「特別な日にはシャンパンを」と思っていても、いざお店や通販サイトを見ると、その価格の高さに驚いてしまうことはありませんか?5,000円、1,000円と値段が上がるにつれ、どれを選べば失敗しないのか、手が出しづらくなるものです。
しかし、世の中にはシャンパンというブランドの気品と品質を保ちながら、手に取りやすい価格で楽しめる「コスパ最強」なボトルが隠れています。
今回は、普段からシャンパンを楽しむ愛好家も納得する、3,000円台から手に入る銘柄を厳選しました。知っておくだけで得をする、賢い選び方のコツと一緒にご紹介します。
なぜ「コスパ最強シャンパン」が存在するのか?
そもそも、なぜシャンパンはこれほどまでに高価なのでしょうか。それは、フランスのシャンパーニュ地方という限られた土地で、厳しい法律を守りながら造られているからです。
シャンパンを名乗るためには、最低でも15ヶ月以上の熟成が必要です。この長い年月が、きめ細やかな泡と、トーストやナッツのような香ばしい風味を生み出します。
しかし、有名ブランド(メゾン)のシャンパンは、その品質だけでなく多額の広告費やブランド料が価格に乗っています。私たちが狙うべき「コスパ品」は、そうした広告費を削り、純粋に中身で勝負している実力派たちです。
特に、以下の3つのポイントを意識するだけで、価格以上の価値がある一本に出会えます。
- 大手メゾンの「セカンドラベル」や姉妹ブランドを狙う
- 自社畑のブドウで造る小規模生産者(RM)を探す
- ネット通販のセット販売や大型セールを活用する
それでは、具体的なおすすめ銘柄を見ていきましょう。
3,000円以下で奇跡の出会い!超低価格シャンパン
シャンパンが3,000円を切ることは、今の物価高の時代では非常に稀です。しかし、流通の工夫や生産体制の効率化によって、この価格帯を維持している驚きのボトルがあります。
アドリアン・ショパン ブリュット
まず注目したいのがアドリアン・ショパン ブリュットです。この価格帯では珍しく、黒ブドウであるピノ・ムニエを主体にしており、ふくよかな果実味とコクが楽しめます。シャンパン特有の「重厚感」もしっかり感じられるため、デイリーのご褒美に最適です。
コント・ド・ラモット ブリュット
スーパーや量販店でよく見かけるコント・ド・ラモット ブリュットも外せません。非常にフレッシュで軽やかな飲み口なので、お風呂上がりの一杯や、前菜と一緒に楽しむのに向いています。セール時には2,000円台で見かけることもある、まさに庶民の味方です。
3,000円〜5,000円で探す「本命」の1本
この価格帯は、最も種類が多く、かつ品質が飛躍的に上がる「激戦区」です。プレゼントにしても恥ずかしくない、信頼の銘柄が揃っています。
ポル・ジェス ブリュット
多くのプロに愛されているのがポル・ジェス ブリュット。シャンパーニュ地方の大きな組合が手掛けているため、品質のブレが少なく、いつ飲んでも安定した美味しさを提供してくれます。バランスが良く、和食から洋食まで幅広く合わせられる万能選手です。
マリー・ワイス ブリュット
こちらは、あの超有名メゾン「テタンジェ」が所有する別ブランドです。マリー・ワイス ブリュットは、テタンジェ特有のエレガントで洗練されたスタイルを受け継ぎながら、ブランド名を出さないことで価格を抑えています。「中身は高級品」という、コスパ重視派にはたまらない一本です。
シャルル・エルネール プルミエ・クリュ
「格付け」にこだわりたいならシャルル・エルネール プルミエ・クリュがおすすめ。この価格でありながら、一級畑(プルミエ・クリュ)のブドウのみを使用しています。長期熟成による奥行きのある味わいは、5,000円以下のシャンパンとは思えない満足感を与えてくれます。
失敗しないために!プロが教える「賢い選び方」
