新宿のオフィス街の地下に、ひっそりと行列を作るパスタ専門店がある。その名も「Spaghetti Kakehashi(スパゲッティ カケハシ)」。
平日の昼どきになると、サラリーマンやOLが次々と吸い寄せられるように階段を降りていく。気取らないのに味は本格的。
この記事では、そんなSpaghetti Kakehashiの魅力と人気メニューを、実際の口コミや訪問者の声を交えながら紹介していきたい。
新宿・野村ビルの地下に潜む隠れ家パスタ店
Spaghetti Kakehashiがあるのは、東京都新宿区の野村ビル地下2階。
オフィスワーカーが多く行き交うこのエリアで、平日のみ営業しているという少しレアな存在だ。
店内はカジュアルで、明るい木目調のカウンターとテーブル席が並ぶ。
一人でも入りやすく、ランチタイムには女性客の姿も多い。
「カケハシ」という名前には、“味の架け橋”という意味が込められているようで、
洋食のスパゲッティに和のテイストを取り入れた創作性が特徴。
そのルーツは、かつて東京で人気を博した老舗「ハシヤ」の流れを汲む味とも言われている。
醤油ベースの香ばしさがクセになる看板メニュー
Spaghetti Kakehashiの代名詞といえば、醤油ベースのスパゲッティだ。
初めて訪れる人には、まずこの和風スパゲッティをおすすめしたい。
特に人気なのが「ベーコンとソーセージのスパゲッティ(醤油味)」。
ベーコンの脂とソーセージの旨味が醤油ダレに溶け込み、香ばしい香りがふわっと立ち上がる。
一口食べると、パスタの表面にソースがしっかり絡み、噛むほどにコクが増していく。
この“和の深み”が、洋食とは違う心地よい満足感をもたらす。
口コミでも「ただの和風ではない」「醤油の香りとバターのバランスが絶妙」と高評価が並ぶ。
トマトソースと魚介の旨味が生きる絶品スパゲッティ
もう一つの柱が、トマトソース系。
定番の「シーフードトマトスパゲッティ」は、酸味と旨味のバランスが取れた逸品だ。
トマトの自然な甘みを引き出し、魚介の出汁がソース全体に染み込んでいる。
具材には海老やアサリ、イカなどがたっぷり入っており、見た目にも華やか。
トマトの鮮やかな赤とオリーブオイルの輝きが、食欲をさらにそそる。
一口食べると、まずトマトの爽やかさ、その後に魚介の濃厚な旨味が追いかけてくる。
軽やかなのにしっかり食べ応えがあり、「トマト系で一番好き」という常連も多い。
濃厚なウニクリームやたらこスパで贅沢気分を味わう
Spaghetti Kakehashiには、濃厚系のクリームパスタもそろっている。
中でも特に人気なのが「ウニのクリームスパゲッティ」と「たらこスパゲッティ」。
ウニのクリームスパは、口に入れた瞬間に磯の香りとまろやかさが広がる。
生クリームのコクにウニの旨味が重なり、まるで海の香りを閉じ込めたよう。
“濃厚なのに重くない”という絶妙なバランスが、多くのリピーターを生んでいる。
一方のたらこスパは、バターの香りとプチプチした食感がクセになる和風の王道。
クリームを少し絡めることで、優しいコクが加わり、どの世代にも愛される味になっている。
「家庭では絶対に再現できない」と言われるほどの完成度だ。
麺の茹で加減と香り立つソースの絶妙なバランス
Spaghetti Kakehashiのパスタは、麺そのものにもこだわりがある。
やや太めのスパゲッティを、しっかりアルデンテに茹で上げる。
噛んだときに「コシ」が感じられ、ソースの旨味をしっかり抱え込む。
トマト、クリーム、醤油バター……どのソースでも一貫して「ソースと麺の一体感」がある。
レビューでは「麺が主役」「一口ごとに完成されている」と評されるほど。
そして何より、注文が入ってから一皿ずつ仕上げるため、出来立ての香ばしさが違う。
フライパンから立ち上る香り、湯気、皿に盛られた瞬間の美しさまで含めて一つの体験になる。
ランチタイムは行列必至、それでも待つ価値あり
平日のランチタイムは、12時前後になると店の前に列ができることも多い。
常連のビジネスマン、近隣オフィスの女性グループ、観光で訪れた人たちまでさまざま。
それでも回転は早く、食事のテンポも良いため、思ったよりスムーズに入れることもある。
価格帯はおおむね1,000円前後から。
このクオリティのパスタを都心でこの価格で食べられるのはうれしい。
また、大盛りも注文可能なので、がっつり食べたい人にも人気だ。
口コミでは「値段以上の満足感」「ソースが本格的で飽きない」という声が多く、
味と価格のバランスに納得して通う人が少なくない。
接客と店の雰囲気、そして“日常に溶け込む美味しさ”
店員はキビキビしており、提供までのスピードも早い。
ただし昼のピーク時は忙しく、静かに食事を楽しむ雰囲気ではない場合もある。
それでも“日常の中のごちそう”として、Spaghetti Kakehashiのパスタは愛されている。
店内にはジャズやボサノバが流れ、落ち着いた色調の照明。
一人でも、同僚とでも、会話しながら食べるのにちょうどいい温度感だ。
テーブルの上のフォークとナプキン、湯気の向こうに漂うソースの香り。
そんな小さな幸せが積み重なって、この店の空気を作っている。
口コミが語る「また食べたい」と思わせる理由
実際の口コミを見ても、「スパゲッティの完成度が高い」「次は違うソースを試したい」など、
再訪意欲の高いコメントが目立つ。
特に評価されているのは以下の3点。
- ソースの香りと味の立体感
- 麺の歯ごたえとソースの絡み
- 和風と洋風の中間にある新しい感覚
“イタリアン”というより、“日本のスパゲッティ”の完成形。
海外のパスタとは違う、日本人の味覚にぴったり合う塩梅が、この店の魅力を作っている。
Spaghetti Kakehashiで味わう“和と洋の架け橋”
最後にもう一度、この店の名に込められた「カケハシ」という言葉を思い出したい。
それは、和と洋、過去と現在、日常と特別、そのすべてをつなぐ“橋”のような存在だ。
Spaghetti Kakehashiの一皿には、シンプルな見た目の裏に積み重ねられた技と想いがある。
食べる人の記憶に残るパスタ、それがこの店の真骨頂だろう。
新宿でパスタを食べたいなら、迷わずこの店を思い出してほしい。
醤油の香り、ウニのコク、トマトの酸味——
そのどれもが「また食べたい」と思わせる確かな理由になる。
今日も地下の厨房では、鉄鍋が音を立て、香ばしい湯気が立ち上っている。
一皿のパスタが、人と人、味と心をつなぐ“カケハシ”になっているのだ。
Spaghetti Kakehashiの絶品パスタと人気メニュー紹介
