「最近、シナメルがどこにも売ってない…」そんな声がSNSで増えています。
ブルボンの人気ビスケット「シナメル」が、実はひっそりと姿を消しているのをご存じでしょうか。今回は、その終売の背景や、まだ手に入る可能性、さらには代わりに楽しめるお菓子まで徹底的に調べてみました。
シナメルとは?“シナモン×キャラメル”が香る個性派ビスケット
シナメルは、ブルボンが2022年9月に発売した比較的新しいビスケット。
その名の通り、シナモンとキャラメルの風味を組み合わせたユニークな味わいが特徴です。
「シナモンのスパイシーな香り」と「キャラメルのまろやかな甘さ」が絶妙にマッチし、さらにザクザクとした堅焼きの食感がクセになる――そんな口コミが多く見られました。
パッケージはシンプルながら上品で、コーヒーや紅茶と一緒に楽しむ人が多かった印象です。
内容量は2枚×8袋の個包装タイプ。
オフィスのおやつやティータイムのお供としても人気がありました。
ブルボンの「3つのビス家」シリーズのひとつとして位置づけられていたことからも、メーカーとしても一定の期待を持って展開していたことがうかがえます。
「売ってない」「見かけない」…シナメル終売の噂が広がる
2024年後半頃から、「どこにも売っていない」「取り扱いがなくなった」という声がSNSで急増。
なかには「好きだったのに終売らしい」「100均で見かけたのが最後だった」といった投稿もあり、ファンの間ではショックが広がりました。
通販サイトを確認すると、ヨドバシ・ドット・コムではすでに「販売を終了しました」の表示。
他の大手ECサイトでも「在庫なし」「販売終了」となっており、流通がほぼ止まっているのが現状です。
一方で、一部の地域スーパーやドラッグストアなどで「棚の奥に残っていた」「在庫限りで購入できた」という報告も見られます。
ただし、これもあくまでごくわずかな例であり、全国的には実質的な終売状態といっていいでしょう。
ブルボン「シナメル」が終売になった理由を考察
公式サイトでは、シナメルの販売終了を明言したリリースは確認できません。
しかし、過去の傾向や業界の流れを踏まえると、以下のような背景が考えられます。
1. 売上・流通面の課題
発売から約2年が経過する中で、一定のファンはいたものの、全国規模での売上が伸び悩んだ可能性があります。
スーパーやコンビニでは、常に新商品や限定商品が入れ替わるため、売り場を確保できないと自然と撤退の判断に至るケースがあります。
2. 新商品の入れ替えサイクル
ブルボンは季節限定やテーマ性の強い新商品を積極的に投入するメーカーです。
シナメルのように個性的な味わいの製品は、一定期間販売されたのち、新シリーズやリニューアル商品に置き換えられることが多い傾向があります。
3. 原材料価格の高騰
菓子業界では小麦や油脂、糖類の価格が上昇しており、採算ラインの維持が難しい製品から生産を縮小する例もあります。
シナモンやキャラメルといった香料・ペースト系の原材料も高価な部類であり、コストの影響を受けた可能性も否定できません。
4. 味の嗜好の変化
ここ数年、“甘すぎないスナック菓子”や“高たんぱく・低糖質”といった健康志向商品がトレンドになっています。
その中で、甘みとスパイスが強いシナメルはニッチ寄りの味わいだったとも考えられます。
まだ買える?シナメルを入手する3つの方法
「もう買えないの?」という方のために、今も可能性のある入手ルートをまとめました。
1. 通販サイトで在庫を探す
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどで「在庫限り」として出品されていることがあります。
ただし、定価より高くなっている場合もあるため、価格には注意が必要です。
レビュー欄の日付を見ると、最近の購入報告がある場合はまだ在庫が残っている可能性があります。
2. 実店舗をまわる
意外と穴場なのが、100円ショップや地方スーパー。
一部では棚落ちした商品がひっそりと残っているケースもあります。
また、ドラッグストアの菓子コーナーも狙い目です。
売り場で見つけたら、迷わず複数買いしておくのがおすすめです。
3. フリマアプリやリユース市場
メルカリなどでも「終売品」「廃盤」として出品されていることがあります。
ただし、食品の場合は賞味期限や保管状態を必ず確認しましょう。
転売目的での購入は避け、自己消費の範囲で楽しむのが安心です。
シナメルの代わりに楽しめるお菓子たち
シナメルが手に入らない今、似た味わいを求めている方も多いでしょう。
そこで、風味や食感が近い代替商品をいくつか紹介します。
- シナモンシュガービスケット:甘さ控えめでスパイス感が強く、紅茶に合う。
- チュロス(シナモンシュガー味):外はカリッと中はふんわり、温かいスイーツとして人気。
- 森永のシナモンクッキー:やや軽い食感で、香りを楽しみたい人向け。
- アルフォートキャラメル:キャラメルの甘みを重視するなら、ブルボン「アルフォートキャラメル」なども近い系統です。
また、シナモンパウダーを使って自作のクッキーを焼く人も増えています。
「再現レシピ」としてSNSに投稿するファンも多く、シナメル愛が感じられます。
再販・復刻の可能性はある?
ブルボンでは、過去にも一度終売となった商品が後に「期間限定」や「復刻版」として再登場した例があります。
SNSでの話題性や消費者の要望が大きい場合、再販が検討されることも珍しくありません。
実際、X(旧Twitter)では「シナメル復活してほしい」「また食べたい」という投稿が続いています。
今後、限定キャンペーンや新シリーズとして形を変えて戻ってくる可能性も十分あるでしょう。
そのため、ファンとしてはブルボン公式サイトやSNSアカウントを定期的にチェックしておくのがおすすめです。
終売は残念。でも“記憶に残るお菓子”として
シナメルは、わずか数年の販売期間ながら、多くの人の記憶に残るお菓子となりました。
シナモンとキャラメルという個性的な組み合わせ、ザクザクとした食感、香り立つ余韻――。
それらを思い出すだけで、どこか懐かしい気持ちになります。
食品の世界では、ヒット商品でも短命に終わることが多く、特に近年は入れ替えサイクルが非常に早いです。
しかし、ファンの記憶やSNSでの声がある限り、いつか再び“シナメル”の名前を見かける日が来るかもしれません。
シナメル 終売の真相とこれから
現時点でシナメルは公式には終売が明言されていないものの、流通在庫がほぼ尽きており、実質的に販売終了と見てよい状況です。
しかし、在庫を探せばまだ入手のチャンスはありますし、代わりとなるお菓子も数多く存在します。
そして何より、消費者の「また食べたい」という気持ちが、未来の復刻につながるかもしれません。
シナメルが再びお菓子売り場に並ぶ日を願いつつ、今できる“最後のひと口”を大切に味わいたいですね。

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