カメラ好きの間で話題になっている「R5 Mark2」。
前モデルのR5から大幅に進化したこのフルサイズミラーレスが、実際どんな使い心地なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。今回は、実際の使用感を交えながら、R5 Mark2の魅力をじっくり掘り下げて紹介します。
R5 Mark2はどんなカメラ?基本性能と進化ポイント
R5 Mark2は、キヤノンが誇るフルサイズミラーレスの中核モデル。
有効約4500万画素の裏面照射積層型CMOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンには最新のDIGIC Xを採用。解像感・階調・色再現のバランスが非常に良く、風景やポートレートはもちろん、スポーツ・動物撮影など幅広いシーンに対応できる万能機です。
R5からの進化点として特に注目されているのが次の4つです。
- 高速連写性能の強化(電子シャッターで最大30コマ/秒)
- 視線入力AFの改良と被写体認識の精度向上
- 動画性能の強化(8K/60p RAW・4K/60p S-RAWなどに対応)
- 熱処理・バッテリー持ち・操作性の改善
これらが総合的に「撮影体験の質」を引き上げており、単なるスペックアップではなく、“使っていて気持ちのいいカメラ”としての完成度が高まっています。
高解像×低ノイズの実力:R5 Mark2の画質
R5 Mark2の画質は、一言でいえば「高精細でありながら滑らか」。
4500万画素という高解像度を持ちながら、ノイズ処理の自然さが際立ちます。ISO感度を上げても階調をしっかり残し、夜景や屋内でも安定した描写が得られます。
JPEG撮って出しの発色も秀逸で、特に空や肌の色再現に深みがあります。キヤノンらしい柔らかさとコントラストの絶妙なバランスがあり、編集なしでも十分美しい仕上がり。RAWで撮ればさらに広いダイナミックレンジを活かした表現が可能です。
さらに新搭載の「ニューラルネットワークノイズ低減」が秀逸。高感度撮影でもディテールを潰さず、粒状感を自然に抑えることができます。風景・星景・商品撮影など、細部の描写を重視するジャンルでも安心して使えます。
圧倒的に進化したAF性能:視線入力の実力
R5 Mark2で最も“撮影体験を変える”と感じるのがオートフォーカス。
被写体検出・追従・精度、どれをとってもR5とは別次元です。
新世代のデュアルピクセルCMOS AF IIは、被写体の種類を自動で判別。人物・動物・車・飛行機などを的確に追いかけ、特に瞳AFの食いつきは非常に滑らかです。動く子どもや走るペットでもピントが外れにくく、フレーミングに集中できます。
そして話題の「視線入力AF」。ファインダーを覗いたとき、視線を向けた位置に自動でフォーカスポイントを移動してくれます。慣れが必要ですが、一度使いこなすと「もう普通のAFには戻れない」と感じるほど。撮りたい瞬間を、意識のままに切り取れる感覚です。
動体撮影に強い連写とレスポンス
動く被写体を追う性能も確実に強化されています。
電子シャッター時の最大30コマ/秒連写は、動きの速いスポーツや鳥などの撮影で威力を発揮。しかもバッファが大きく、RAW連写でもしっかり記録できます。
また「プリキャプチャー機能」も搭載。シャッターを押す前の瞬間から記録できるので、反射的な動きを逃さず捉えることが可能です。これまで“撮れなかった一瞬”が撮れるようになり、撮影の自由度が格段に上がりました。
シャッター音も静かで、イベントや動物撮影など、静けさが求められる場面でも気兼ねなく使えるのも魅力です。
動画撮影も本格派:R5 Mark2が映像制作に強い理由
R5 Mark2は、動画機としても非常に完成度が高いです。
8K/60p RAW撮影が可能で、4Kでも高画質・高フレームレートに対応。Canon Log 3にも対応しており、グレーディング耐性が高く、シネマライクな映像表現が可能です。
オートフォーカスは動画時もスムーズに動作し、滑らかなピント移動を実現。特に被写体追従の自然さは、映像制作現場でも高く評価されています。
手ブレ補正も強力で、ボディ内5軸+レンズ側ISの協調制御により、手持ちでも安定した映像が撮れます。
さらに動画撮影中に静止画も同時記録できるなど、ハイブリッドな使い方にも対応。これ1台で写真も映像もこなせるのは、クリエイターにとって非常に魅力的です。
使い勝手と操作性:プロから初心者まで扱いやすい設計
R5 Mark2は操作性の完成度も非常に高いです。
ボタン配置やメニュー構成はR5を踏襲しており、既存ユーザーはすぐに馴染めます。
グリップのホールド感も改良され、長時間撮影でも疲れにくい設計になっています。
電子ビューファインダー(EVF)は約576万ドットと高精細で、光学ファインダーに近い見え方。背面モニターはバリアングル式なので、ローアングルや自撮りにも便利です。
また、CFexpressとSDカードのデュアルスロットを備えており、バックアップや高速書き込みも安心です。
バッテリー持ちは実使用で確実に改善。長時間撮影でも電池交換の頻度が減り、動画撮影や遠征撮影の信頼性が高まっています。
実際の使用者レビューから見る評価
ユーザーからの評価も非常に高く、「満足度の高い万能機」という声が多く見られます。
- 「AFが爆速で、撮り逃しが減った」
- 「JPEGの色味が綺麗で、編集なしでも使える」
- 「R3に迫る動体性能をこのサイズで実現しているのがすごい」
- 「視線AFは最初は戸惑ったけど、慣れると直感的」
一方で、ファイルサイズが大きいためPCの処理性能を求められる点や、価格がやや高めという意見もあります。しかし、それを差し引いても「価格に見合う性能」との評価が大勢を占めています。
どんな人におすすめか
R5 Mark2は、プロフェッショナルやハイアマチュア向けの機種ではありますが、
初心者でも“本格的に写真を学びたい人”には非常におすすめです。
- 風景やポートレートを高画質で残したい
- スポーツ・動物など動体撮影に挑戦したい
- 写真も動画も本気で撮りたい
- 長く使えるハイエンドモデルを探している
そんな人にこそ、R5 Mark2は最適な一台です。性能面だけでなく、撮影する楽しさそのものを味わえるカメラといえます。
R5 Mark2の使い勝手と魅力を徹底レビュー紹介:まとめ
R5 Mark2は、単なるR5の改良版ではなく、
“撮る体験そのもの”を進化させたフルサイズミラーレスです。
4500万画素の高解像センサー、精度の高いAF、30コマ/秒の連写、8K動画対応、そして直感的な操作性。どの要素を取っても完成度が高く、あらゆるジャンルに対応できる万能機です。
「これ一台で何でも撮れる」
「撮ることが楽しくなる」
そんな声が多く聞かれるのも納得の仕上がり。
写真も動画も本気で楽しみたい人にとって、R5 Mark2は間違いなく“今、最も完成度の高いオールラウンドカメラ”といえるでしょう。
