2026年に入り、DMMが提供する複数のサービスで料金改定、いわゆる「値上げ」が相次いで発表されています。
この記事では、最新の値上げ情報を整理しながら、その背景や今後の動きを分かりやすく解説します。
DMM全体で広がる値上げの流れ
近年の物流費や原材料費の高騰を受け、DMMグループ全体でも価格改定の動きが広がっています。
中でも特に大きな影響があるのが、DMM通販やDMM.make、そしてDMM宅配コミックレンタルといった生活・エンタメ系のサービスです。
たとえば、2025年12月1日からDMM通販では送料が530円から630円(税込)に変更。
さらに、送料無料となる注文金額も3,500円から5,000円に引き上げられました。
ユーザーにとっては少し痛い変更ですが、背景には明確な理由があります。
DMM通販:物流費の高騰で送料が実質値上げ
DMM通販の送料改定は、物流業界全体のコスト上昇が直接の原因です。
配送ドライバーの人件費上昇、燃料費の高止まり、倉庫運営費の増加などが重なり、これまでの料金を維持するのが難しくなったといいます。
特に、送料無料ラインの引き上げは、通販企業全体で共通する傾向です。
Amazonや楽天でも同様の動きが見られ、DMMだけが特別に高くなったわけではありません。
それでも、頻繁に少額購入していたユーザーにとっては実質的な「値上げ」と感じる場面が増えそうです。
DMM宅配コミックレンタル:1冊あたり165円に
2025年11月26日以降の予約分から、DMM宅配コミックレンタルも価格を改定しました。
1冊あたりのレンタル料は115円から165円に。送料も840円から1,040円に引き上げられています。
この変更は、紙書籍の仕入れコスト上昇や、梱包資材・配送コストの上昇が主な要因。
特に宅配型サービスは、物流に依存する構造上、コスト増の影響を強く受けやすいといえます。
一方で、まとめ借りや長期レンタルを活用すれば、1冊あたりの負担をある程度抑えることも可能です。
「好きな漫画を一気読みしたい」といった利用シーンでは、今後も一定の需要が続くでしょう。
DMM.make:3Dプリントサービスが10%値上げ
モノづくりの分野で人気の「DMM.make」では、2026年1月から3Dプリントサービスの料金を一律10%引き上げることを発表しました。
主な理由は、原材料価格と輸送コストの上昇。特に3Dプリントで使用される樹脂や金属素材の国際価格が上がっており、価格改定を避けられなかったとされています。
DMM.makeは個人のクリエイターや企業からの注文も多く、品質を保つためにはコスト吸収では限界があったとのこと。
値上げ後も、より高精度な造形や素材ラインナップの拡充を行う方針を示しており、単なる「値上げ」で終わらない改善も期待されています。
DMMプレミアム・DMM TVの現状
サブスクリプション系では、DMMプレミアム(月額550円)やDMM TVの料金は、現時点で据え置かれています。
しかし、業界全体を見ると今後の値上げ可能性を指摘する声も少なくありません。
動画配信サービスでは、制作費や配信インフラのコストが年々増加。
Netflix、Disney+、Amazon Prime Video、DAZNなど、多くのサービスが2024〜2026年にかけて相次いで値上げを実施しています。
特に、DMMとDAZNが提携して提供していた「DMM×DAZNホーダイ」は、2024年3月に2,980円から3,480円へと値上げされました。
こうした流れを見ると、DMMプレミアムやDMM TVも今後価格改定の検討に入る可能性があります。
値上げの背景にある「インフレ圧力」
DMMの値上げは、単に企業努力の限界ではなく、経済全体の動きと深く関係しています。
・物流費・燃料費の高騰
・人件費の上昇
・原材料や製造コストの増加
・円安による輸入コスト上昇
こうした要素が積み重なり、企業の経営を圧迫しています。
国内外を問わず、多くの業界で「価格を据え置くこと」が難しい時代に入ったともいえるでしょう。
利用者の反応と今後の付き合い方
ユーザーからは「仕方ないけど痛い」「品質維持のためなら理解できる」といった声が上がっています。
特にDMM通販やDMMレンタルは長年利用者が多く、サービスの信頼性が高いことから、離脱は限定的と見られます。
ただ、複数のサブスクを同時契約する層では「サブスク疲れ」も顕著。
DMMだけでなく、他のエンタメサービスとのバランスを取りながら利用を見直す人も増えそうです。
コストを抑えたいなら、キャンペーンやセール期間を活用するのが賢い方法。
DMMでは定期的にポイント還元や割引を行っているため、上手に使えば値上げ分をある程度カバーできます。
値上げ後のDMMはどう変わる?
値上げと聞くとネガティブな印象を受けがちですが、DMMの方針は「価格に見合う価値を提供する」方向にあります。
DMM.makeでは素材や出力品質のアップデートを進め、DMM通販では物流網の安定化を図っています。
さらに、DMMプレミアムではアニメ・ドラマ・映画といった独自コンテンツの強化を継続中。
単に料金を上げるだけでなく、ユーザー満足度を維持・向上させるための投資として位置づけられている点が特徴です。
まとめ:DMMの値上げは「時代の流れ」の一部
「DMM 値上げ」と聞くと、ユーザーとしては不安を感じるかもしれません。
しかし、今回の一連の改定は、物流や資材コストの高騰など、避けられない外部要因が中心です。
DMMは長年にわたって多様なサービスを提供してきた総合プラットフォームです。
今後もサービス品質を維持するために必要な判断としての値上げであり、利用者との信頼関係を重視した形での発表となっています。
引き続き、各サービスのアップデートやキャンペーン情報をチェックしながら、自分に合ったDMMの使い方を見つけていきましょう。
