「Wi-Fiがあるから有線なんていらない」と思っていませんか?実は、2026年の今こそLANケーブルの重要性が再燃しています。オンラインゲームの低遅延、4K/8K動画のストリーミング、そして普及が進む10ギガ光回線。これらを最大限に活かすには、適切なLANケーブル選びが欠かせません。
「どれも同じに見える」「数字が多すぎてわからない」という方のために、失敗しない選び方のポイントをゼロから分かりやすく解説します。
2.5Gbpsや10Gbps時代に突入!LANケーブルの役割が変わった
以前は「ネットに繋がればいい」という感覚で選ばれていたLANケーブルですが、現在は通信インフラが劇的に進化しています。光回線の標準が1Gbpsから10Gbpsへと移行しつつあり、ルーター側も最新のWi-Fi 7に対応したモデルが増えています。
ここで見落としがちなのが、ルーターと壁のモジュラージャック、あるいはPCやゲーム機を繋ぐ「ケーブル」です。どんなに速い回線を契約しても、ケーブルが古いままでは、そこで通信がせき止められてしまいます。
まずは、自分の環境が「宝の持ち腐れ」になっていないか確認することから始めましょう。
カテゴリの違いを完全把握!2026年の正解は「Cat6A」
LANケーブルには「カテゴリ(Cat)」という規格があります。パッケージに大きく書かれている数字ですが、これこそが速度を決める最大の要因です。
- Cat5e(カテゴリ5e)最大速度1Gbps。かつての標準ですが、今の高画質動画や大容量ゲームには少し心もとない場面も増えてきました。
- Cat6(カテゴリ6)最大速度1Gbps。5eよりも帯域幅が広く、通信が安定します。一般的な家庭用としては今でも現役です。
- Cat6A(カテゴリ6A)最大速度10Gbps。現在の「最もおすすめな選択肢」です。 ノイズに強く、将来的に回線をアップグレードしても買い替える必要がありません。
- Cat7 / Cat8最大速度10Gbps〜40Gbps。一見すごそうですが、これらは主にデータセンターなどの業務用です。家庭で使うと「アース」が正しくとれず、逆にノイズを拾って速度が落ちる「STPノイズ問題」のリスクがあるため、一般の方にはおすすめしません。
2026年現在、新しく購入するならLANケーブル Cat6Aを選んでおけば間違いありません。
速度を左右する「単線」と「より線」の使い分け術
カテゴリと同じくらい重要なのが、内部の銅線の構造です。
- 単線(たんせん)1本の太い銅線が入っているタイプです。信号の減衰が少ないため、5メートル以上の長い距離で配線する場合に最適です。ただし、ケーブルが硬くて曲げにくいのが難点です。
- より線(よりせん)細い線を束ねているタイプです。非常に柔らかく、取り回しが楽です。デスク周りなど短い距離(5メートル以下)での使用に向いていますが、長くなると速度が不安定になりやすい特性があります。
リビングから隣の部屋まで引くなら単線、ノートPCを手元で繋ぐならより線、といった使い分けがスマートです。
部屋の構造に合わせて選ぶ!3つの形状メリット・デメリット
性能だけでなく、物理的な「形」も使い勝手に直結します。
- スタンダード(丸型)最も一般的な太いケーブルです。外からのノイズに最も強く、耐久性も抜群です。壁の中を通したり、安定性を最優先したりする場合はこれ一択です。
- フラットタイプ厚さがわずか1〜2ミリ程度の平らなケーブルです。カーペットの下やドアの隙間を通せるため、賃貸物件などで配線を隠したい時に重宝します。
- スリム(極細)タイプ鉛筆よりも細いタイプです。非常に柔らかく、カバンに入れて持ち運ぶ際や、ごちゃつきがちなルーター背面の整理に便利です。
おしゃれな部屋を維持したいならフラット LANケーブルが人気ですが、ノイズの多い電子レンジ付近などを通る場合はスタンダード型を選びましょう。
オンラインゲームやFPSで勝つための最強設定
ゲーマーにとって、1ミリ秒の遅延(Ping値)は死活問題です。Wi-Fi 7が進化しても、依然として有線接続が最強なのは「安定性」が違うからです。
ゲーム用途で選ぶなら、絶対に「Cat6A」のスタンダードタイプを選んでください。ノイズ耐性が高いスタンダード型を使うことで、データ転送の取りこぼし(パケットロス)を最小限に抑えられます。
さらにこだわりたい方は、金メッキ加工が施されたコネクタを採用しているゲーム用 LANケーブルをチェックしてみてください。酸化を防ぎ、長期にわたって高い伝導率を維持してくれます。
買い替えのサインを見逃さない!古いケーブルの危険性
意外と知られていないのが、LANケーブルの寿命です。
- ツメ(ラッチ)が折れているコネクタを固定するプラスチックのツメが折れると、一見刺さっているようでも接触不良を起こします。
- ケーブルが黄色く変色しているプラスチックの劣化が進んでおり、内部の銅線が断線しやすくなっています。
- 10年以上前のケーブルを使い続けている「Cat5」などの古い規格だと、どんなに速いネットプランでも100Mbpsで制限されてしまいます。
「最近なんとなくネットが遅いな」と感じたら、まずはケーブルを最新 LANケーブルに新調するだけで、劇的に改善することがあります。
屋外配線や特殊な環境での選び方
1階から2階の外壁を伝わせて配線したい、といった場合には専用の「屋外用LANケーブル」が必要です。
通常のケーブルを外に出すと、紫外線や雨風で数ヶ月のうちにボロボロになってしまいます。屋外用はポリエチレン製の二重被覆になっており、非常に頑丈です。DIYで配線する場合は、必ず屋外用 LANケーブルを選び、必要に応じて保護管も検討しましょう。
LANケーブルの選び方2026!カテゴリの違いや速度を上げるおすすめの選び方を徹底解説まとめ
LANケーブル選びは、今の通信環境を100%引き出すための「最後のピース」です。
2026年現在の基準で言えば、結論は非常にシンプルです。
「Cat6A」の規格を選び、5メートル以上なら「単線」、短距離なら「より線」にする。そして部屋の見た目に合わせて「フラット」か「スタンダード」かを決めるだけ。
これだけで、あなたのインターネット体験はより快適で、ストレスのないものに変わります。古いケーブルを使い続けている方は、この機会にぜひ最新のCat6A LANケーブルを手に取ってみてください。その一本が、驚くほどのスピードアップをもたらしてくれるはずです。
