徳島の街を歩いていて、ふと甘い香りに引き寄せられる──そんな経験、ありませんか?
その香りの先にあるのが「little kitchen medaka(リトルキッチン メダカ)」。
ドーナツとグリルサンドが看板の、小さなキッチンのようなカフェです。
今回は実際に訪れて感じた魅力や味わい、店内の雰囲気などを、体験レビューとして紹介します。
富田橋にある小さなキッチン、little kitchen medakaとは?
「little kitchen medaka」は、徳島市富田橋にあるカフェ&軽食スタンド。
2022年12月にオープンして以来、地元の人々にじわじわと人気が広がっています。
阿波富田駅から徒歩圏内にあり、アクセスも良好。白と木目を基調にした可愛らしい店構えは、初めてでも入りやすい雰囲気です。
店名の「medaka」は、日本人にとって親しみ深い小魚の“メダカ”が由来。
大きくはないけれど、日常に小さな幸せを与えてくれる存在──そんな思いがこめられたような店名です。
まさにその名の通り、店全体から温もりと穏やかさが漂っています。
店内は「手作りの温もり」に包まれた空間
店内はこぢんまりしていますが、木の質感を活かしたインテリアと柔らかな照明で、とても居心地が良い空間です。
カウンター席に座れば、スタッフがグリルサンドを焼き上げる姿が目の前で見られます。
鉄板から立ちのぼる香ばしい香りと、カリッと焼ける音。これだけで、食欲が一気に刺激されます。
テーブル席もあり、友人同士やカップルでも利用しやすい構成。
休日の昼下がり、コーヒーを片手にのんびり過ごすお客さんの姿も印象的でした。
看板メニュー①:ふわふわ食感のドーナツ
まず紹介したいのが、リトルキッチンメダカの人気商品「ドーナツ」。
一見シンプルな見た目ですが、一口かじると印象がガラッと変わります。
外はサクッ、中はふんわりと軽く、甘さ控えめ。油っぽさがまったくなく、あとを引く味わいです。
定番のシュガードーナツは1個200円前後と手頃で、5個入り・10個入りのボックスもあります。
手土産や差し入れにもぴったりで、「徳島でドーナツといえばここ」と評するファンもいるほど。
派手さはないけれど、素朴で飽きない味が人気の理由でしょう。
また、日によっては季節限定フレーバーが登場することもあります。
プレーンとは違った風味を楽しみたい人は、SNSでチェックしておくのがおすすめです。
看板メニュー②:ボリューム満点のグリルサンド
もうひとつの主役が「グリルサンド」。
注文を受けてから作るスタイルで、鉄板で焼き上げる音が食欲をそそります。
分厚いパンにアボカド、ベーコン、目玉焼き、チーズ──具材の組み合わせが豊富で、どれもボリューム満点。
中でも人気なのが「煮込みハンバーグサンド」。
ふわふわのハンバーグにマッシュポテトときのこが重なり、濃厚なソースがパンにじゅわっと染みます。
ナイフで切ると断面から湯気が立ちのぼり、思わず写真を撮りたくなる美しさ。
ひと口食べると、パンの香ばしさと肉の旨味が絶妙に溶け合います。
グリルサンドは1品あたり850〜950円前後。
サラダやドリンクを付けても1,200円ほどで、しっかり食事をしたいときにも満足できる内容です。
コーヒーと一緒に味わう至福の時間
カフェとしての魅力も見逃せません。
コーヒーは一杯ずつ丁寧に淹れられ、香りが豊かでまろやかな味。
ホット・アイスどちらもあり、ミルクコーヒーやオレンジジュースなどのソフトドリンクも充実しています。
特にドーナツとの相性は抜群。
甘さ控えめなドーナツに、ほろ苦いコーヒーを合わせると、口の中でちょうどいいバランスになります。
朝の一杯や午後の休憩タイムにぴったりの組み合わせです。
口コミで見えてくる人気の理由
実際に訪れた人の感想を見てみると、共通して挙げられるのが「丁寧な味」と「温かい接客」。
スタッフの穏やかな対応や、できたてを提供するこだわりに好印象を持つ人が多いようです。
また、ドーナツについては「軽くて何個でも食べられる」「手土産にすると喜ばれる」といった声が多く、
地元のイベントやマルシェで見かけて購入するリピーターも増えています。
グリルサンドも「ボリュームがあり、パンが香ばしい」「具材がしっかりしていて満足度が高い」と評判。
全体的に“派手ではないけれど確実に美味しい”という印象が根強く支持されています。
アクセスと店舗情報
little kitchen medakaは、阿波富田駅から徒歩約7分の場所にあります。
店舗前には3台分ほどの駐車スペースがあり、車での来店も可能です。
営業時間は11時から18時ごろまで。火曜日が定休日です。
店内飲食のほかテイクアウトもできるため、ドーナツやサンドを持ち帰って自宅で楽しむ人も多いとのこと。
また、イベント出店やキッチンカー販売なども行っており、徳島各地で“メダカの味”を楽しむ機会が増えています。
実際に訪れて感じたこと
お店を訪れてまず感じたのは、空間の「やさしさ」。
決して大げさな演出はないけれど、丁寧に整えられた木のカウンターや、温かい照明の光が自然と心をほぐします。
店主の手際よく動く姿を見ながら待つ時間も、ここでは心地よい。
ドーナツを頬張った瞬間、ふんわりとした甘みと軽い口どけに驚かされました。
グリルサンドは、パンの焼き目と中のジューシーな具材のコントラストが印象的で、
「食事としても成立するサンドイッチ」という表現がぴったり。
コーヒーを飲みながら、気づけば時間を忘れていました。
little kitchen medakaが愛される理由
このお店が地元で支持されている理由は、きっと「背伸びしすぎない温かさ」。
味や雰囲気に“派手さ”はないけれど、どこか懐かしく、丁寧に作られた食べ物の安心感があります。
忙しい毎日の中で、少し立ち止まって深呼吸したくなるような、そんな場所です。
また、素材の使い方や手仕事の丁寧さは、シンプルだからこそ際立ちます。
「毎日でも食べられる味」を目指しているような、飾らない優しさが感じられるのです。
まとめ:little kitchen medakaの魅力とメニューを体験レビューで紹介
little kitchen medakaは、徳島でゆったり過ごしたい人におすすめのカフェ。
ふわふわのドーナツ、香ばしいグリルサンド、香り高いコーヒー。
どれもシンプルだけれど、ひとつひとつが丁寧に作られています。
特別な日じゃなくても、日常の中でちょっと気持ちをリセットしたいときに訪れたいお店。
「また行きたい」と思わせてくれる温かさが、little kitchen medakaには確かにあります。
徳島に訪れる機会があるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっとあなたも、この小さなキッチンの虜になるはずです。
