大阪・生野の商店街にひっそりと佇む「スタミナいちばん」。
看板には力強いフォントで“スタミナ”の文字。初めて見たとき、思わず足を止めてしまった。
どうやら地元では“安くて旨いボリュームランチ”として知られる存在らしい。
今回はその噂の真相を確かめに、実際に訪れて実食してみた。
商店街の片隅にある“屋台のような食堂”
場所は大阪市生野区、生野銀座商店街の中ほど。
昔ながらのアーケードの中に、鉄板焼きの香ばしい匂いが漂ってくる一角がある。
そこが「スタミナいちばん」だ。
店の外観は決して派手ではない。
むしろ“屋台”といったほうがしっくりくる。暖簾の奥に鉄板があり、店主が手際よくホルモンや焼きそばを焼き上げている。
席は店の前に簡易テーブルとスツールが数脚だけ。テイクアウト中心の店だが、立ち食いでサッと済ませるお客さんも多い。
ワンコイン中心のメニュー構成に驚き
メニューを見て、思わず声が出た。
「ほとんど500円やん!」
そう、スタミナいちばんの特徴は、驚異的なコスパだ。
主力のホルモン焼きやモダン焼き、焼きそば、焼めしなどがすべてワンコイン。
一部のスープ類や大盛りメニューでも1,000円以内に収まる。
500円ランチが珍しくなくても、ここの“内容”は別格だ。
パックいっぱいに詰まったホルモン、キャベツが山盛りのお好み焼き、ボリュームたっぷりの焼きめし。
まさに“お腹いっぱいになりたい人のための店”といえる。
看板メニュー「ホルモン焼き」を実食!
一番人気と聞いたホルモン焼きを注文。
鉄板で焼き上げる音と香りがたまらない。タレが焦げる香ばしい匂いに、食欲が刺激される。
出来上がったホルモン焼きは、透明の容器にぎっしり。
蓋を開けると湯気とともに甘辛い香りが立ち上る。
ホルモンは一切れが大ぶりで、ぷるっとした食感。
噛むほどに脂の旨味が広がり、特製のピリ辛ダレが後を引く。
ご飯にもビールにも合う味付けで、まさに“スタミナ”という名にふさわしい。
タレは焼肉のタレ風だが、少し辛めで後味が軽い。
キャベツやニラがたっぷり入っていて、脂の重さをうまく中和してくれる。
500円とは思えない満足感だ。
モダン焼きもワンコインとは思えないクオリティ
ホルモン焼きの次に人気の「モダン焼き」も外せない。
鉄板の上でそばを炒め、生地を重ね、ソースをたっぷり。
仕上げにマヨネーズと青のりをかけて完成だ。
ひと口食べて驚く。
ふわっと軽い生地にキャベツのシャキシャキ感、そしてソースの甘み。
生地の香ばしさと麺のモチモチ感が一体になって、食べ応えがある。
お好み焼き屋顔負けの仕上がりで、これが500円とは信じがたい。
うどん入りのモダン焼きも選べるそうで、炭水化物好きにはたまらない組み合わせ。
口コミによると「うどんのもちもち感がクセになる」と評判だ。
焼めし・焼きそばでわかる“味付けのうまさ”
サイドメニューの焼めしや焼きそばも人気。
どちらも具沢山で、ボリューム満点。
焼めしはパラッとしていて、ほんのり香る醤油の香ばしさがたまらない。
焼きそばはソースの甘みと酸味のバランスが良く、キャベツや豚肉がたっぷり入っている。
味付けは全体的に“濃いめ”。
しかし、それがご飯やビールに合う。
「がっつり食べたい」「午後の仕事に備えてエネルギーを補給したい」――そんな時にちょうどいい濃度だ。
黒毛和牛テールスープは隠れた名品
店頭のメニューの中でも、ひときわ異彩を放っているのが「黒毛和牛テールスープ」。
値段はやや高めの1,000円前後だが、常連客の間で人気が高い。
スープは濁りの少ない澄んだタイプで、口当たりがまろやか。
長時間煮込まれたテール肉はホロホロと柔らかく、コラーゲンの旨味が溶け込んでいる。
このスープを目的に訪れるお客も少なくないそうで、持ち帰りにも対応している。
ボリューム系メニューと一緒に頼むと、満足度が一気に上がる。
コスパの秘密は“地元密着スタイル”にあり
どうしてこんなに安いのか?
