「UGREEN NASって実際どうなの?」
ここ最近、SNSやガジェット系サイトで話題になっているこのストレージ機器。クラウド依存から脱却して、自宅に“自分だけのクラウド”を持てると注目されています。
この記事では、UGREEN NASの特徴や実際の使い勝手、導入時に気をつけたいポイントまでを、ユーザー目線でわかりやすくまとめていきます。
UGREEN NASとは?メーカーとシリーズの特徴
UGREEN(ユーグリーン)は、もともと充電器やケーブルなどで人気を集めていた中国のメーカーです。そのUGREENが新たに展開しているのが「NASync DXP2800(ナシンク)」というNAS(ネットワークストレージ)シリーズ。
ファイル共有、バックアップ、メディアサーバーなど、一般的なNASが持つ機能をしっかり備えつつ、シンプルな操作性が特徴です。
ラインナップは2ベイから8ベイまで幅広く、代表的なモデルとして以下のようなものがあります。
- NASync DXP2800(Intel N100搭載の高速モデル)
- NASync DH2300(省電力で家庭用に最適)
- NASync DXP4800 / NASync DXP4800 Plus(4ベイで拡張性が高い中上級者向け)
価格はモデルによって異なりますが、同スペック帯の他社製NASよりも手頃です。「初めてNASを使ってみたい」というユーザーに向いたエントリーモデルから、ヘビーユーザーが満足できる性能モデルまで揃っています。
性能レビュー:CPU・転送速度・静音性
CPUとパフォーマンス
UGREEN NASの中核を担うのがCPUです。Intel N100を搭載したモデルは、クアッドコアで動作もスムーズ。大容量の写真・動画ファイルを扱うときでも、もたつきが少なく快適です。
一方、Rockchip製のARMプロセッサーを搭載したDHシリーズは、低消費電力で動作音も静か。家庭用バックアップやスマホ写真の自動保存にピッタリです。
実測転送速度
実際の使用レビューでは、2.5GbE対応モデルなら、5GBの動画ファイルを20秒前後で転送できたという結果も。
高速LAN環境を活かせば、クラウドストレージよりも圧倒的に早くデータを扱えます。
ただし、小さなファイルを大量にやりとりする場面ではランダムアクセス性能が少し控えめという声もありました。とはいえ、写真や映像メインの利用であれば問題ないレベルです。
騒音と発熱
動作音に関しては、HDDの種類や取り付け方によって変わります。NAS用HDDを選べば比較的静かに運用できる印象です。ファンの音も控えめで、リビング設置でも気になりません。
発熱も標準的で、24時間稼働を想定していても安心感があります。
使いやすさと操作性:UGOS Proとアプリの実力
UGREEN NASの大きな魅力のひとつが、独自OS「UGOS Pro」です。
Webブラウザからアクセスする管理画面は視覚的でわかりやすく、初心者でも迷いません。フォルダ作成、バックアップ設定、ユーザー管理などが直感的に行えます。
スマホアプリ「UGREEN NAS」も秀逸です。
初期セットアップからファイルのアップロード、写真・動画の自動同期までスマホだけで完結。家庭内LANだけでなく外出先からもアクセスできるため、Google DriveやiCloudの代わりとしても便利です。
アプリ評価を見ると、「デザインがシンプルで扱いやすい」「アップデートで安定性が向上した」といったポジティブな声が多い一方、「細かい設定はPCでしかできない」という意見もあります。
それでも、他社の高価なNASと比べても操作性は十分に洗練されており、初めてのNAS体験には申し分ありません。
実際の使い道:家庭用から小規模オフィスまで
家庭向けプライベートクラウド
UGREEN NASは、自宅内に自分専用のクラウドを構築できるのが魅力です。
家族の写真・動画・ドキュメントをまとめて保存し、スマホからいつでもアクセス可能。
AI機能による写真の自動分類も搭載されており、「人物」「イベント」などで自動整理されるのも便利です。
バックアップ用途
PCやスマホのデータを自動で定期バックアップできるため、クラウドサブスクに毎月課金する必要がなくなります。
また、RAID構成を組めば、HDDが1台故障してもデータを守れる冗長性も確保できます。
メディアサーバーとして
DLNA対応機器やスマートテレビと連携し、保存した動画を家庭内ネットワークでストリーミング再生可能。
動画再生もスムーズで、Jellyfinなどのメディアアプリにも対応しています。
「自宅の映画ライブラリ」を作るような楽しみ方ができます。
小規模オフィスにも
UGREEN NASはユーザーアカウント管理やアクセス権設定も可能なので、チームでのファイル共有にも対応。
文書や設計データを一元管理するのに便利です。
ただし、企業向けの高度な冗長化設定(リンクアグリゲーションなど)は非対応な場合が多く、あくまで“スモールオフィス向け”と捉えたほうがいいでしょう。
メリットとデメリットを整理
メリット
- 同クラス他社製品より価格が安く、コスパが高い
- スマホアプリ中心で操作が簡単
- 2.5GbE対応で転送速度が速い
- デザインがシンプルでリビングにも馴染む
- HDDやSSDの拡張性が高い
デメリット
- OS(UGOS Pro)はまだ発展途上で、一部設定が限定的
- ランダムアクセスがやや遅い
- 日本語サポートの情報量が少ない
- 細かいチューニングはPC操作が前提
全体的に見ると、初心者〜中級者に最適なバランス型NASといえます。
特に「とにかく簡単に自宅クラウドを作りたい」という人には、UGREEN NASは良い選択肢になるでしょう。
導入前に知っておきたいポイント
ストレージの選び方
NAS本体にはHDDやSSDが付属していないため、別途購入が必要です。
耐久性と信頼性のあるNAS用HDD(例:Seagate IronWolfやWD Redシリーズ)を選ぶのがおすすめ。
用途に合わせてRAID1(ミラーリング)などの構成を検討すると安心です。
ネットワーク環境を整える
NASの性能を最大限に発揮するには、2.5GbE対応のルーターやスイッチを用意するとベストです。
従来の1GbE環境でも使えますが、速度差は体感できるほど大きくなります。
セキュリティ対策
リモートアクセスを有効にする場合は、必ずパスワード管理や2段階認証を設定しましょう。
ファームウェアの更新も定期的に行い、最新のセキュリティ状態を保つことが重要です。
まとめ:UGREEN NASは“自分専用クラウド”の最有力候補
UGREEN NASは、「手軽にNASを導入したい」「クラウドに毎月課金したくない」「家族でデータを安全に共有したい」といったニーズにしっかり応えてくれる製品です。
実際の性能も十分で、価格以上の価値を感じられるバランスの取れた構成。
確かに細かい部分では改善の余地がありますが、シンプルな使い勝手と拡張性を両立している点は大きな魅力です。
NASを初めて導入する人にも、すでに別メーカーを使っている人にもおすすめできる選択肢と言えるでしょう。
最後にもう一度――
「UGREEN NASの性能や使い勝手を徹底レビューと導入のポイント」
このキーワードが示す通り、UGREEN NASは今後のNAS市場で注目すべき存在です。
自分だけのプライベートクラウドを構築して、より自由で快適なデータライフを手に入れてみてください。
