MDR-EX800STの音質と装着感を徹底レビューで解説

この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。公式情報やネット上の口コミ・スペックをもとにChatGPTを使用してまとめています。

イヤホン選びで「音質」と「装着感」、どちらを優先するか迷う人は多いですよね。
今回は、ソニーがプロの現場向けに開発した有線イヤホン MDR-EX800ST を実際の使用感や音の特徴を中心に徹底レビューします。
スタジオモニターイヤホンとして有名なこのモデルは、一般ユーザーにとっても“原音に近い音”を楽しめる一本。果たしてどんな魅力と注意点があるのでしょうか。


MDR-EX800STとは?ソニーのプロ向けモニターイヤホン

MDR-EX800STは、ソニーとソニー・ミュージックスタジオが共同開発したモニターイヤホン
現場のエンジニアやミュージシャンが、ステージやスタジオで正確に音を聴き取るために設計されたモデルです。

一般的なリスニングイヤホンが“心地よさ”を追求しているのに対し、このイヤホンは“正確さ”を最優先。
派手なチューニングを排除し、音源のありのままを再現することを目的に作られています。

16mmの大口径ドライバーを採用し、3Hz〜28,000Hzという広い周波数帯域に対応。
人間の可聴域を超えるレンジをカバーすることで、音の余韻や空気感までも忠実に描写します。

プロ機材らしい無骨なデザインですが、長年愛用するユーザーが多く、発売から時間が経っても人気が衰えないロングセラー機種です。


音質レビュー:フラットで誠実、原音をそのまま描くサウンド

正確でクセのないチューニング

MDR-EX800STを初めて聴くと、第一印象は「地味」に感じるかもしれません。
しかし数分聴き込むうちに、その評価は大きく変わります。

低域・中域・高域のバランスが極めて自然で、どの帯域も突出しすぎません。
ベースやバスドラムの重さをしっかり感じつつも、他の楽器を覆い隠さず、全体が明瞭に聴こえる。
ボーカルは前に出すぎず、音場の中に自然に溶け込みます。

リスニング用イヤホンにありがちな“ドンシャリ感”がなく、モニターライクな素直な音。
レコーディングやミキシング作業など、音のディテールをチェックしたいシーンに向いています。


解像度の高さと情報量の多さ

中高域の解像感が非常に高く、ギターの弦の擦れやボーカルの息遣い、リバーブの残響までしっかり聴き取れます。
それでいて、音が刺さるような不快感は少なく、耳に優しい自然な伸び方をします。

ダイナミックレンジが広いことも特徴で、小さな音から大きな音まで階調豊かに表現。
クラシックやジャズのように繊細な音作りのジャンルでも、奥行きを感じる音場が得られます。


低音の量感とキレ

MDR-EX800STは、いわゆる“低音強調型”ではありません。
ただし低音が不足しているわけではなく、しっかりとした芯のある低域を再現します。

ベースラインが沈み込みながらも輪郭がはっきりしており、キックのアタックも明瞭。
重低音がボワつかず、引き締まったサウンドです。
派手さよりも「音楽全体の土台を支える正確な低音」という印象に近いでしょう。


EQとの相性とリスニング用途での楽しみ方

モニターイヤホンとしては珍しく、MDR-EX800STEQとの相性がとても良いです。
どの帯域を上げ下げしても音が崩れにくく、自分好みの音作りが可能。

例えば、

  • 低音を少し持ち上げればEDMやロック向きに
  • 高域を少しプラスすればライブ感のあるサウンドに

といった調整がしやすく、日常のリスニングでも活躍します。
原音忠実性が高いため、ベースとなる音が整っており、どんな音楽ジャンルにも柔軟に対応できるのが魅力です。


装着感レビュー:軽くて安定、ただし慣れは必要

耳掛け式で安定感抜群

MDR-EX800STは、ケーブルを耳にかける耳掛け式を採用。
フレキシブルなイヤーハンガーが付属しており、耳の形に合わせて調整できます。
これにより動いても外れにくく、ステージ上や移動中でも安定した装着が可能です。

実際の使用では、長時間着けても耳への圧迫感が少なく、痛みも起こりにくい構造。
軽量ボディ(約7g)も相まって、装着ストレスは最小限です。


慣れないうちは装着にコツがいる

初めて装着する人にとっては、ケーブルの取り回しやイヤーピースの角度に少し戸惑うかもしれません。
正しい位置に装着できていないと、音のバランスが崩れたり、低音が抜けてしまうこともあります。

ポイントは、イヤーピースが耳穴にしっかりフィットする角度を見つけること。
一度コツを掴めば、非常に安定したフィット感になります。


遮音性は“程よい”レベル

完全な遮音ではないものの、日常の外音はある程度カットできます。
電車や街中で使う場合、周囲の音を完全に遮断したくない人にはちょうどいいバランス。
ステージモニターとしても、自分の音を聴きながら外の音も把握できる構造が合理的です。


デザインと使い勝手

黒を基調としたシンプルなデザインで、スタジオ機材らしい質実剛健な印象。
派手さはありませんが、業務用らしい堅牢性を感じさせます。

ケーブルは着脱式で、断線時の交換が可能。
ただし純正ケーブルはやや細く、取り扱いには注意が必要です。
社外製のリケーブルを使って音質や装着性を改善しているユーザーも多く見られます。

プラグは標準の3.5mmステレオミニ。スマートフォンやDAP、オーディオインターフェースなど、幅広い機器で使用できます。


購入前に知っておきたいポイント

MDR-EX800STは、リスニングイヤホンというより“モニター機材”の延長線上にある製品。
そのため、以下のような点を理解して購入すると満足度が高まります。

  • 音の演出よりも正確さ重視
    派手な低音や煌びやかな高音を求める人には物足りない可能性があります。
  • ケーブルの扱いは丁寧に
    断線リスクを避けるため、保管や取り回しに注意が必要です。
  • 装着には慣れが必要
    初めは少し時間がかかるが、一度慣れると抜群の安定感が得られます。

これらを踏まえたうえで選べば、MDR-EX800STは長く愛用できる信頼性の高いイヤホンです。


どんな人におすすめか

このイヤホンを選ぶべきなのは、次のような人です。

  • 音楽制作・配信・レコーディングに関わる人
  • 楽器演奏やステージモニター用のイヤホンを探している人
  • 原音に忠実なサウンドで音楽を分析したいリスナー
  • EQで自分好みの音を作りたい人
  • 長時間聴いても疲れにくい自然な音が好みの人

逆に、派手な低音や広がり感を重視するリスナーには、MDR-EX800STよりもリスニング志向のモデル(例:MDR-EX1000など)が合うでしょう。


総評:MDR-EX800STは“正確に聴く”ための信頼できるイヤホン

MDR-EX800STは、音楽を楽しむというより、音と真剣に向き合うためのイヤホンです。
派手な演出を排したサウンドは、聴けば聴くほど「原音をそのまま聴いている」感覚を味わえます。

プロ向けの位置づけながら、一般ユーザーにとっても“音の基準”を知る貴重な一本。
リスニングにも制作にも使える万能性があり、長く付き合えるイヤホンを探している人にはうってつけです。


MDR-EX800STの音質と装着感を徹底レビューで解説【まとめ】

MDR-EX800STは、フラットで解像度の高い音質と軽快な装着感が魅力のプロ仕様イヤホンです。
最初は控えめに感じても、時間をかけて聴くほどその緻密さと誠実な音作りに気づかされます。

派手さよりも、音楽の“本質”を確かめたい。
そんな人にこそ、このイヤホンは強くおすすめできます。

タイトルとURLをコピーしました