カフェ好きの間で密かに話題を呼んでいる「old soul」。その名前には“古き良き魂”という意味が込められており、店名の通り、どこか懐かしく落ち着いた時間が流れる空間が魅力です。今回は、そんな「old soul」の雰囲気やサービスを、実際のレビュー情報をもとにじっくりと紹介していきます。
倉庫をリノベーションした非日常空間
old soulが他のカフェと一線を画しているのは、その独特な空間づくり。熊本市東区尾ノ上にある店舗は、もともと倉庫だった建物をリノベーションした広々とした造りで、入った瞬間に感じるのは“異空間”という言葉がぴったりの開放感です。
高い天井、広いフロア、むき出しの梁や無骨なコンクリート。そこに観葉植物やヴィンテージ家具が並び、温かみのある照明が全体を包み込む。シンプルながらもセンスを感じるデザインで、つい写真を撮りたくなるほど。
訪れる人は「まるでギャラリーのよう」「長居したくなる」と口をそろえます。
カウンター席、テーブル席、ソファ席と用途に合わせた座席が配置されており、ひとりで静かに過ごすにも、友人との会話を楽しむにも最適。どの角度から見ても絵になる、そんな空間が魅力です。
音楽が息づく大人のカフェ
old soulの魅力を語るうえで欠かせないのが“音楽”です。
店内にはレコードプレーヤーやアンプが並び、スピーカーからは心地よい音が流れています。音量は控えめで、会話の邪魔をしないほど。けれども、確かに耳に残る上質なサウンドです。
レビューでは「音に包まれるような心地よさ」「BGMのセンスが最高」といった声が多く寄せられています。
ジャズやソウル、時には昭和歌謡と、選曲の幅も広い。まさに“音を味わうカフェ”といった印象です。
また、店内のスピーカーやオーディオ機材もこだわり抜かれており、音響好きの人が訪れることも多いのだとか。
音楽が好きな人にとっては、カフェというよりも“音の隠れ家”のような場所になるでしょう。
スパイス香るアジアン料理が人気
old soulは“カフェごはん”という枠に収まらない、本格的な料理を提供しています。メニューには、エスニックやアジア料理をベースにした個性的な一品が並びます。
特に人気が高いのは「トムヤム麻婆豆腐」や「レッドスープカレー」。
一口食べれば、スパイスの香りがふわっと広がり、食欲を刺激します。辛さの中にも深みがあり、単調ではない。食後に感じる爽快感がクセになると評判です。
他にも「海南鶏飯（カオマンガイ）」や「パクチー香るアジアンプレート」など、旅行気分を味わえるメニューも揃っています。
「日本のカフェでこの味が楽しめるとは」と驚く声も少なくありません。
ランチだけでなくディナー利用もできるため、昼はカフェとして、夜は軽くお酒を楽しむ場として訪れる人も多いようです。
ワインやビールなどのアルコール類もあり、1日の終わりにゆったりと過ごすのにぴったりです。
ドリンクとデザートで過ごす癒しの時間
old soulの魅力は料理だけではありません。
ドリンクメニューも充実しており、コーヒー、紅茶、自家製ドリンク、フロートなど、多彩なラインナップが揃っています。
なかでも人気は「コーラフロート」や「チャイラテ」。どちらも見た目も可愛らしく、SNS映えする一品です。
スイーツでは、シンプルながらも丁寧に作られたケーキやプリンが並びます。甘さ控えめで、コーヒーとの相性が抜群。
「甘いものと音楽でゆっくり過ごす時間が最高」という口コミもあり、午後のひとときを過ごすには理想的なカフェといえます。
スタッフの温かい接客と心地よい距離感
どんなに雰囲気が良くても、スタッフの対応が冷たければ印象は変わります。
その点、old soulはスタッフの対応にも高評価が集まっています。
「初めてでも居心地が良い」「スタッフの笑顔に癒された」などのレビューが多く、温かい接客が空間の魅力をさらに引き立てています。
話しかけすぎず、かといって放置でもない。ちょうどいい距離感で接してくれるので、誰もが安心して過ごせるでしょう。
カフェというよりも、ちょっとした“サロン”のような空気が流れており、店全体が一体となって心地よさを生み出している印象です。
old soulの小さな注意点
レビューを見ていると、いくつか注意点も挙げられています。
まずは、駐車場の傾斜。車高の低い車だと停めにくいと感じる人もいるようです。
また、スパイス料理を多く扱っているため、香りが苦手な方はメニュー選びに注意したほうがよいかもしれません。
ただし、どちらも「それを差し引いても行きたい」という声が多く、ネガティブな印象を持つ人はほとんどいません。
むしろ、そうした小さな不便さも含めて「old soulらしさ」と感じている人が多いようです。
海外の「Old Soul」にも通じる“心の余裕”
興味深いのは、アメリカ・サクラメントにも同名の「Old Soul」という人気カフェがあることです。
こちらもコーヒーと音楽、そして人とのつながりを大切にした場所として知られています。
スタッフのフレンドリーさや、ゆったりとした空気感が高く評価されており、「心が落ち着くカフェ」として愛されています。
偶然にも、熊本のold soulと共通しているのは“人の温度”と“時間の流れ”。
どちらも、日常から少し離れて自分を取り戻すような場所として存在しているのです。
old soulは“時間を味わう場所”
old soulを訪れると、まず感じるのは“時間の流れの違い”です。
スマホを置いて、ゆっくりとコーヒーを味わう。流れる音楽に耳を傾け、香り立つスパイスに心をほどく。
そこには、便利さや効率とは真逆の「余白」があります。
この空間では、会話も穏やかで、笑い声もどこか柔らかい。
SNSや日常のノイズから離れ、自分のペースで過ごすことができる。
そんな時間こそが、まさに「old soul」という名前に込められたメッセージのように感じます。
old soulの雰囲気やサービスをレビューで詳しく解説（まとめ）
改めてまとめると、old soulは次のような特徴を持っています。
- 倉庫リノベーションによる開放的で非日常的な空間
- 音楽が主役になる心地よいサウンド環境
- スパイスの効いた個性的なアジアン料理
- スタッフの丁寧で温かい接客
- ゆったりとした時間が流れる癒しの空間
訪れた人の多くが「また行きたい」と口にする理由は、この“トータル体験”にあります。
old soulは、ただのカフェではなく、“心が整う場所”。
疲れたとき、少し自分をリセットしたいとき、きっとこの空間が優しく迎えてくれるはずです。