せっかく数千円を出すのですから、絶対に失敗したくないですよね。ラベルにある小さな文字をチェックするだけで、そのシャンパンが「お買い得」かどうかがわかります。
- 「RM(レコルタン・マニピュラン)」の文字を探すラベルの隅に小さく「RM」と書かれたものがあります。これはブドウの栽培から醸造までを一貫して行う小規模農家の証です。大手ブランドのような派手な宣伝はしませんが、その分、同じ価格でもワンランク上の希少なブドウを使っていることが多いのです。
- 「ブラン・ド・ノワール」は満足度が高い「ブラン・ド・ノワール」とは、黒ブドウ(ピノ・ノワールなど)だけで造られた白いシャンパンのこと。赤ワインのような力強さとコクがあるため、お肉料理にも合わせやすく、少量でも「飲んだ!」という満足感を得やすいのが特徴です。
- 「ドサージュ」の少ないものを選ぶ甘さを加える「ドサージュ」という工程がありますが、最近は砂糖をほとんど加えない「ブリュット・ナチュール(極辛口)」が人気です。これはブドウ自体の質が良くないと造れないため、安価でも高品質なものを見極める一つの指標になります。
有名メゾンも安く買える?王道のコスパ活用術
「やっぱり有名な名前のものがいい」という方も多いはず。誰もが知る王道銘柄も、買い方次第でコスパが良くなります。
モエ・エ・シャンドン アンペリアル
世界一有名なシャンパンモエ・エ・シャンドン アンペリアル。定価は高いですが、Amazonの大型セールや楽天のセット販売を狙うと、驚くほど安く手に入ることがあります。ブランドの安心感と華やかさは、パーティーの持ち寄りにも最高です。
ヴーヴ・クリコ イエローラベル
力強く芳醇な味わいでファンが多いヴーヴ・クリコ イエローラベル。こちらも、並行輸入品(正規代理店を通さない輸入)を選んだり、ハーフボトルを活用したりすることで、予算内に収めることが可能です。
コストコや成城石井をフル活用しよう
実店舗でも、コスパの良いシャンパンは見つかります。
特に有名なのがコストコのプライベートブランド「カークランド」のシャンパンです。約3,000円という低価格ながら、中身は名門メゾンが製造を請け負っていると言われており、愛好家の間では「コスパの神」として常に話題になります。
また、成城石井などの輸入食品店では、バイヤーが直接現地から買い付けた独自の銘柄が並んでいます。中間マージンが削られているため、4,000円前後で驚くほどリッチな味わいのボトルが見つかることが多いですよ。
シャンパンを最高の状態で楽しむために
せっかくコスパの良い1本を手に入れても、飲み方を間違えると美味しさが半減してしまいます。
- 冷やしすぎに注意キンキンに冷やすのも美味しいですが、冷蔵庫で3時間ほど冷やした8度〜10度くらいが、シャンパンの香りが最も豊かに広がります。
- グラスにもこだわってみる細長いフルートグラスも素敵ですが、あえて少し膨らみのあるワイングラスで飲むと、香ばしいトーストの香りがより強調され、リッチな気分を味わえます。
- 保存は「野菜室」で冷蔵庫のドアポケットは開閉による振動と温度変化が激しいため、シャンパンには不向きです。新聞紙に包んで、温度変化の少ない野菜室の奥で寝かせてあげましょう。
コスパ最強シャンパンおすすめ15選!安くて美味しい1本を選ぶコツのまとめ
シャンパンは、決して「高嶺の花」だけではありません。選び方のコツさえ掴めば、3,000円台からでも、その繊細な泡と贅沢な時間を楽しむことができます。
まずはポル・ジェス ブリュットのような安定感のある銘柄から試してみて、自分の好みが「爽やかなタイプ」なのか「コクのあるタイプ」なのかを探ってみるのがおすすめです。
日々の何気ない時間を、グラス一杯のシャンパンで特別なひとときに変えてみませんか?
今回ご紹介した、コスパ最強シャンパンおすすめ15選!安くて美味しい1本を選ぶコツを参考に、あなたにとって最高の「運命の一本」を見つけてみてください。
