スマホを選ぶとき、価格と性能のバランスはとても大事ですよね。
「安いけどちゃんと使えるの？」という疑問を持つ人に向けて、今回は話題の Libero 5G IV（リベロ ファイブジー フォー） を実際の使用感を交えながら、徹底的にレビューしていきます。
エントリーモデルながら5G対応、防水・防塵、おサイフケータイまで備えたこの機種。
果たして、日常使いでどこまで快適に動くのか？ 本音で見ていきましょう。
Libero 5G IVってどんなスマホ？
Libero 5G IVは、ZTEが製造しワイモバイルから発売されている5G対応スマートフォンです。
価格は約2万円台と手に取りやすく、条件次第では実質数千円で手に入ることも。
狙っているのは「スマホ初心者」や「サブ機が欲しい人」、そして「コスパ重視のユーザー」。
高性能ではないけれど、必要な機能をしっかり詰め込んだ「ちょうどいいスマホ」です。
前モデルのLibero 5G IIIからは、デザインやOSが進化。Android 13を搭載し、より快適に動くようになりました。
デザインと質感：シンプルで清潔感のある仕上がり
実際に手に取ると、価格を感じさせない作り込みに驚きます。
背面はマットな質感で、指紋がつきにくくサラッとした触り心地。見た目にも安っぽさがありません。
カラーはホワイト、ブラック、ピンクなど複数展開されており、性別を問わず持ちやすい印象です。
重量は約194gで、6.6インチの大画面スマホとしては比較的軽め。
片手操作もギリギリ可能なサイズ感で、長時間の操作でも疲れにくいのが嬉しいところです。
防水・防塵はIP67等級に対応。日常生活での水濡れやホコリも心配いりません。
お風呂での長時間利用などは避ける必要がありますが、雨やキッチン周りの使用なら安心です。
ディスプレイ：6.6インチの大画面が見やすい
Libero 5G IVのディスプレイは、約6.6インチのフルHD+（1080×2408）液晶を採用。
解像度は高く、SNSやYouTube、ニュース閲覧などで文字がくっきり見えます。
ただし、リフレッシュレートは60Hzまで。スクロールの滑らかさやアニメーション表示は、90Hz以上の機種には劣ります。
それでも、動画再生やブラウジングでは気にならないレベル。
価格を考えると、十分に見やすく使いやすいディスプレイです。
前モデルでは有機ELディスプレイが採用されていたため、液晶になった点は一部ユーザーが惜しむところ。
とはいえ、屋外での視認性は向上しており、実用性ではむしろプラスです。
処理性能：MediaTek Dimensity 700で快適な日常動作
搭載されているチップセットはMediaTek Dimensity 700。
オクタコア構成で、Antutuスコアはおよそ30万点前後。
エントリー〜ミドルレンジクラスとしては標準的で、日常の操作なら不満なく使えます。
SNS、LINE、Web閲覧、動画視聴、地図アプリといった用途ではサクサク動作。
アプリの切り替えもスムーズで、メモリ4GBでも想像以上に安定しています。
ただし、重めの3Dゲームや高画質の動画編集となると厳しい場面も。
「原神」などグラフィックの重いタイトルではフレーム落ちが目立つため、ライトユーザー向けといえます。
ストレージは128GB。写真や動画をある程度ためても余裕があり、microSDでの拡張も可能です。
バッテリー持ち：1日フルで使える安心感
Libero 5G IVのバッテリー容量は4,420mAh。
この容量にMediaTek Dimensity 700という省電力チップの組み合わせで、電池の持ちは良好です。
YouTubeやSNSを中心に使っても、1日半ほどは余裕で持ちます。
PCMarkのテストでは約14時間という結果もあり、外出中でもバッテリー残量を気にせず使えます。
充電は22.5Wの急速充電対応。30分ほどで50％前後まで回復し、寝る前や外出前の短時間充電でも十分実用的です。
カメラ性能：日中の撮影は◎、夜景は控えめ
カメラ構成はメイン50MP＋マクロ2MP＋深度2MPのトリプル仕様。
フロントは8MPで、自撮りやオンライン会議も問題なくこなせます。
明るい屋外での撮影は自然な発色で、SNS投稿には十分。
AI補正も働き、風景や料理をバランスよく写してくれます。
ただし、夜景や暗い室内ではノイズが増えやすく、輪郭がぼやける傾向があります。
夜間撮影にこだわる人や高画質を求めるユーザーには物足りないかもしれません。
とはいえ、価格を考えれば「必要十分」。
普段のスナップや記録用写真にはしっかり対応できるレベルです。
通信・便利機能：5Gとおサイフケータイ対応が強み
Libero 5G IVは、5G通信に対応しており、都市部では高速通信を体感できます。
また、eSIM＋nanoSIMのデュアル構成に対応。2回線を同時に使えるのは嬉しいポイントです。
さらに、エントリーモデルでは珍しく おサイフケータイ（FeliCa）対応。
SuicaやPayPay、QUICPayなどの電子決済が使えるため、日常の利便性は抜群です。
Wi-Fiは2.4GHz／5GHz両対応で、Bluetoothも5.2を搭載。
テザリングやワイヤレスイヤホン接続も安定しており、通信まわりでのストレスはほとんどありません。
セキュリティと操作感：指紋・顔認証の両対応
電源ボタン一体型の指紋センサーは反応が速く、ロック解除もスムーズ。
マスクをしたままの外出時は指紋認証、屋内では顔認証、といった使い分けが自然にできます。
OSはAndroid 13。通知管理やプライバシー設定が細かくできるほか、動作も安定。
アプリのバックグラウンド制御も適切で、バッテリーの消耗を抑える工夫が感じられます。
全体として「シンプルで迷わない操作性」。
初めてスマホを使う人でも直感的に扱える点が、このシリーズの強みです。
実際の口コミ：満足度は高め
購入者のレビューを見てみると、全体的に好意的な評価が目立ちます。
良い意見として多いのは、
- 「この価格でおサイフケータイが使えるのは助かる」
- 「操作が軽く、普段使いなら十分」
- 「防水で安心して使える」
など。
一方で、
- 「カメラがやや弱い」
- 「ゲームには向かない」
という声もあります。
つまり、使う人の目的次第。
高負荷な用途を求めなければ、価格以上の満足度を得られるモデルと言えます。
どんな人におすすめ？
Libero 5G IVをおすすめできるのは、次のような人です。
- 初めてスマホを持つ人
- サブ機や仕事用に安定した端末が欲しい人
- コスパ重視で日常使い中心の人
- キャッシュレス決済や防水機能を重視する人
逆に、最新ゲームや高画質撮影を楽しみたい人には向きません。
性能よりも「快適に、安心して使えること」を重視する人にぴったりです。
Libero 5G IVの性能や使い勝手を徹底レビューで紹介：まとめ
Libero 5G IVは、エントリーモデルながらも必要な機能をしっかり備えた“実用スマホ”です。
5G対応、防水防塵、おサイフケータイ、長持ちバッテリー。
この価格帯でここまで揃っている機種は、そう多くありません。
もちろん、ハイスペックな処理能力や高画質カメラを求める人には物足りない部分もあります。
しかし、「安くて、ちゃんと使えるスマホ」を探しているなら、選択肢として非常に有力です。
日常生活を快適にサポートしてくれる1台として、Libero 5G IVは確かな存在感を放っています。
