震災の被害を受けた荒浜の地に生まれたこの場所は、「地域と再び実りをつくる」ことをテーマに、家族連れや観光客の憩いの場として人気を集めています。
JRフルーツパーク仙台あらはまとは?
JRフルーツパーク仙台あらはまは、仙台市若林区荒浜に2021年3月にオープンした体験型観光農園です。
運営しているのはJR東日本グループ。被災地の復興と地域農業の振興を目指して誕生しました。
敷地はなんと約11ヘクタール。園内には8品目・150種類以上の果物が育てられていて、季節ごとにいちご・ブルーベリー・ぶどう・りんご・梨などを収穫できます。
入園は無料で、体験ごとに料金を支払うシステム。
駐車場も広く、140台ほど停められるので車でのアクセスも安心です。
公共交通を使う場合は、地下鉄東西線「荒井駅」からバスで「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」下車、徒歩7分ほど。アクセスの良さも人気の理由のひとつです。
季節ごとに楽しめるフルーツ狩り
この農園の一番の魅力は、なんといっても“1年中フルーツ狩りができる”こと。
春は甘い香りが漂ういちご狩りがスタート。冬の終わりから初夏にかけて、真っ赤ないちごがハウスいっぱいに実ります。
初夏になるとブルーベリー狩りが人気に。摘みたてを口に入れると、果汁が弾けるように広がります。
秋はぶどう・梨・りんご狩りのシーズン。とくにりんごは品種が多く、紅玉やふじ、シナノスイートなどがずらり。自分で選んで収穫する体験は子どもにも大好評です。
そして晩秋にはいちじくやキウイも登場。季節の移り変わりとともに、農園の風景もがらりと変わります。
リピーターが多いのは、「行くたびに違う果物に出会える」から。
収穫体験のほかにも、季節ごとにイベントが行われていて、訪れるたびに新しい発見があります。
あらはまマルシェで味わう地元の恵み
フルーツ狩りを楽しんだ後は、施設内の直売所「あらはまマルシェ」へ。
ここでは、農園で収穫した果物はもちろん、地元農家の新鮮な野菜や加工品、手づくりジャムなどが並びます。
旬のフルーツはそのまま食べるのもよし、ギフト用に買って帰るのもおすすめ。季節によって品揃えが変わるので、いつ訪れても新鮮です。
口コミでも「完熟の果物が買える」「地元の野菜が安くておいしい」と高評価。観光客だけでなく、地元の人も日常的に利用しているようです。
カフェ&レストラン「Les Pommes(レ・ポム)」
農園内のレストラン「レ・ポム」は、ホテルメトロポリタン仙台のシェフが監修する本格派カフェ。
フルーツパークの新鮮な食材を使ったランチやスイーツが人気です。
特に評判なのが「スパイス香るあらはまカレー」と「季節のフルーツパフェ」。
カレーは地元野菜がごろごろ入っていて、見た目も味も大満足。
パフェはその時期の果物をふんだんに使っていて、SNSでも「写真映えする」と話題になっています。
天気の良い日は、テラス席から青空の下で食事を楽しむこともできます。海風を感じながらのランチタイムは、まさに“荒浜らしさ”を味わえる時間です。
季節イベントで子どもも大人も楽しめる
JRフルーツパーク仙台あらはまでは、季節に合わせたイベントが随時開催されています。
秋には「まるごとりんごフェスタ」が行われ、りんご釣りや焼きりんご体験など、家族で楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
夏にはブルーベリーフェア、冬には温かいスイーツの販売など、季節感を大切にした催しが人気です。
また、農業体験や食育イベントも開催されており、子どもたちが自然や食の大切さを学ぶ機会としても注目されています。
ただ果物を食べるだけでなく、“つくる・感じる・学ぶ”体験ができるのが、この施設の大きな魅力です。
口コミで分かるリアルな評価
旅行サイトや地図アプリなどの口コミを見てみると、全体的に高評価が目立ちます。
「季節ごとの果物が楽しめる」「子どもが大喜びだった」「カフェの料理が想像以上に本格的」といった声が多く、評価はおおむね4.3〜4.5点前後。
一方で、混雑時には受付や会計に時間がかかるとの意見もあります。休日やイベント日は早めの来園がおすすめです。
それでも、「一年を通して楽しめる」「何度も行きたくなる」とリピーターの口コミが多いのは、施設全体の満足度の高さを物語っています。
復興の地に実る、新しい“実り”の形
荒浜地区は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。
その場所にフルーツパークをつくったのは、地域の人たちに再び“笑顔と実り”を届けるため。
農業体験を通じて人が集い、地元の食材を楽しみ、復興と共に歩むこの場所には、単なる観光農園以上の意味があります。
地元の方が働き、観光客が訪れ、地域がつながる。そんな温かい循環がここにはあります。
周辺の見どころもあわせて楽しもう
農園のすぐ近くには、震災遺構「仙台市立荒浜小学校」があります。
津波の高さや当時の様子を伝える展示は、訪れる人に深い印象を残します。
少し足をのばせば、仙台港方面や三井アウトレットパーク仙台港、かわまちてらす閖上など、観光スポットも多数。
自然と街の両方を楽しめる立地も、この施設の魅力です。
JRフルーツパーク仙台あらはまの魅力と口コミを紹介(まとめ)
JRフルーツパーク仙台あらはまは、「一年を通して旬を感じられる農園」として、仙台の新しい観光名所になっています。
フルーツ狩りを楽しみたい人はもちろん、地元の味を堪能したい人、のんびり自然に触れたい人にもぴったり。
カフェやイベントも充実しているので、家族連れ・カップル・友人同士、どんな世代でも楽しめます。
口コミの多くが「また来たい」と語る理由は、季節ごとの変化と温かい雰囲気にあるのかもしれません。
もし仙台を訪れる機会があれば、ぜひ荒浜の海風を感じながら、このフルーツパークで“実りの時間”を体験してみてください。
