大分県の杵築市にある「Kitsuki Terrace（キツキテラス）」を訪れたときのことを、今でも鮮明に覚えています。海風に包まれた開放的なテラス、香ばしく焼ける牡蠣の香り、そして守江湾の穏やかな景色。まるで旅の途中で小さなご褒美をもらったような時間でした。
この記事では、実際に訪れて感じた体験をもとに、Kitsuki Terraceの魅力やおすすめポイントを紹介していきます。
海辺に建つモダンな牡蠣小屋「Kitsuki Terrace」とは
Kitsuki Terraceは、杵築市守江地区の国道213号線沿いにある海鮮BBQレストラン。通称「杵築カキ街道」と呼ばれるエリアに位置し、地元では“日本最大級の牡蠣小屋”として知られています。
とはいえ、いわゆる港町の簡素な小屋ではありません。白を基調とした建物に大きなガラス窓が並び、海を見渡すモダンな空間。店内は開放的で、どの席からも守江湾を一望できます。特に晴れた日には、青い空と海のコントラストが美しく、食事をしながら景色に癒される時間が流れます。
営業時間やアクセスの基本情報
Kitsuki Terraceの営業時間はおおむね10:30〜16:00で、火曜が定休日。昼営業のみなので、ランチタイムを中心に訪れる人が多いです。駐車場は広く、約60台分のスペースがあるので車でのアクセスが便利。
最寄りの杵築駅から車で10分ほどの距離にあり、別府や国東半島を観光するルートにも組み込みやすい立地です。海沿いのドライブコースとしても人気が高く、途中に見える湾岸の風景がまた気分を盛り上げてくれます。
新鮮な海の幸を自分で焼く体験が楽しい
このお店の最大の魅力は、なんといっても「自分で焼いて食べる海鮮BBQスタイル」。
テーブルの上には専用の網が設置され、スタッフが焼き方を丁寧に教えてくれます。最初は緊張しつつも、焼ける音や香りを感じながら牡蠣を開けていくと、だんだんとコツが掴めてきます。
「自分で焼く」というアクティブな体験があるだけで、食事がぐっと楽しくなるのが不思議です。
焼き牡蠣はもちろん、ホタテやサザエ、エビ、イカなどの新鮮な海鮮も揃い、盛り合わせメニューでは季節や仕入れによって内容が変わります。海の幸を存分に味わいたい人にはたまらないラインナップです。
スタッフの対応も親切で、焼き方に迷ったときはすぐに声をかけてくれるので、初心者でも安心して楽しめます。
旬の牡蠣を味わう贅沢な時間
冬から春にかけては、まさに牡蠣のベストシーズン。守江湾で採れる地元産の真牡蠣を中心に、福岡県糸島産や岡山県産など、時期ごとに異なる産地の牡蠣が楽しめます。
焼き牡蠣のほかにも、生牡蠣のカクテルやバター焼き、釜飯などメニューが豊富。牡蠣好きにはまさに天国のような場所です。
焼き上がった牡蠣を頬張ると、海の香りがふわっと広がり、濃厚な旨味が口いっぱいに。シンプルな調理法だからこそ素材の良さが際立ちます。
また、牡蠣が苦手な人でも楽しめるように、ソーセージやおにぎり、釜飯、味噌汁などのサイドメニューも充実しています。ファミリーで訪れても、それぞれの好みに合わせて楽しめるのが嬉しいところです。
景色もごちそう。守江湾を眺める癒しの時間
食事をしていると、つい料理よりも景色に見とれてしまう瞬間があります。
Kitsuki Terraceの窓の向こうには、穏やかな守江湾が広がっています。波の音はほとんど聞こえず、静かで落ち着いた時間が流れる。特に午後の柔らかな光に包まれる時間帯は、まるでカフェのような雰囲気です。
テラス席に出ると潮風が心地よく、食後にコーヒーを飲みながら海を眺めるのもおすすめ。
夕方には、海がオレンジ色に染まり、沈む夕日とともに一日の締めくくりを迎えることができます。写真映えするスポットとしても人気で、旅行者の多くがここで記念写真を撮っています。
混雑を避けるコツと注意点
人気店ゆえに、週末や祝日はかなり混雑します。特に冬場の牡蠣シーズンは行列ができるほど。
予約は基本的に受け付けていないため、確実に楽しみたいなら開店直後を狙うのがベストです。
私が訪れたのは平日の午前中でしたが、それでも昼前にはほぼ満席になっていました。
待ち時間が発生しても、海を眺めながらのんびり過ごせるスペースがあるので、焦らず楽しむのがポイントです。
また、BBQ形式なので煙や匂いが気になる人は、服装を選んでおくと安心。手荷物を最小限にしておくと快適に過ごせます。
コスパの高さも魅力のひとつ
海辺のロケーションと新鮮な海鮮をこの価格で味わえるのは、かなりお得だと感じました。
予算の目安は、一人あたりおおよそ3,000〜5,000円前後。
牡蠣や海鮮の質を考えれば、観光地価格というより「良心的な設定」と言っていいでしょう。
特に牡蠣盛りや海鮮盛り合わせはボリュームがあり、グループでシェアすれば満足度もぐっと上がります。
Kitsuki Terraceを訪れて感じた魅力のまとめ
- 自分で焼いて食べる体験が楽しい
- 守江湾を望む絶景ロケーション
- 季節ごとに変わる新鮮な牡蠣と海鮮
- スタッフの対応が丁寧で安心
- コスパが高く、観光の途中にも立ち寄りやすい
こうして振り返ると、Kitsuki Terraceは「食」だけでなく「体験」「景観」「人の温かさ」まで含めて魅力的なスポットでした。
特に冬から春にかけての牡蠣シーズンには、ぜひ訪れてみてほしい場所です。きっと五感が満たされる時間になるはずです。
Kitsuki Terraceの利用体験とおすすめポイントを紹介（まとめ）
Kitsuki Terraceは、大分県の海沿いにある小さな非日常空間。
焼き立ての牡蠣を頬張りながら海を眺めるその瞬間は、まさに“旅のごちそう”でした。
守江湾の景色とともに味わう海鮮の香ばしさ、スタッフの親切な対応、そして訪れる人々の笑顔。すべてが心に残る体験です。
自然の中でリフレッシュしたい、海の幸を思い切り楽しみたい、そんな人にはぴったりの場所。
もし次の旅先を探しているなら、ぜひKitsuki Terraceを候補に入れてみてください。
海と食の豊かさを、きっと全身で感じられるはずです。
