TH D75の機能と特徴を実機で詳しくレビュー

この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。公式情報やネット上の口コミ・スペックをもとにChatGPTを使用してまとめています。

こんにちは。今回はJVCケンウッドの最新ハンディ無線機「TH D75」を実際に触ってみて感じた機能や特徴を、ユーザー目線で詳しくレビューしていきます。
前モデル「TH D74」からどのように進化したのか、操作性や使い勝手、通信機能、実際の音質などを中心に掘り下げます。アマチュア無線愛好家はもちろん、これからデジタル通信を始めてみたい人にも参考になる内容です。


TH D75とは?基本仕様と価格帯

TH D75は、JVCケンウッドが2024年に発売した144/430MHz帯対応のデュアルバンドハンディ無線機です。
アマチュア無線4級免許から運用可能で、最大出力は5W。希望小売価格は約9万円前後と、ハイエンドクラスに位置するモデルです。

同梱品は以下の通りです。

  • リチウムイオンバッテリー(7.4V/1,820mAh)
  • アンテナ
  • ACアダプター
  • ベルトクリップ
  • 取扱説明書

本体サイズは手のひらに収まるコンパクトさでありながら、APRSやD-STAR通信、GPS機能、Bluetooth、USB-Cポートなど、現代的な通信機能を余すところなく搭載しています。


APRS機能の進化と実用性

TH D75の大きな魅力のひとつが、APRS(Automatic Packet Reporting System)対応です。
これは、GPSと連動して自局の位置情報を送信し、他局の情報を地図上で確認できる機能です。
移動しながらリアルタイムで相手局との距離や方向を表示する「相対表示コンパス」は、登山や移動運用時に非常に便利です。

さらに、気象情報局から送られる気温・風速・湿度・気圧・降水量といったデータをカラーディスプレイ上で確認できるのも魅力。
100局までのステーションリストを保持でき、メッセージ通信も定型文または手入力でやり取り可能です。

また、APRSビーコンに含まれる周波数情報から**ワンタッチでFMやD-STARの音声チャンネルに切り替え(QSY)**できる機能も搭載。運用中の機動性が大幅に向上しています。


スタンドアローンデジピーターとしての利用

TH D75は、単体で中継局として動作するスタンドアローンデジピーター機能を備えています。
山間部や見通しの悪い地域でも、臨時的に中継局を設置すれば通信エリアを拡大できます。

実際に屋外運用で試したところ、標高差のあるエリアでも安定したビーコン伝達が確認できました。
ハンディ機単体でここまでの通信カバーが実現できるのは、さすがケンウッドといった印象です。


D-STAR通信の強化と利便性

TH D75D-STAR通信にも対応。音声とデータ通信を統合的に扱える点が特長です。
Aバンド・Bバンドの2波同時受信・送信が可能で、シンプルなシンプレックス通信から、レピーター経由、さらにインターネットを経由したリフレクター通信まで柔軟に対応しています。

また、PCやAndroid端末を使えばターミナルモード・アクセスポイントモードとして世界中のD-STARユーザーと接続できます。
ログ機能も充実しており、最大120件までの送受信履歴を保持。過去に通信した局を簡単に呼び出せます。

デジタル通信の醍醐味である「クリーンな音質」は健在で、DSPによるノイズリダクションが非常に効果的。
特に混信の多い環境では、デジタルモードの安定感が際立ちました。


ワイドバンド受信とオーディオ性能

Bバンドでは0.1〜524MHzの広帯域受信に対応し、LSB/USB/CW/AM/FMの各モードをサポート。
AMラジオや短波放送も受信できるため、災害時の情報収集にも活用できます。
また、最小20Hzステップの「ファインモード」により、SSBやCWの微調整もスムーズ。
受信感度は非常に良好で、ノイズが少なく、都市部でも安定した受信性能を発揮しました。

音質面でも、受信・送信イコライザー機能が搭載されており、好みのトーンに調整可能です。
スピーカー出力は十分に大きく、屋外でも音を聞き逃すことがありません。


USB Type-CとBluetoothで現代的な使い勝手

TH D75の利便性を語るうえで外せないのが、USB Type-Cポートの採用です。
充電・データ転送・PC接続の3役をこなし、USB-Cケーブル1本で完結します。
また、USB給電中でも運用できるため、モバイルバッテリーを繋ぎながらの長時間運用も可能です。

Bluetooth機能にも対応し、別売りのヘッドセットからPTT操作が行えます。
ただし一部レビューでは、ペアリングの安定性や通信距離に課題があるとの声もあり、ファームウェア更新による改善が期待されます。


操作性とディスプレイの見やすさ

実際に使って感じたのは、操作系の完成度の高さです。
各ボタンのクリック感が明確で、無線機に慣れていない人でも直感的に扱えます。
ディスプレイはフルカラーで視認性が良く、屋外の強い日差しの下でも文字がつぶれません。

メニューは3階層構造で整理され、設定変更もスムーズ。
特にメモリーチャンネル管理は優秀で、グループ登録を使えば1,000ch近いデータも快適に運用できます。


実運用でのバッテリー持ちと注意点

メーカー公称では標準バッテリーで約6〜8時間の連続運用が可能とされています。
実際にAPRSとD-STARを併用して運用した場合、体感では5時間前後が限界と感じました。
高出力送信を多用すると消耗が早く、長時間の移動運用では予備バッテリーか外部電源の併用が推奨です。

USB-C経由での充電中も動作するため、ポータブル電源や車載電源との相性は良好です。
ただし、安価なケーブルではノイズが乗る場合があるため、純正または高品質ケーブルを使うのが無難です。


実際に使って感じたメリット・デメリット

使い込むほどに見えてくるポイントを整理してみます。

良かった点

  • APRS機能の精度と安定性が高い
  • D-STARの音質が非常にクリア
  • USB-C対応で充電が楽
  • 2波同時受信の利便性
  • 音質調整の自由度が高い

気になった点

  • Bluetoothの接続安定性にやや難あり
  • バッテリー持ちはやや短め
  • メニュー数が多く初心者にはやや難解
  • 本体価格が高め

全体的には、デジタル通信を重視する無線家にとって「1台で完結する万能機」と言える完成度です。


TH D75はどんな人におすすめか

TH D75は、次のような人に特におすすめです。

  • APRSやD-STARを本格的に使いたい人
  • 山歩きや移動運用が多い人
  • ワイドバンド受信も楽しみたい人
  • 現代的なUSB-CやBluetooth機能を求める人

逆に、シンプルなFM通信だけを行うライトユーザーには、もう少し安価な機種でも十分です。
ただし、将来的にデジタル通信を学んでいくなら、最初からTH D75を選ぶのは賢い選択です。


まとめ:TH D75の機能と特徴を実機で詳しくレビュー

総合的に見て、TH D75ケンウッドらしい完成度と技術力を凝縮したデジタルハンディ機です。
APRS・D-STAR・ワイド受信・USB-C対応という4つの柱を軸に、操作性や視認性、音質までしっかり作り込まれています。

一方で、Bluetoothやバッテリー周りなど、今後の改善余地も感じました。
それでも、実機を手に取ってみると「これ1台で何でもできる」という安心感があり、価格に見合う価値を感じられるでしょう。

これからデジタル通信を始めたい方、移動運用で信頼できる1台を探している方には、TH D75は間違いなく有力候補です。

タイトルとURLをコピーしました