実際に話を聞いてみると、理由はシンプルだった。
大量仕入れと自家加工によって、食材コストを最小限に抑えているという。
さらに、店舗を大きく構えず、商店街の一角で営業しているため家賃も抑えられる。
派手な宣伝をせず口コミ中心で広がっているのも特徴だ。
その結果、黒毛和牛ホルモンを使った焼き物が500円という価格で提供できている。
“地元の台所”として愛されるのも納得だ。
客層と店の雰囲気
客層は幅広い。
近所のサラリーマン、買い物帰りの主婦、学生グループ、そして観光客。
昼時になると次々とお客が訪れ、行列ができることもある。
店内(というより店前)はアットホームで、にぎやかな空気。
店主との軽い会話を楽しみながら食べる人もいれば、黙々と食べてすぐ立ち去る人もいる。
この“自由な空気”がまた心地いい。
チェーン店では味わえない、昭和の下町らしい人情がここには残っている。
SNS・口コミで見えてくる評判
SNSを覗くと、「ホルモン焼きがうまい」「ボリュームがすごい」といった好意的な感想が多い。
一方で、「接客が淡白」「混雑時に待たされる」といった声もある。
ただ、どの口コミを見ても“安くて腹いっぱいになる”という点は共通している。
味の方向性がはっきりしているので、ガッツリ系が好きな人にはたまらない。
味・量・価格のバランスで言えば、確かにトップクラスのコスパ。
これをランチで食べたら、午後までしっかり元気が出る。
スタミナいちばんをおすすめしたい人
・とにかくボリューム重視のランチを探している人
・ホルモンやソース味の濃い料理が好きな人
・コスパの良いB級グルメを開拓したい人
・商店街のローカルグルメを体験したい観光客
スタミナいちばんは“高級ではないけれど、満足度が高い”。
ガツンと食べたいとき、財布に優しく満腹になりたいとき――そんな時にぴったりの一軒だ。
再訪したくなる“中毒性”
一度食べると、なぜかまた行きたくなる。
ホルモンの香ばしい匂い、甘辛いソースの味、鉄板の音。
それらが記憶に残って、数日後にまた思い出す。
「もう一度あの味を」と思わせる中毒性がある。
特に、仕事帰りや休日の昼下がりにふらっと立ち寄るのが最高だ。
食べ終わるころには、ちょっと元気になっている自分に気づく。
“スタミナ”という名前は伊達ではない。
スタミナいちばんの実食レビューまとめ
・ホルモン焼きはぷりっとジューシーでピリ辛ダレが絶品
・モダン焼きはふわふわの生地にソースが絡んで食べ応え抜群
・焼めしや焼きそばもボリュームたっぷりで味がしっかり
・500円とは思えないクオリティと満足感
・地元密着の屋台風店舗で、昭和の温もりを感じる雰囲気
味、量、価格の三拍子がそろった庶民派グルメ。
観光ついでに立ち寄ってもよし、日常使いのランチにも最適だ。
スタミナいちばんの名の通り、“食べれば元気が出る”店だった。
スタミナいちばんの実食レビュー!ボリューム満点ランチの味とコスパを調査(まとめ)
「スタミナいちばん」は、派手さはないが心に残る味。
豪華さよりも、気取らずがっつり食べたい人にぴったりの一軒だ。
ホルモン焼きの香り、ソースの旨味、商店街の活気。
その全部が混ざり合って、“大阪の下町グルメ”という文化を体現している。
財布にもお腹にも優しい、ボリューム満点のランチを探しているなら――
一度、「スタミナいちばん」を訪れてみてほしい。
