「Razer Edgeって実際どうなの?」と気になっている人は多いと思います。ゲーミングデバイスで知られるRazerが出したポータブル端末ということで、注目している人も多いはず。この記事では、Razer Edgeを実際に使って感じたことや特徴を、できるだけリアルに紹介していきます。
Razer Edgeとは?その正体を一言で言うなら「ゲーミング専用タブレット」
Razer Edgeは、Razerが開発したAndroidベースのゲーミングタブレットです。一般的なAndroidタブレットと違うのは、最初から「ゲームを快適に遊ぶこと」を前提に作られている点。スマホゲームだけでなく、クラウドゲーミングやストリーミングプレイにも強く、ポータブルゲーム機のように扱えるのが特徴です。
搭載されているプロセッサーは、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 1。モバイル向けの中でもゲーム性能に特化したチップで、重めのタイトルでも安定して動作します。ディスプレイは6.8インチのAMOLED(有機EL)パネルを採用。解像度は2400×1080で、最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。
このスペックだけでも、単なるAndroid端末ではなく、ゲーミング専用機として設計されていることが伝わるでしょう。
実際に触ってみた印象:軽くてスタイリッシュ、操作感も上々
まず手に取ったときの第一印象は「軽い」。本体とコントローラーを合わせても約401gしかなく、Nintendo Switchより軽く感じます。長時間プレイしても手首が疲れにくく、外出先でもサッと取り出して遊べるのが便利です。
デザインはRazerらしい黒を基調としたクールな仕上がりで、ゲーミングデバイスらしさを残しつつも落ち着いた印象。シンプルながらも質感が高く、所有欲をくすぐります。
また、付属または別売の**Razer Kishi V2 Pro**コントローラーを装着すれば、完全に携帯ゲーム機のような見た目に。左右にスティックとボタンが配置されており、ハプティクス機能も備わっています。物理ボタンでの操作はやはり快適で、スマホゲームを遊ぶときとはまったく違う操作感です。
ディスプレイの美しさとリフレッシュレートの快適さ
Razer EdgeのAMOLEDディスプレイは、とにかく発色が鮮やか。黒の沈み込みが深く、コントラストも高いため、映像が非常にクリアに見えます。ゲームだけでなく、動画視聴でも映像の美しさを強く感じました。
特筆すべきは144Hzの高リフレッシュレート。動きの速いFPSやアクションゲームをプレイしても、滑らかでカクつきがほとんどありません。モバイルでここまでの映像体験ができるのは、やはりRazerならではのこだわりと言えるでしょう。
ゲーム性能:モバイルでもここまで快適に動くのかと驚くレベル
搭載されているQualcomm Snapdragon G3x Gen 1チップの性能は高く、「Genshin Impact」「PUBG Mobile」「Honkai: Star Rail」などの重量級ゲームでも快適にプレイできました。特にGenshin Impactは設定を高めにしてもフレームレートが安定しており、描写も滑らかです。
もちろん、クラウドゲーミングにも対応しています。Xbox Cloud GamingやGeForce Now、Steam Linkなどのアプリを使えば、家庭用ゲーム機クラスのタイトルも遊べます。実際に試してみても、Wi-Fi 6Eによる通信が安定しており、遅延もほとんど感じませんでした。
クラウドゲームをメインに楽しみたい人にとっては、Razer Edgeは非常に魅力的な選択肢です。
Androidタブレットとしての使い勝手も悪くない
Razer EdgeはAndroidベースなので、Google Playからアプリを自由にインストールできます。YouTubeやNetflix、ブラウザなど、一般的なタブレットとしても問題なく使用可能です。
ただし、純粋に「作業端末」として使うにはやや割高です。あくまで中心は「ゲーム」。それでも、ゲーミングデバイスでありながら普段使いもできるという点では、汎用性の高さが光ります。
音質・操作性・接続性も充実
コントローラーには3.5mmイヤホンジャックが搭載されており、有線ヘッドホン派にも優しい設計。Bluetooth 5.2にも対応しているため、ワイヤレスイヤホンやヘッドセットも使えます。
音質はRazerらしく迫力があり、低音の厚みを感じるチューニング。ゲーム内の効果音やBGMが立体的に聞こえ、没入感が高まります。
また、**USB-C**ポートを搭載しているため、充電やアクセサリ接続もスムーズ。データ転送も高速で、ストレスを感じません。
バッテリー持ちは「そこそこ」。長時間プレイにはモバイルバッテリー推奨
バッテリー容量は約5000mAh。一般的なスマートフォンと同等ですが、ゲーミング用途ではやや物足りなさを感じます。高負荷ゲームを遊ぶと、3〜4時間ほどでバッテリーが減ってしまうこともあります。
クラウドゲーミング中心なら比較的長持ちしますが、長時間のプレイを予定しているなら、モバイルバッテリーを併用するのが現実的です。
実際に使って感じたメリットとデメリット
良かった点
- ディスプレイの発色と144Hzの滑らかさ
- コントローラーの操作性が抜群
- クラウドゲーミングとの相性が良い
- 軽くて持ち運びやすい
- Androidアプリも使える汎用性
気になった点
- バッテリー持ちが短め
- ゲームによっては最適化不足もある
- 価格がやや高い
- Androidアプリの中には非対応もある
総合的に見ると、Razer Edgeは「ゲーム専用機として割り切れる人」には非常におすすめのデバイスです。
どんな人におすすめか
Razer Edgeをおすすめできるのは、次のようなタイプの人です。
- 外出先でも本格的なゲームを楽しみたい人
- クラウドゲーミングを快適に遊びたい人
- スマホゲームを物理コントローラーで操作したい人
- 映像や音質にもこだわりたい人
逆に、メールや資料作成などビジネス用途が中心の人にはあまり向きません。あくまで「遊ぶためのデバイス」として捉えるのがベストです。
まとめ:Razer Edgeはモバイルゲーミングの未来を感じさせる一台
実際に使ってみて思うのは、「Razer Edgeはゲームのために生まれたタブレット」ということ。
ディスプレイの美しさ、操作性、携帯性、どれを取ってもゲーマー向けに最適化されています。
スマホでは味わえない没入感があり、クラウドゲーミング時代にぴったりのデバイス。もちろん価格やバッテリーの課題はありますが、それを補って余りある完成度です。
ポータブルゲーミングデバイスを探しているなら、Razer Edgeは間違いなくチェックすべき一台でしょう。
今後、クラウドゲームがさらに普及すれば、このRazer Edgeこそがその中心に立つ存在になるかもしれません。
