巨大モビルスーツの中でも異彩を放つ存在、サイコガンダムMk-II。『機動戦士Zガンダム』や『ZZガンダム』で登場したあの巨体が、HGUCシリーズで再び脚光を浴びています。今回は、最新キットとして登場した「HGUC 1/144 サイコガンダムMk-II」を実際に触って感じたポイントを中心に、ボリューム・造形・可動・ギミックなどを徹底レビューしていきます。
サイコガンダムMk-IIとは?巨大MSの中でも特別な存在
まず、サイコガンダムMk-II(MRX-010)について簡単におさらいしておきましょう。ニュータイプ専用の大型可変モビルスーツとして開発された本機は、前作サイコガンダムの後継機。劇中では「フォウ・ムラサメ」の搭乗したMk-Iを引き継ぐように、より攻撃的で、より完成されたモンスターとして登場します。
デザイン面でも、黒を基調とした重厚なカラーリングに、赤と黄色のアクセントが入った独特の配色。どこか「ガンダムらしさ」と「怪物らしさ」が同居しており、これがサイコガンダムMk-IIの魅力を決定づけています。
HGUCシリーズ版サイコガンダムMk-IIの基本情報
HGUCシリーズから発売されたサイコガンダムMk-IIは、スケールこそ1/144ながら、全高約270mmという超大型キット。一般的なHGガンダム(約13cm前後)と比べると、圧倒的なサイズ差があります。箱を開けた瞬間、そのボリュームに圧倒される人も多いでしょう。
価格はおよそ1万円台前半。HGながらも、構造やディテールはまるでMG(マスターグレード)クラスの精密さです。さらに変形機構まで搭載しており、MS形態からモビル・フォートレス形態へとしっかり可変できます。
外観レビュー:存在感と完成度の高さに驚く
組み上げた瞬間、まず感じるのは「圧」です。まさに“サイコ”の名にふさわしい威圧感。肩から脚にかけてのマッシブな造形と、全身を覆うような装甲構成は、重モビルスーツ特有の重量感を完璧に再現しています。
成形色の再現度も高く、黒・赤・黄のコントラストが非常に美しい。シールに頼らず、パーツの色分けだけでここまで仕上がるのは驚きです。メカディテールも細かく刻まれており、胸部や脚部のメンテナンスパネル、バーニア、リフレクターユニットまで繊細に造形されています。
特に印象的なのが頭部。メタリックピンクのツインアイが印象的で、シールなしでも劇中の光り方を感じさせます。さらに「半壊した頭部パーツ」も付属しており、ZZガンダムとの戦闘シーンを再現できる点はファンにはたまらない仕様です。
可動域を徹底チェック:巨体でもしっかり動く
巨大MSというと、どうしても「可動が少ない」「ポーズが決まりにくい」という印象があります。しかし、サイコガンダムMk-IIはその常識を覆す仕上がりです。
頭部は上下左右に可動し、腕も水平までしっかり上がります。肘は二重関節で深く曲がり、肩もスイング構造によって前後に可動。ポージングの幅は予想以上です。腰も360度近く回転可能で、巨大な胴体ながら柔軟に動きます。
脚部もKPS樹脂による関節構造で安定性が高く、水平開脚や膝立ちポーズも可能。さすがに足首の可動は制限気味ですが、それでもこれだけ動けば“ポーズが決まる巨大ガンダム”といえるレベルです。
大きく重いパーツが多いにもかかわらず、関節がへたる感じがないのも好印象。全体のバランスがよく、重量をしっかり支えてくれる構造になっています。
ギミックと付属パーツ:変形・武装・ビットが充実
サイコガンダムMk-IIの醍醐味の一つが、豊富なギミックと付属品です。以下のような仕掛けが盛り込まれています。
- リフレクター・ビット
背面ユニットには4つのリフレクター・ビットが収納可能。展開状態でも固定でき、ディスプレイベースを使えば浮遊状態で飾ることもできます。 - サイコミュ有線ビーム砲
前腕部の装甲をスライドさせると有線ビーム砲が現れ、リード線付きのエフェクトパーツで射出状態を再現できます。派手な演出ができるのが魅力。 - 大型シールド
アームジョイントで自由な角度に可動し、守りも攻めもこなせるデザイン。ポーズに立体感が生まれます。 - 変形ギミック
胸部を展開して頭部を格納、脚部を折りたたむことでモビル・フォートレス形態に変形可能。見た目の迫力も抜群で、変形後は完全に別のメカに見えるほど。
このように「動かして楽しい」「飾って映える」「変形で二度楽しめる」という三拍子が揃ったキットになっています。
組み立て難易度と作りごたえ
組み立ては、HGシリーズの中では中級者向けです。パーツ数が多く、ボリュームもあるため、1日でサクッと完成というわけにはいきません。とはいえ、難しい特殊加工や細かい塗装をしなくても十分見栄えがする構造になっています。
ゲート跡も目立ちにくく、パーツの合いも良好。初心者でもゆっくり組み立てれば問題なく完成できます。大型パーツを扱う際は、机の上を広く取って作業するのがおすすめです。
また、変形機構を組み込む関係で、可動部のパーツをしっかりはめ込むことが重要。説明書どおりに進めれば破損の心配もなく、非常に設計が練られた印象を受けます。
実際のユーザー評価とSNSの声
SNSやレビューサイトを覗いてみると、サイコガンダムMk-IIは非常に好評です。
- 「HGとは思えないスケール感!棚に飾ると主役級の存在感」
- 「リフレクター・ビットやエフェクトが豪華で、遊びの幅が広い」
- 「可動も十分で、変形後のシルエットが美しい」
- 「組み立てごたえがあって完成後の満足感がすごい」
といった意見が目立ちます。特に「サイズ」「可動」「ギミック」の3点で高評価。完成後に飾っているだけで満足感があるという声も多く、コレクション目的でも人気の高いキットです。
一方で、「パーツが大きくて持ちにくい」「関節が固くて動かすのにコツがいる」といった意見もありますが、全体的にはポジティブな感想が大多数を占めています。
サイコガンダムMk-IIの真価:圧倒的存在感と完成度
サイコガンダムMk-IIは、単なる“巨大なガンダム”ではありません。可変機構、ディテール、造形の精度、そして圧倒的な存在感。どれをとっても完成度が高く、「動かせるディスプレイモデル」としての価値を持っています。
飾るだけでなく、可動を楽しみ、変形を試し、ビームエフェクトでアクションを再現する。そんな多面的な遊び方ができるのがこのキットの強み。まさにHGUCシリーズの中でも頂点に立つ存在と言えるでしょう。
サイコガンダムMk-IIレビューのまとめ:巨大ガンダムの極致へ
改めてまとめると、サイコガンダムMk-IIの魅力は次の通りです。
- 1/144とは思えない巨大スケールと重厚感
- 驚くほど緻密なディテールと色分け精度
- 巨体でも柔軟に動く優れた可動構造
- リフレクター・ビットや有線ビーム砲などの豊富なギミック
- MA形態への完全変形
- 圧倒的な存在感で飾り映えするデザイン
この一体には、“サイコ”という名がふさわしい圧倒的なパワーと迫力が詰まっています。ガンプラ好きなら一度は組んでほしい、まさに「究極の巨大ガンダム」です。
最後にもう一度――サイコガンダムMk-IIをレビューして実感したのは、その名に恥じない完成度。ボリューム・可動・ギミック、どれをとっても満足できる傑作でした。
