スイス高級時計ブランド「IWC(アイ・ダブリュー・シー)」が、2025年に再び値上げを実施することが明らかになりました。
昨年に続き、今年も価格改定が行われるというニュースに「またか…」と感じた方も多いのではないでしょうか。この記事では、2025年のIWC値上げの詳細、対象モデル、そして背景にある理由をわかりやすくまとめます。
IWCの2025年価格改定が正式に発表
2025年8月18日(月)より、IWCの日本国内正規販売店で価格改定が行われます。
対象はほぼすべての時計本体モデルで、ストラップや一部アクセサリーを除き、定番ラインから限定モデルまで幅広く値上げの対象となっています。
改定の内容を見ると、多くのモデルで3〜5%前後の値上げが確認されています。これは一見わずかな上昇幅に見えるかもしれませんが、IWCのような高級時計では数万円単位の差になります。
たとえば、以下のような代表的なモデルが値上げ対象です。
- インヂュニア・オートマティック 40(Ref.IW328901)
旧価格:1,776,500円 → 新価格:1,848,000円 - ポルトギーゼ・クロノグラフ(Ref.IW371605)
旧価格:1,237,500円 → 新価格:1,287,000円 - パイロット・ウォッチ マークXX(Ref.IW328204)
旧価格:1,001,000円 → 新価格:1,040,600円
このように、多くの人気モデルで4〜5万円の値上げが行われています。
さらに再値上げ?2026年初頭にも動きが
今回の改定に加え、一部の正規店では2026年1月19日からの再値上げも予告されています。平均約4%の上昇が見込まれており、今後も価格が安定しない見通しです。
つまり、2025年中だけでも少なくとも1回以上、場合によっては2回の値上げが行われる可能性があります。
時計を検討している人にとっては、**「買うなら今のうち」**というタイミングがまさに今ということになります。
値上げの理由:IWCだけではないスイス時計業界の流れ
では、なぜIWCは繰り返し値上げを行うのでしょうか。背景には、IWCだけでなくスイス時計業界全体を取り巻く経済的要因があります。
- 為替変動(円安)
スイスフラン高・円安の影響で、輸入価格が上昇しています。IWCはスイス本社で生産を行っているため、為替の影響を直接受けやすいブランドです。 - 原材料費・部品コストの高騰
ステンレスや金、チタンなどの素材価格が上昇。ムーブメント部品の調達コストも上がっており、それが小売価格に転嫁されています。 - 世界的な関税・輸送コストの上昇
特に米国市場ではスイス製高級品への関税が強化されており、そのコストを吸収するために世界的な価格改定が進んでいます。 - ブランド戦略と価値維持
高級ブランドは「安売り」を避け、むしろ価格を上げることでブランド価値を保つ戦略をとることが多いです。IWCも例外ではなく、「プレミアム感の維持」も理由のひとつとされています。
これらの要素が重なり、結果として2025年の値上げが実施される流れとなりました。
値上げで変わるIWCのラインナップ事情
今回の価格改定で、特に注目されているのが定番人気モデルの価格帯の変化です。
例えばポルトギーゼ・クロノグラフ(Ref.IW371605)は、ついに130万円台に突入。かつて100万円を切っていた時代を知るファンからすると、かなりの上昇です。
また、インヂュニア・オートマティック 40(Ref.IW328901)やパイロット・ウォッチ マークXX(Ref.IW328204)といったスポーティなモデルも軒並み上昇。
特にステンレスモデルでさえ180万円前後という価格帯となり、エントリークラスの敷居が明確に上がっています。
一方で、IWCは2025年にかけて新しい限定モデルやマイナーチェンジ版を複数発表しており、「高くても欲しい」と思わせる魅力あるラインナップ展開を継続しています。
値上げに対してユーザー離れが起きにくいのは、デザインと完成度の高さに加え、ブランドのストーリーテリング力の強さがあるからです。
海外価格との比較で見えるIWCの戦略
