「明治ディアミルクがどこにも売ってない…」
そんな声がSNSや口コミサイトで増えています。スーパーでもコンビニでも見かけないと、「販売終了したのでは？」と心配になりますよね。この記事では、明治ディアミルクが売ってない理由、販売終了の真相、そして再販や購入方法の最新情報を分かりやすくまとめます。
明治ディアミルクとは？こだわり抜かれた“乳製品だけのアイス”
まずは、そもそも「明治ディアミルク」がどんなアイスなのかをおさらいしましょう。
明治ディアミルクは、株式会社明治が2023年に発売した新しいアイスクリームブランドです。
特徴はなんといっても、「原材料が乳製品のみ」という点。砂糖や香料、安定剤などを使わず、ミルクそのものの甘みやコクを生かした“ピュアアイス”です。使われているのは、北海道十勝産の乳製品のみで、無脂乳固形分11.0%、乳脂肪分17.0%。乳の旨みを凝縮する“氷点濃縮仕立て製法”という独自の技術によって、まろやかで奥深い味わいに仕上げられています。
アイス好きの間では発売直後から話題になり、「ミルクの味が濃い」「後味がすっきり」「こんなに素材の味を感じるアイスは初めて」と高評価。
一方で、「なかなか売ってない」「買いたいのにどこにもない」という声も同時に増えていきました。
売ってないと感じる人が多い理由
「売ってない」「見かけない」という声の背景には、いくつかの理由があります。
まず大きいのは、販売チャネル（取り扱い店舗）が限られていること。
明治ディアミルクは、発売当初から“スモールスタート戦略”を取っており、最初は関東の一部スーパー限定で販売。その後、中部・関西エリアへと拡大し、2024年3月25日から全国販売が始まりました。
とはいえ、「全国販売」といっても、すべての店舗で取り扱いがあるわけではありません。
明治の公式サイトでも「一部お取り扱いのない店舗もございます」と記載されており、在庫や仕入れ状況は地域や店舗ごとに異なります。
実際、SNSではこんな声が目立ちます。
- 「スーパーで探しても全然見つからない」
- 「コンビニでは売っていないみたい」
- 「ネットでも売り切れ」
つまり、「売ってない」と感じる理由の多くは“供給量の少なさ”や“地域差”によるものなんですね。
さらに、アイスクリームは冷凍庫スペースの都合で扱える種類が限られます。特にコンビニでは人気の定番アイスが優先的に並ぶため、明治ディアミルクのような新ブランドは後回しになりやすいのです。
販売終了・生産中止の噂は本当？
結論から言うと、明治ディアミルクは販売終了していません。
2025年11月時点でも、公式サイトやプレスリリース上で「販売終了」の案内は一切確認されていません。むしろ、ブランドとしては継続・拡大の方向に動いています。
明治は2025年10月、新商品として「明治Dear Milk〈マルチ〉（73ml×4個）」を全国で発売しました。
この新商品は、従来のカップタイプを家庭向けのマルチパック仕様にしたもので、「家族みんなで明治ディアミルクを楽しんでほしい」というコンセプトです。つまり、ブランドを終了させるどころか、むしろ展開を広げています。
また、アイスクリーム業界関係者のインタビューでも「売上は当初の想定を上回るペースで推移している」「素材の魅力を伝える新しいカテゴリーとして定着しつつある」と紹介されています。
そのため、店頭で見かけないからといって“販売終了”と考えるのは誤解です。
どこで買える？明治ディアミルクの販売店舗と入手方法
それでは、今どこで明治ディアミルクを買うことができるのでしょうか？
2024年以降、販売店舗は全国に拡大しましたが、現在でも主に取り扱いが確認されているのは以下のようなスーパーや量販店です。
- 西友
- ヤオコー
- イトーヨーカドー
- イオン
- ベイシア
- 一部の生協（コープ）
一方、コンビニ（セブンイレブン・ファミマ・ローソン）では販売されていません。
ドラッグストア、カルディ、成城石井、業務スーパー、コストコ、ドン・キホーテでも取り扱いがないという報告が多いです。
また、確実に手に入れる方法としては「ネット通販」や「ふるさと納税」があります。
ふるさと納税では、北海道十勝産の原料を使っていることから、十勝地方の自治体返礼品として出品されているケースもあります。
明治の公式ページやふるさと納税サイトで検索してみるのもおすすめです。
なぜコンビニにないのか？販売戦略の裏側
「人気があるのに、なぜコンビニで売らないの？」
そう思う方も多いはずです。
実は明治ディアミルクは、販売当初から「量販店・スーパー中心の戦略」を取っています。
理由は、商品コンセプトが“じっくり味わう高品質アイス”であり、手軽に買うコンビニ商品とはターゲットが異なるためです。
また、コンビニは陳列スペースが限られているうえに、売れ行きデータ重視で入れ替えが激しい業態。
新ブランドを定着させるには不向きなんですね。
一方、スーパーなら定番棚で長く置かれやすく、家庭用パックなどの展開もしやすい。
このため、明治ディアミルクはあえて“スーパーで探すアイス”というポジションを取っていると考えられます。
再販・拡販の動きと今後の展開
明治は2025年秋、新たに「明治Dear Milk〈マルチ〉」を全国で発売しました。これは単なる再販ではなく、ブランド拡大の一環です。
さらに、アイス業界のトレンドとして「素材訴求型のプレミアムミルク系アイス」の人気が上昇しており、今後もディアミルクシリーズが増えていく可能性が高いと見られています。
過去のスモールスタート戦略を踏まえると、今後は以下のような展開が考えられます。
- 取扱店舗のさらなる拡大（地方スーパー・全国チェーンへの展開）
- 家庭用パック・ギフト用商品の強化
- ネット販売・EC専用セットの販売拡充
つまり、今の「見つからない」という状況は一時的なものであり、ブランドが成長する過程の“移行期”にあるといえるでしょう。
明治ディアミルクが売ってない時の対処法
最後に、もし近所で明治ディアミルクが見つからないときの対処法を紹介します。
- スーパーを中心に探す
特に西友・ヤオコー・イオン系列は比較的見つかりやすいです。
冷凍スイーツコーナーの下段などに置かれていることが多いので、目線を下げて探すのがおすすめ。 - 在庫を検索する
明治公式サイトでは「取扱店舗検索」ページがあり、郵便番号を入力すると近隣の販売店を確認できます。 - ネット通販やふるさと納税を活用
オンラインショップなら在庫を確保しやすく、アイス用の専用梱包で届きます。
ギフト用にも人気です。 - 時期をずらして探す
夏季や新商品発売時期は品薄になりやすいため、秋冬のほうが比較的在庫が安定しています。
まとめ：明治ディアミルクは販売終了ではなく、拡大中のブランド
ここまで見てきたように、「明治ディアミルクが売ってない」と言われる理由は、販売終了ではなく流通量と取扱店舗の少なさが原因です。
実際には現在も販売中で、2025年には新しいマルチパック製品「明治Dear Milk〈マルチ〉」が発売されるなど、ブランドはむしろ拡大の方向に進んでいます。
見つからないときは、スーパーやネット通販、ふるさと納税をチェックしてみてください。
今後さらに入手しやすくなる可能性が高いので、気長に見守りつつ、見つけたらぜひ味わってみましょう。
ミルク本来の優しい甘さとコクを感じられる明治ディアミルク――
“売ってない”今だからこそ、見つけたときの喜びもひとしおです。
