最近、ダイソーの人気毛糸「あむころ」が店頭で見つからないという声をよく聞きます。ふわふわで柔らかい質感と、編みやすさ、そして100円という手軽さで愛用していた方も多いこの毛糸。いざ新しい作品を作ろうとしたらどこにも売っていない――そんな状況に困っている人が増えています。この記事では、「あむころが売ってない理由」と「再販・入手方法」について、現状をわかりやすく整理して解説します。
あむころとは?ダイソーの人気モールヤーン毛糸
あむころは、100円ショップ「ダイソー」が展開している毛糸シリーズのひとつで、モールヤーンと呼ばれるふんわりした質感が特徴です。ふわもこ系の糸として人気があり、初心者でも編みやすい太めの毛糸として多くの手芸愛好家に支持されています。
1玉40g入りで価格は税込110円。棒針8〜10mm・かぎ針8〜10mmに対応しており、マフラーや帽子、ぬいぐるみなどにも最適です。カラーバリエーションも毎年リニューアルされ、ピンク、ベージュ、ブルー、グレーなど、優しい色合いがそろっています。
SNSでは「あむころでぬいぐるみを編んだ」「この毛糸でふわふわの帽子ができた」などの投稿も多く、特に冬シーズンになると人気が集中します。
しかし最近、「どこの店舗にも置いていない」「ネットでも在庫切れ」という声が増えており、「販売終了なのでは?」という噂まで出ています。
あむころが売ってないと言われる理由
1. 季節限定の冬商品である
最も大きな理由は、あむころが秋冬限定の季節商品である点です。
ダイソーでは、毛糸類は「秋〜冬」にかけて集中的に販売され、春夏になると入れ替えでコットン糸や麻糸がメインになります。つまり、冬の終わりから春先にかけては自然と店頭から姿を消すのです。
毛糸コーナーを見ても、2月頃を過ぎるとスペースが縮小され、代わりに春向けの手芸アイテムが並び始めます。これは毎年の流れで、販売終了ではなく「シーズンオフによる一時的な展開終了」と言えます。
2. 人気による品薄と完売
あむころは、ダイソーの毛糸の中でも特に人気が高いシリーズです。
モールヤーン特有の柔らかさや発色の良さ、そして扱いやすさが理由で、SNSでも「今年もあむころをまとめ買いした!」という投稿が多く見られます。その一方で、「次に行ったらもう売り切れてた」「追加で買いに行ったらどこも在庫なし」という声も多数。
この人気ぶりから、秋冬シーズン中でも早めに完売してしまう店舗が多いようです。特に人気色(ベージュ・ホワイト・グレー系)は争奪戦になることも。編み物ブームやハンドメイド需要の高まりも重なり、入荷してもすぐ売り切れてしまうことが珍しくありません。
3. 店舗によって在庫・取扱いが異なる
ダイソー公式サイトにも明記されていますが、店舗によって取り扱い商品が異なります。
全ての店舗が同じ毛糸ラインナップを扱っているわけではなく、売場スペースの関係で仕入れ数が少ない店舗も存在します。そのため、「大型店にはあったけど近所の店舗にはなかった」「都市部では売ってないのに郊外では見かけた」といったケースも多いです。
また、店舗によっては次回の入荷予定が未定のまま在庫切れになることもあります。ダイソーのスタッフに確認すると、「季節商品なので今シーズン分は終了しました」と案内されることもあり、それが「終売」のように受け取られるケースもあるようです。
4. リニューアルや新色登場の影響
あむころは年によってリニューアルや新色追加が行われており、そのタイミングで一時的に旧商品が姿を消すことがあります。
たとえば2022年には「新色3色追加」と公式サイトで発表されました。こうした更新のたびに旧カラーが廃番になり、「あの色がもう売ってない」「パッケージが変わった」という声が上がるのです。
このように、完全な販売終了ではなく、入れ替え・仕様変更の時期に一時的に棚からなくなることが「売ってない」と感じる原因にもなっています。
販売終了なのか?現時点の公式状況
2025年現在、ダイソー公式サイトおよびネットストアでは「あむころ」が掲載されており、販売継続中です。
「毛糸(あむころ、モール) 全6色からお選びいただけます」という表記が確認でき、価格も従来どおり1玉110円(税込)となっています。
ただし、公式サイトにも「店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります」との注意書きがあります。つまり、全国的な販売終了ではなく、一部店舗で在庫がなくなっている状況が「売ってない」と言われているだけの可能性が高いです。
また、オンラインではダイソーネットストアで購入可能な場合があります。ネット在庫は流動的ですが、リアル店舗で見つからない場合はネットストアをチェックしてみると良いでしょう。
あむころ再販の可能性と入手方法
1. 次の秋冬シーズンに再入荷する可能性が高い
ダイソーの毛糸シリーズは毎年秋に再展開されます。そのため、あむころも秋ごろに再入荷される可能性が高いです。過去の例では、9〜10月頃になると毛糸コーナーが拡大し、新色を含めたラインナップが並ぶ傾向があります。
そのため、春〜夏に探しても見つからない場合でも、秋のシーズン開始を待つことで再び手に入る可能性があります。
2. オンラインストアやフリマサイトを活用する
どうしてもすぐに欲しい場合は、ダイソー公式のオンラインストアを確認してみましょう。
店舗よりも在庫が安定している場合があり、色によっては購入できることもあります。
また、フリマサイト(メルカリなど)でもあむころの出品が見られます。ただし、価格が定価より高く設定されているケースも多いので、転売品には注意が必要です。
3. 代替の毛糸を検討する
どうしても入手できない場合、他の100円ショップや手芸店で似たモールヤーンを探すのも一つの方法です。
たとえばセリアでは「あむコロもこ」「ふわもこモール」といった似た質感の毛糸が展開されており、編み心地も近いと評判です。手芸店ではハマナカやオリムパスなどのメーカーからも類似糸が販売されています。
特に、ぬいぐるみや冬小物を作りたい方は「モールヤーン」「極太」「アクリル混糸」などのキーワードで探すと見つかりやすいでしょう。
あむころを探すときのポイント
・季節商品のため、秋〜冬(9〜1月頃)を中心に探す
・店舗によって取り扱いが異なるため、複数店舗を回る
・人気色は早期完売するため、見つけたら早めに確保
・ダイソーネットストアも確認する
・再販・リニューアル情報をSNSでチェックする
このように、少し探す手間はかかりますが、完全に販売終了したわけではなく「時期・店舗次第」でまだ手に入る可能性が十分あります。
まとめ:あむころが売ってないのは一時的な在庫・時期の問題の可能性が高い
「あむころが売ってない」という声が多くなっていますが、現時点では販売終了や廃盤の公式発表はありません。
むしろ、季節商品としての入れ替えや人気による品薄、店舗ごとの在庫差などが原因で一時的に手に入りにくくなっている状況です。
再販時期は例年どおりであれば秋頃に訪れると考えられるため、次のシーズンを待つのが確実です。
その間にオンラインストアや他店のモールヤーンをチェックして、代替糸を活用してみるのも良いでしょう。
ふわもこで愛らしいあむころは、編み物初心者からベテランまで幅広く愛される定番毛糸です。再び店頭に並ぶ日を楽しみに待ちながら、手元の糸で新しい作品を編んでみてはいかがでしょうか。

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