「最近、カティサーク プロヒビションを見かけなくなった…もしかして終売？」
そんな声を耳にするようになりました。ウイスキー好きの間で根強い人気を持つこのボトル、果たして本当に姿を消してしまったのでしょうか。ここでは、カティサーク プロヒビションの終売情報や現状の流通、さらに今の入手難易度までを詳しく解説していきます。
カティサーク プロヒビションとはどんなウイスキー？
まずはこの銘柄の成り立ちを簡単に振り返っておきましょう。
カティサークは1923年にスコットランドで誕生したブレンデッドウイスキーのブランド。世界的にも軽やかで飲みやすいスコッチとして知られ、帆船「カティサーク号」を象徴に掲げています。
その中でも「プロヒビション（Prohibition）」は、アメリカの禁酒法時代（1920〜1933年）をテーマにした特別版。2013年に禁酒法廃止80周年を記念して登場したモデルで、アルコール度数50％と高めの設定が特徴です。
スタンダードなカティサークよりも力強く、モルト比率が高くスパイシー。それでいて飲みやすく、ハイボールにしてもストレートでも存在感のある味わいが楽しめる一本です。
ウイスキー通の間では「2,000円台でこの完成度はすごい」と評価され、コストパフォーマンスの高いスコッチとして人気を集めてきました。
終売の噂は本当？メーカーの公式見解を調査
ここ数年、「カティサーク プロヒビション 終売」という言葉を検索する人が増えています。
結論から言うと、公式に「終売」と発表された事実は確認されていません。
国内正規輸入元であるアサヒビールの公式サイトでも、プロヒビションは依然としてブランドラインナップのひとつとして紹介されています。また、一部のウイスキーブログでは「メーカーに確認したところ、終売の予定はない」という記述も見られます。
しかし一方で、酒販店や価格比較サイトでは「メーカー終売」と表記されているケースもあり、実際に店頭や通販サイトでの在庫は減少傾向です。つまり現状では、
「公式には継続中だが、流通量が減っている」
という状態にあると考えられます。
メーカーとしては販売終了を明言していないものの、輸入や出荷ペースが落ちている可能性が高く、結果的に「終売品扱い」として市場で見られているのが実情です。
現在の流通状況と価格変動
2025年現在、カティサーク プロヒビションは一部のオンラインショップや酒販店で見つけることができますが、“在庫なし”表示や“終売品”タグ付きの商品ページが増えています。
通販サイトでは、「貴重な終売品が購入できた」「最近見かけない」というレビューも多く、希少化が進んでいるのは確かです。
価格面でも少しずつ変化が見られます。かつては2,000円前後で買える手頃なスコッチでしたが、現在では3,000円台に上昇している店舗も。SNSでは「以前2,200円だったのが今は2,800円になっていた」という声も見られ、需要と在庫のバランスが価格に影響していることが分かります。
こうした価格上昇の背景には、ウイスキー人気の高まりと輸入量の減少、さらにコレクター需要が重なっていると考えられます。特に「旧ラベル」や「初期仕様」のボトルはプレミア価格で取引されることもあるようです。
入手難易度はどのくらい？
現時点での入手難易度は、「やや高い」と言えます。
正規取扱店やスーパーなどではほとんど見かけなくなり、酒専門店や一部のオンラインストアでようやく見つかるレベル。再入荷の見込みが不明な店舗も多く、「見つけたら即購入」が基本のボトルになりつつあります。
ただし、完全に市場から姿を消したわけではありません。AmazonやYahoo!ショッピングなどの大手通販では、タイミング次第で在庫が復活していることもあります。
入手を狙うなら、通販サイトの再入荷通知や価格比較サービスを活用しておくと良いでしょう。
また、中古市場やオークションでは未開封品が出品されるケースもありますが、転売価格が定価の2倍以上になることもあるため、購入時は注意が必要です。
特に「並行輸入品」や「旧ボトル仕様」の場合は、ラベルデザインや輸入元表記を確認してから購入するのがおすすめです。
終売と噂される理由
ではなぜ、「終売の噂」がここまで広がったのでしょうか。いくつかの要因が考えられます。
- 流通の減少
正規輸入のスケジュールが不定期になったことで、店頭で見かける機会が減少。結果的に「もう売ってないのでは？」という印象を持たれるようになりました。 - 他シリーズとの入れ替え
カティサークには「オリジナル」や「ストーム」などの派生シリーズがあり、販売戦略上、仕入れが集中する商品が変わることもあります。カティサーク プロヒビションが後回しになったことで、自然と影が薄くなった可能性もあります。 - 海外の生産体制・需要変動
原酒不足やブランド再編など、スコッチ業界全体で供給の見直しが進んでいることも影響しています。特にアルコール度数50％の限定モデルは生産量が少なく、安定供給が難しい傾向にあります。
こうした複数の要素が重なり、「公式発表がないのに終売のように見える」状況を生んでいると考えられます。
味わいと魅力を改めて振り返る
もし店頭で見つけたら、ぜひ一度手に取ってほしいのがこのカティサーク プロヒビション。
香りはバニラ、ハチミツ、オークの柔らかい甘さ。味わいはスムーズで、モルトのコクとスパイスが心地よく広がります。
アルコール度数50％とは思えないほどまろやかで、ハイボールにしてもパンチがありながら飲みやすいのが特徴。ロックではゆっくり氷が溶けるにつれて甘みが増し、余韻の深さを楽しめます。
多くのレビューで「この価格帯でこの完成度は驚き」「普段飲みに最適」という声が挙がっており、カティサークの中でも特にファンが多いボトルの一つです。
それだけに、今後手に入りにくくなるとしたら惜しまれる存在といえるでしょう。
今後の展開とおすすめの購入タイミング
今後、カティサーク プロヒビションが再び潤沢に流通するかは不明です。
輸入再開やリニューアルの可能性もゼロではありませんが、現時点では「在庫限り」の状態に近いと言えるでしょう。過去には「ストーム」などの限定品が一時終売→後に再登場した例もあるため、復活を期待するファンも多いようです。
現時点で手に入るタイミングとしては、
- 大型量販店（ドン・キホーテなど）での在庫セール
- 通販サイトの不定期入荷
- 酒専門店の倉庫在庫
このあたりが狙い目です。見つけたら迷わず確保しておくのが賢明です。
カティサーク プロヒビションの終売情報と入手難易度まとめ
・公式発表としての「終売」は確認されていない
・ただし、実際の流通量は減少しており、在庫限りの状態
・一部店舗では「メーカー終売」表記があり、再入荷未定
・通販や実店舗では価格上昇傾向。旧ボトルは希少価値が上昇中
・味わいは力強く、甘みとスパイスが共存するハイコスパスコッチ
・見つけたら“今が買い時”
ウイスキーの世界では、「気づいたら終売だった」ということが珍しくありません。
カティサーク プロヒビションもその一歩手前にあるかもしれません。
もしこの銘柄を愛飲しているなら、今のうちに確保しておくのがベスト。飲みやすく、味わい深い一本として、家庭の常備ウイスキーにふさわしい存在です。
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