「耳を塞がないのに、しっかり聞こえる」。そんな不思議な感覚を実現するのが、Shokz（ショックス）の骨伝導ヘッドセット「OpenComm2」です。
リモートワークやオンライン会議が日常化した今、「長時間装着しても疲れにくく、通話品質も高いヘッドセットがほしい」と感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、OpenComm2の機能や操作感を中心に、実際の使い勝手や特徴を詳しく紹介していきます。
OpenComm2とは？骨伝導ヘッドセットの特徴を簡単に紹介
OpenComm2は、Shokzが開発する骨伝導技術を採用したビジネス向けワイヤレスヘッドセットです。耳を塞がずに音を伝える構造のため、周囲の音を聞きながら会話や通話ができるというのが最大の特徴。
従来のカナル型イヤホンと違い、耳の奥に入れないため長時間装着しても蒸れにくく、快適な着け心地を維持できます。
特にリモートワークや在宅勤務が増えた今、オンライン会議や通話をしながら、周囲の気配や生活音を確認できるのは大きな利点です。
「自宅で子どもの声が気になる」「オフィスで呼びかけに気づきたい」などのシーンで、OpenComm2は自然なコミュニケーションをサポートします。
デザインと装着感｜軽くて長時間でも疲れにくい
実際に手に取るとまず感じるのが軽さと柔軟性。
全体がしなやかなチタンフレームで構成され、頭の形に合わせて自然にフィットします。表面はシリコンコーティングされており、肌触りが良く長時間の装着でも不快感がありません。
耳の後ろを回り込むラップアラウンド型のデザインは、メガネやマスクとの併用にも強く、在宅勤務中のストレスを軽減してくれます。
「長時間つけていても耳が痛くならない」「耳の中が蒸れない」といったユーザーの声が多く、まさに仕事用ヘッドセットとしての快適性を追求した設計です。
通話品質｜ノイズを抑えたクリアな音声
OpenComm2の通話性能は、Shokzシリーズの中でも特に高く評価されています。
その理由は、DSP（デジタル信号処理）搭載のノイズキャンセリングマイクによるもの。
このマイクは環境音を自動的に分析し、相手に伝わる声だけを強調してくれます。
ブームマイクが口元に近い位置にあるため、自分の声がしっかり届くのもポイント。
実際にZoom会議や電話で使ってみると、周囲の雑音が多い環境でも相手から「声がはっきり聞こえる」と言われることが多く、屋外でも安定した通話が可能です。
接続性と安定性｜Bluetoothでも快適、OpenComm2 UCモデルならさらに強力
OpenComm2はBluetooth接続に対応しており、スマホやタブレット、PCと簡単にペアリングできます。
特にPCでの利用を考えるなら、**USBドングル付きのOpenComm2 UC**がおすすめ。
このモデルでは専用アダプタが通信を安定化させ、ZoomやTeamsなどの会議アプリでの遅延を抑えてくれます。
Bluetoothのみでも十分使えますが、内蔵Bluetooth環境によっては操作ボタンが反応しにくい場合があるため、仕事用途ではUC版を選ぶと安心です。
接続は最大2台までのマルチペアリングに対応しており、スマホとPCを同時に使うシーンでも切り替えがスムーズに行えます。
操作感と利便性｜物理ボタンで直感的に扱える
OpenComm2には、音量調整・再生・通話・ミュートといった操作ができる物理ボタンが搭載されています。
触感で押し分けられるようデザインされており、手元を見なくても操作可能です。
特に新モデルでは、独立したミュートボタンが設けられたことで利便性が大きく向上しました。
通話中に咄嗟にミュートしたいとき、マイクブームのボタンを押すだけで素早く切り替えできます。
この操作感は、日々の会議や商談などで非常に実用的。
「ミュートがすぐできるだけでストレスが減った」と感じるユーザーも多いようです。
バッテリー性能と充電方式｜USB-Cでより便利に
1回のフル充電で最大約16時間の通話が可能。
待機時間も10日以上と長く、頻繁に充電する必要はありません。
さらに、OpenComm2の2025年モデルではUSB-Cポートによる充電が採用されました。
従来の専用マグネット充電ケーブルよりも汎用性が高く、出先での充電も容易になっています。
1日中オンライン会議があるようなスケジュールでも安心して使えるスタミナ性能は、ビジネスシーンにおいて非常に頼もしい存在です。
音質の傾向｜人の声を聞き取りやすい設計
OpenComm2は、音楽用ではなく通話用に最適化された骨伝導ヘッドセットです。
音楽再生も可能ですが、重低音の迫力を求める人には物足りないかもしれません。
その代わりに、人の声を中心とした中音域が非常にクリアで、会話やナレーションが聞き取りやすくチューニングされています。
骨伝導特有の「骨に響く感覚」は慣れが必要ですが、多くのユーザーは数日で違和感がなくなります。
耳を開放した状態で音声を明瞭に聞けるというのは、長時間会議を行う上で非常に実用的です。
アプリとソフトウェア連携｜Shokz Connectで細かい設定も可能に
OpenComm2の最新アップデートでは、Shokz Connectソフトウェアやスマホアプリからの設定が可能になりました。
イコライザーの切り替え、音声ガイドの言語変更、ファームウェア更新などを簡単に行えるため、製品をより快適に使いこなせます。
特に、通話中心で使う場合は「音声強調モード」に切り替えることで、相手の声がさらに聞き取りやすくなります。
Shokz Connectを利用することで、OpenComm2を自分好みにカスタマイズできるようになった点は嬉しい進化です。
注意点とデメリット｜骨伝導ゆえの特性も理解しておこう
骨伝導ヘッドセットには独特の性質があります。
まず、耳の周辺が少し振動する感覚があるため、人によっては長時間使用で疲労やかゆみを感じることがあります。
また、外部の音が聞こえる構造上、周囲が騒がしい場所では音が聞き取りにくくなることも。
もうひとつは、音漏れの可能性。音量を上げすぎると、近くにいる人に聞こえる程度の音漏れが発生します。
カフェや公共の場で使用する際は、音量を控えめにするのがマナーです。
これらを理解したうえで使えば、OpenComm2の利点を最大限に活かすことができます。
OpenComm2はどんな人におすすめ？
・リモートワークやオンライン会議が多い
・耳を塞ぐイヤホンが苦手
・長時間の通話でも快適に使いたい
・周囲の音を聞き取りながら作業したい
こうしたニーズを持つ人には、OpenComm2は非常にマッチします。
一方で、音楽鑑賞を重視する人や、静かな環境で集中して作業したい場合は他のタイプのヘッドセットを検討するのもよいでしょう。
つまり、OpenComm2は「聞く」よりも「話す」「つながる」ことを重視するユーザーにこそ価値がある製品です。
まとめ：OpenComm2の機能や操作感を詳しくレビューで確認
OpenComm2は、耳を塞がずに快適な通話を実現する革新的な骨伝導ヘッドセットです。
軽くて柔軟な装着感、ノイズキャンセリングマイクによる高品質な通話、物理ボタンの直感的な操作性、そしてUSB-C対応による利便性の高さ。
これらすべてが、ビジネスパーソンの日常をより快適にしてくれます。
通話のしやすさ、長時間の快適性、環境への配慮を兼ね備えたOpenComm2。
耳を解放しながら“会話に集中できるヘッドセット”を探しているなら、一度その使い心地を体験してみてください。