IWCの価格改定は日本だけの話ではありません。
海外でも2025年の春頃から順次、ユーロ建て・ドル建て価格が改定されており、スイス本国の希望小売価格(MSRP)が更新されています。
スイスや欧州では、おおむね2〜4%前後の値上げが確認されています。つまり、日本だけが特別に上がっているわけではなく、世界的な価格調整の一環といえるでしょう。
IWCはグローバルで価格差を小さく保つポリシーを持っており、並行輸入との差が極端に広がらないように設計されています。
このため、為替の影響を除けば「どこで買っても同程度の価格」という均一化が進んでいます。これもまた、IWCのブランド統制力の高さを示すポイントです。
値上げ前に検討したい購入タイミングと選び方
もしIWCの購入を検討しているなら、2025年の値上げ前がひとつのチャンスです。
以下のような動き方がおすすめです。
- 正規販売店で旧価格の在庫を確認
価格改定前に在庫を確保している店舗では、一定期間旧価格で販売されるケースがあります。予約や取り置き対応を行っている店舗もあるため、早めの問い合わせが有効です。 - モデル変更のタイミングを狙う
IWCは定期的に新型を投入します。旧型が生産終了となる直前は、在庫が残っていれば価格交渉がしやすくなる傾向があります。 - 長期的な資産価値を意識する
IWCの中でも特に人気のポルトギーゼ・クロノグラフ(Ref.IW371605)、インヂュニア・オートマティック 40(Ref.IW328901)、パイロット・ウォッチ マークXX(Ref.IW328204)などは、中古市場でも安定した需要があります。値上げによって新品価格が上がると、相対的に中古価格も上昇する傾向があります。
「今は高い」と感じても、数年後にはさらに上がる可能性もあるため、長期的な視点で判断することが大切です。
値上げを受けてIWCファンが注目すべきポイント
今回の値上げでIWCファンの間でも注目が集まっているのは、今後のモデル展開と価格維持方針です。
IWCは近年、より環境に配慮した素材やリサイクルメタルの導入を進めており、製造コストも上昇傾向にあります。
同時に、ブランドの象徴でもあるパイロットシリーズやポルトギーゼシリーズを中心に、ムーブメントの内製化率を高める方針をとっています。
これにより品質と信頼性は一段と向上していますが、その分コスト構造が変化しているのも事実です。
ただし、単なる値上げではなく「それに見合うアップデート」がある点がIWCの強み。
たとえば最新モデルでは、パワーリザーブ延長や防水性能の改良など、細かな進化が随所に見られます。
こうした改良を通じて、「値上げ=負担増」だけではなく、「長期的な満足度の向上」として受け止められるよう設計されているのです。
まとめ:IWCの値上げはブランド価値維持の証でもある
2025年のIWC値上げは、単なる価格の上昇ではなく、ブランドとしての方向性を示す出来事です。
為替や原材料の影響もありますが、それ以上に「高級時計としての価値を守るための判断」と言えます。
ポルトギーゼ・クロノグラフ(Ref.IW371605)、パイロット・ウォッチ マークXX(Ref.IW328204)、インヂュニア・オートマティック 40(Ref.IW328901)などの代表モデルは、価格が上がっても世界中で支持され続けています。
その背景には、職人技とブランド哲学がしっかりと根付いているからです。
今後もIWCは、価格と品質のバランスを保ちながら、進化を続けるでしょう。
そして私たちユーザーにとっては、値上げ前のタイミングをどう活かすかが重要になりそうです。
IWCが2025年に再び値上げ?対象モデルと新価格一覧を徹底調査(まとめ)
IWCは2025年に再び値上げを実施。
その背景には、為替、原材料、ブランド戦略といった複数の要因があります。
人気モデルでは4〜5%の価格上昇が確認され、今後も再値上げの動きが予想されます。
「いつか欲しい」と思っているなら、まさに今が決断の時かもしれません。
IWCの価格動向を注視しながら、後悔のない一本を選びましょう。
