マジックスピード4の実走レビュー!前作との違いと走行性能を徹底検証

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アシックスの人気シリーズ「マジックスピード4」が、ついに第4世代へ進化しました。
今回の「マジックスピード4」は、前作から構造が大きく変化し、“トレーニングもレースも1足でこなす”万能型のカーボンプレートシューズとして注目を集めています。

この記事では、実際に走って感じた使用感を中心に、マジックスピード3との違い、走行性能、使いどころまでをじっくりレビューしていきます。


マジックスピード4とは?最新モデルの全体像

マジックスピード4は、アシックスが展開する「スピードトレーナー」シリーズの中でも、最もバランスの取れたモデルとして位置づけられています。

フルレングスのカーボンプレートを搭載しつつ、上位モデル(メタスピードシリーズ)よりも価格を抑え、トレーニングにも日常ランにも使えるよう設計されています。

特徴を簡単にまとめると次の通りです。

  • フルレングスカーボンプレート内蔵
  • FF BLAST+フォーム+前足部FF TURBOの2層構造
  • スタックハイト約43mmの厚底
  • ASICSGRIPアウトソール採用
  • 重量は約237g(27cm相当)

つまり「軽さ・クッション性・安定性」をバランスよく両立した万能型。これまでよりも“厚く、柔らかく、安定した”シューズに仕上がっています。


前作マジックスピード3との違い

シリーズの中でも特に進化が感じられるのが、3から4へのアップデートです。実際に履き比べてみると、その違いは一目瞭然です。

ミッドソールの厚みと素材が進化

マジックスピード3は、やや硬めで地面の感覚をしっかり拾える設計でした。
一方、4はミッドソールが厚く、柔らかく、クッション性が格段に向上しています。

新たに前足部へ「FF TURBOフォーム」を搭載し、反発力と安定感のバランスが改善。
長時間のランでも脚への負担が明らかに軽く、着地時の“ドン”という衝撃が丸くなりました。

カーボンプレートの感触が自然に

3はやや剛性が強く、プレートの存在をはっきり感じるタイプでしたが、4ではプレートとフォームの一体感が増し、自然に転がるような走行感へ変化。
ロッカー構造がより滑らかで、着地から蹴り出しまでの流れがスムーズです。

履き心地の快適さがアップ

アッパー素材も刷新され、通気性とホールド感のバランスが良くなっています。
トゥボックス(つま先周り)はわずかに広くなり、長時間走っても足が窮屈に感じにくい。
3よりも“日常使いにも向く履き心地”へと進化しています。


実走レビュー:クッション性と反発の絶妙なバランス

実際にマジックスピード4で約30km走ってみた印象を、ペースごとに分けて紹介します。

ゆっくりジョグ(キロ5:30〜6:00)

厚底シューズらしいふわっとした感触がありますが、沈み込みすぎず、足の戻りも軽快です。
ソールの反発を感じつつ、安定して進める印象。ジョグでも十分に快適で、脚への疲労が少ないのが好印象でした。

テンポ走(キロ4:00前後)

ここがこのシューズの真骨頂。
FF TURBOとカーボンプレートの組み合わせが**「押し出されるような推進力」**を生み、テンポ走のペースを維持しやすくなります。
地面を蹴るよりも、“前へ転がす”感覚で走れるので、リズムが安定。疲れにくく、フォームが崩れにくいのが特徴です。

ペース走・閾値走(キロ3:50〜4:10)

スピードを上げても安定感を失わず、カーボンプレートが程よく反発してくれる。
爆発的な弾みはないものの、確実にペースを押し上げてくれる安定感があります。
特に脚が重くなってきた終盤でも、接地の安定と前傾姿勢を保ちやすい構造が頼もしいです。


グリップと安定性の評価

ASICSGRIPのアウトソールは、濡れたアスファルトやコーナリング時でもしっかり路面を捉えます。
雨の日ランでも滑りにくく、スピード練習時の安心感が大きい。

また、ソール幅がやや広めに設計されているため、厚底ながらも横ブレが少なく、安定性も十分。
ランニングフォームが安定し、着地位置を意識しやすいのもポイントです。


他モデルとの比較:立ち位置を整理する

マジックスピード4は、アシックスのラインナップの中で「メタスピードシリーズ」と「ノヴァブラスト」の中間に位置します。

つまり、マジックスピード4は**“練習もレースも1足で済ませたいランナー”にぴったり**。
特にサブ3〜サブ3.5を目指す層にはちょうどいい設計で、スピード練習やペース走など幅広く対応できます。


向いているランナー像

マジックスピード4は、以下のようなランナーにおすすめです。

  • テンポ走や閾値走を中心にトレーニングしている
  • カーボンプレートシューズを初めて使いたい
  • 一足で練習から本番まで対応したい
  • クッション性も反発も両方欲しい

逆に、「爆発的な反発でスピードを極めたい」人や、「できるだけ軽いシューズが好み」の人には、もう一段上のメタスピードシリーズの方が向いています。


注意点とデメリットも正直に

すべてが完璧というわけではありません。
あえて挙げるなら次のような点に注意が必要です。

  • 軽快感はやや薄く、スピードモデルとしては重め
  • 地面の感覚は控えめで、接地の“ダイレクト感”が欲しい人には物足りない
  • 横方向への安定性は限定的で、スピードカーブ時はやや不安定

とはいえ、これらは「厚底+クッション重視」の設計上の性格であり、日常トレーニング用途ではむしろメリットにもなります。


コストパフォーマンスの高さ

マジックスピード4は、カーボンプレート搭載モデルの中では価格が手頃です。
上位モデルの半額程度ながら、機能面ではかなり肉薄しており、**“最もコスパの良いスピードトレーナー”**との声も少なくありません。

初めてのカーボンモデルとしても、買い替えのサブ用途としてもおすすめできる1足です。


まとめ:マジックスピード4は“万能型スーパートレーナー”

マジックスピード4は、シリーズ最大の変化を遂げたモデルです。
厚底化・デュアルフォーム化・プレートの自然な推進感により、前作よりも扱いやすく、脚に優しい走行感へと進化しました。

トレーニング、テンポ走、マラソン本番まで1足で対応できる万能さは、他メーカーを含めてもトップクラス。
地面を押すより、流れるように前へ進む「転がり感」が心地よく、長時間のランでもパフォーマンスを維持しやすいのが魅力です。

走りの安定と推進を両立したいランナーには、間違いなく試す価値のある1足。
前作からの乗り換えを検討している人も、新しいカーボンの世界を体感したい人も、ぜひマジックスピード4を試してみてください。

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