ガンプラ好きの間でも一際存在感を放つ「V2アサルトバスターHG」。
その重装備なスタイルと細かなディテールは、組み立てた瞬間に“フルアーマー系のロマン”を感じさせてくれます。
この記事では、実際に組み立ててわかったポイントや可動性、塗装のしやすさまで、V2アサルトバスターHGの魅力をレビューしていきます。
HGUC V2アサルトバスターガンダムとは?
V2アサルトバスターは、アニメ『機動戦士V2ガンダム』に登場する主人公機「V2ガンダム」の最終決戦仕様。
通常のV2ガンダムに「アサルトパーツ」と「バスターパーツ」を装着した、いわば“完全武装状態”です。
HGUC版(1/144スケール)は2015年にバンダイから発売され、通常のV2ガンダムに加えて、アサルト、バスター、アサルトバスターの3形態を再現可能。
差し替えパーツによって形態を変化させられるプレイバリューの高さが、ファンの間でも話題となりました。
組み立てレビュー:初心者でも挑戦しやすいが、パーツ数は多め
まず組み立てて感じたのは、「パーツ構成が非常に細かい」ということ。
HGシリーズの中でも、V2アサルトバスターHGは装備パーツが多く、アサルトパーツとバスターパーツを含めると、かなりのボリュームになります。
一方で、説明書の構成は丁寧で、ランナーの配置も分かりやすいので、初心者でも迷わずに組み立てられます。
パーツの合いも良く、バンダイらしい高い精度を感じました。
ただ、全ての装備を装着した“アサルトバスター形態”にすると、組み立て途中から重量バランスが崩れやすくなるため、慎重に進めるのがコツです。
ジョイントパーツの接続が甘くなる部分もあるので、仮組みの段階でハメ込み具合を確認しておくと安心です。
色分けとシール:素組みでも映えるが補助シールは多め
V2アサルトバスターHGは、色分けが非常に優秀。
胴体の青、装甲の白や黄色、そして武装のグレーなど、主要なカラーはパーツ分割で再現されています。
素組みでもアニメ設定にかなり近い見た目になるのは、さすがHGUCシリーズです。
ただし、細かい部分、たとえばシールドの赤いラインやミノフスキードライブの黄色など、一部はホイルシールで補う仕様。
このあたりは塗装派にはうれしい“塗りがいポイント”でもあります。
スミ入れを加えるだけでも一気に情報量が増し、ディテールが際立つので、時間に余裕がある人は軽い塗装を施すとより完成度が上がります。
可動性の検証:HGとしては優秀、ただし重装備で制限あり
V2アサルトバスターHGの可動域は、通常のV2ガンダムベースらしく優秀です。
腰回りや脚部、腕の可動は広く、開脚や膝立ちもスムーズ。
脚部ジョイントも前後左右に大きく動くため、素体状態では非常にポーズがつけやすい印象です。
しかし、アサルトバスター形態では事情が変わります。
大型のライフルやバックパック、バスター装備が干渉し、動かすたびにバランスを取るのが難しくなります。
肩や腰の可動は特に制限を受けやすく、アクションポーズを決めるには工夫が必要です。
それでも、HGとしては十分な可動域を確保しており、スタンドを使えばダイナミックなポーズも再現可能。
展示用や撮影目的であれば、見栄えのするポージングが可能なキットです。
武装とギミック:フル装備の迫力は圧倒的
このキットの最大の魅力は、なんといっても圧倒的な武装量。
メガ・ビーム・ライフル、スプレー・ビーム・ポッド、バスターシールド、ミノフスキードライブユニットなど、どれも主役機の最終形態にふさわしい重厚感を持っています。
各武装は差し替えでアサルトモード、バスターモード、そして両方を装着したアサルトバスターモードに変形可能。
これにより、1体で3通りのスタイルを楽しめるという“HG屈指の遊びの幅”を実現しています。
ディテールも緻密で、特にメガビームライフルの造形は秀逸。
塗装を加えればMG並みの迫力を引き出せる完成度です。
シールドの表面モールドやミノフスキードライブのデザインも美しく、ディスプレイ映えは抜群です。
完成後の印象:存在感と重量感を両立した造形美
完成後のV2アサルトバスターHGは、とにかく“かっこいい”の一言。
通常のV2ガンダムの軽やかさとは対照的に、装備をフル装着した姿は重量感と迫力に満ちています。
特に肩・腰・背面に広がる装甲群が特徴的で、正面から見たときのシルエットが非常にバランスよくまとまっています。
ゴールドの差し色もアクセントになっており、完成品を飾ると光の当たり方によって陰影が変わるのがまた魅力的です。
ただし、重心が後方に偏るため、自立はやや不安定。
アクションベースを使用すれば安定感が増し、空中での展示も映えます。
スタンドと併用することで、“V2アサルトバスターHGが宇宙で戦う姿”を再現できるのはこのキットならではです。
気になるポイント:ジョイントの緩みと可動制限
組み立てていると気づくのが、武装の多さゆえの“ポロリ問題”。
特に肩や腰のジョイント部分が緩みやすく、繰り返し形態を変えるうちに保持力が落ちることがあります。
また、重装備状態では脚の可動域が限定されるため、アクションポーズよりは立ち姿で飾る方が安定します。
これらはHGUCというスケールの制約上、ある意味仕方ない部分でもありますが、接続ピンを補強するか、ポージングを工夫すれば十分に対応可能です。
全体としては、遊びよりも“見て楽しむ・飾って映える”タイプのキットといえるでしょう。
総合評価:ディスプレイ派にも塗装派にもおすすめの一体
V2アサルトバスターHGを総合的に見ると、次のような特徴が挙げられます。
良かった点
- 豊富な武装と3形態変化による高いプレイバリュー
- 素組みでも完成度の高い色分け
- 重厚感あるデザインと造形美
- HGとしては十分な可動性能
気になった点
- フル装備時の可動制限
- パーツの多さによる組立の手間
- ジョイント部の緩み
これらを踏まえると、V2アサルトバスターHGは「重装備ガンダムが好きな人」や「V2シリーズをコレクションしたい人」にとって非常に満足度の高いキットです。
アニメ版V2ガンダムの“最強形態”を自分の手で組み上げたときの達成感は格別。
細かいパーツの取り扱いに注意しつつも、仕上がったときの存在感はHGの枠を超えています。
まとめ:v2アサルトバスターHGをレビューしてわかった魅力
v2アサルトバスターHGは、組み立ての楽しさ、重装備の迫力、ディスプレイ映えの三拍子が揃った名キット。
フル装備状態で立たせた瞬間、その存在感に思わず見惚れてしまうほどです。
確かにパーツ数やバランス調整に少し手間はかかりますが、それを補って余りある完成度と満足感があります。
HGUCの中でも特に“飾って絵になる”プラモデルとして、長く楽しめる一体です。
「組み立てる時間そのものを楽しみたい」「最終決戦仕様のV2ガンダムを手元で堪能したい」――
そんな人には、ぜひV2アサルトバスターHGをおすすめします。
