コンビニやスーパーでふと探しても「ビッグサンダーが見つからない……」と感じた人、実は多いんです。SNSでも「最近どこにも売ってない」「もう終売なの？」という声がちらほら。今回は、人気チョコ菓子「ビッグサンダー」がなぜ店頭で見かけなくなったのか、販売終了の背景や現在の入手方法までをわかりやすくまとめます。
そもそも「ビッグサンダー」とは？人気シリーズの中でも異色の存在
「ビッグサンダー」は、有楽製菓が手掛ける「ブラックサンダー」シリーズの派生商品。おなじみのザクザク食感や濃厚なチョコレートコーティングはそのままに、通常よりも一回り大きなサイズでボリューム満点。
パッケージにも“食べごたえバツグン”の文字が躍り、学生や働く世代から長年愛されてきました。
公式サイトの説明によれば、ビッグサンダーは「2種類のココアをブレンドしたほろ苦いクッキーに、3種類のチョコを組み合わせた味わい」。まさに“食べるブラックサンダー”といった存在で、発売当初から多くのファンを生んだ商品です。
しかし、ここ数年はその姿をほとんど見かけません。実際に、メーカーの公式ラインナップページからもビッグサンダーの記載が消えており、現在は「ブラックサンダー」「ブラックサンダー ミニバー」「ひとくちサイズ」などが中心になっています。
「ビッグサンダーが売ってない」と言われる理由
では、なぜビッグサンダーは突然姿を消したのでしょうか？調べてみると、複数の要因が重なっていることがわかりました。
1. 想定以上の人気による供給不足
2014年、有楽製菓は「ビッグサンダー」の一時販売休止を発表しました。理由は“販売予測を大きく上回り、供給が追いつかなくなったため”。つまり、売れすぎて生産体制が限界に達してしまったのです。
メーカーにとって嬉しい悲鳴ではありますが、需要に対して生産ラインが対応できなければ、安定供給が難しくなります。実際、この時点で一時的に市場から姿を消し、その後もしばらく通常販売が再開されなかった地域が多くありました。
2. 海外での爆発的ヒットが国内供給を圧迫
ビッグサンダーは、台湾を中心に海外でも大人気。特に台湾では“日本のチョコ菓子＝ビッグサンダー”と言われるほどヒットし、現地での製造・輸出が増加。
この結果、国内向けの製造量が減少し、日本市場への供給が後回しになったという見方があります。
実際、2023年ごろにはメーカーへの問い合わせに対し「国内向けの製造および販売はしておらず、在庫がなくなり次第終了」という回答があったとの報告もあり、国内終売に近い状態となっています。
3. 商品ラインナップの整理とブランド戦略の変更
ブラックサンダーシリーズはここ数年で「ブラックサンダー ミニバー」「ブラックサンダー至福のバター」「ブラックサンダーきなこ」「地域限定シリーズ」など、多様なバリエーションが増加。
メーカーとしてはリソースを集中させるため、既存の大型版であるビッグサンダーを整理対象にした可能性があります。
特に、スーパーやコンビニの棚スペースは限られており、より売れ筋の新作や限定品に入れ替えるケースが一般的。結果として、ビッグサンダーが自然に棚から消えていったと考えられます。
「販売終了」なのか？それとも「一時休止」？
ここで気になるのが、ビッグサンダーが「完全に販売終了」なのか、それとも「再販の可能性があるのか」という点。
公式に「終売」という明確なアナウンスは出ていませんが、国内向けの製造・流通はすでに停止している状態です。メーカーのチャット対応記録などでは「国内では販売していない」との回答が確認されており、事実上の終売といえるでしょう。
ただし、「ブラックサンダー」シリーズ自体が好調であるため、過去にも期間限定で復刻された例があります。人気が再燃すれば、数量限定やコラボ企画として再登場する可能性はゼロではありません。
現在の入手方法：どこで買える？
「どうしても食べたい！」という人も多いはず。完全に消えてしまったわけではなく、いくつかのルートでまだ入手可能な場合があります。
1. 通販サイトでの在庫販売
楽天市場やAmazonなどでは、在庫限りの「ビッグサンダー」が販売されていることがあります。ただし、定価（50〜80円前後）よりも高値で取引されているケースが多く、購入時は価格に注意が必要です。
「販売終了品」や「再入荷未定」と明記しているショップも多く、今後の再入荷は期待しにくい状況です。
2. ドン・キホーテや業務スーパーなどの大型店舗
一部のディスカウントストアでは、旧ロット品や在庫分が残っている可能性があります。SNSでも「ドンキで偶然見つけた！」という報告が時々あるため、根気よく探してみる価値はあります。
3. 海外向け・輸入版を購入する
台湾をはじめとした海外では、ビッグサンダーが引き続き流通しています。日本国内の輸入菓子ショップや海外通販を利用すれば、現地版を購入できることも。パッケージデザインが異なる場合がありますが、味はほぼ同じです。
ビッグサンダーが買えない時の代替商品
もしどうしても手に入らない場合は、同シリーズの他商品で“似た満足感”を味わうのもおすすめです。
- ブラックサンダー（レギュラー）
シリーズの原点。濃厚チョコとクッキーの食感が定番の味わい。 - ブラックサンダー ミニバーシリーズ
小分けになっており、少しずつ楽しみたい人に最適。 - 地域限定ブラックサンダー（北海道・九州など）
旅行やお取り寄せで人気。味のバリエーションが豊富です。 - ブラックサンダー至福のバター／ブラックサンダーきなこ／白いブラックサンダー
素材や風味を変えた新シリーズ。ビッグサンダーに代わる贅沢感があります。
また、他メーカーの「分厚いチョコクッキー」や「チョコレートバータイプのお菓子」も、ビッグサンダーに近い食感を楽しめるため、比較紹介として記事内で触れても良いでしょう。
今後の再販や復活の可能性は？
現時点では、メーカー公式から再販予定は発表されていません。
ただし、過去には「ブラックサンダーアイス」や「ブラックサンダー至福のバター」など、人気の派生商品が好評を受けて定番化した例があります。ビッグサンダーも根強い人気を背景に、限定復刻やコラボ再登場が行われる可能性は十分にあります。
また、有楽製菓はSNSやキャンペーンなどを通じて消費者の反応をチェックしているため、ファンの声が多ければ再生産のきっかけになるかもしれません。
まとめ：ビッグサンダーが売ってない理由と今できること
ビッグサンダーが店頭から消えたのは、
・販売好調による供給不足
・海外人気による国内流通の減少
・シリーズ再編によるライン整理
といった複合的な理由によるものでした。
現在は事実上の終売状態ですが、在庫販売や輸入版などを通じて入手することは可能です。どうしても食べたい人は、通販サイトやドンキなどをチェックしてみましょう。
そして、もし再販を願うなら、メーカーへの要望やSNSでの声が大きな後押しになるかもしれません。
「もう一度あのビッグサイズを食べたい！」という声が届けば、いつか再登場する日が来るかもしれませんね。
ビッグサンダーが売ってない？今後の動向を見守ろう
人気シリーズの中でもファンが多い「ビッグサンダー」。現在は店頭ではほとんど見かけませんが、終売と断定はまだできません。流通や戦略の変化次第で、再び私たちの前に帰ってくる可能性があります。
もし見かけたら、それは“ちょっとした幸運”かもしれません。
懐かしいあのザクザク食感を味わえるチャンス、逃さず手に取ってみてください。
コメント