「業務スーパーでトルティーヤを探しても見つからない」「いつの間にか棚から消えていた」という声が、SNSでも多く見られるようになりました。タコスやブリトー、ラップサンドなど、家でも手軽に楽しめる人気の食材だっただけに、戸惑う人も多いようです。今回は、業務スーパーのトルティーヤが“売ってない”と言われる理由や、販売終了の背景、そして再販や代替品の可能性について詳しく解説します。
業務スーパーのトルティーヤとは?手軽さとコスパで人気だった定番商品
業務スーパーで販売されていたトルティーヤは、冷凍コーナーに並ぶ「フラワートルティーヤ」シリーズなどが中心でした。小麦粉で作られた柔らかい薄焼き生地で、冷凍のままでも扱いやすく、電子レンジやフライパンで軽く温めるだけで使える便利さが魅力です。
1袋に5〜10枚入りで価格は200円前後と手頃。しかも冷凍保存ができるため、必要な枚数だけ取り出して使える点も人気の理由でした。家庭で簡単にメキシカン風メニューを作れることから、SNSでも「コスパ最強」「常備している」という声が多く、業務スーパーの定番商品のひとつとして支持されていました。
売ってない理由① 製造元の工場火災による供給ストップ
トルティーヤが一斉に店頭から姿を消した最も大きな原因は、製造元である「株式会社デルソーレ」の千葉工場で発生した火災です。
2024年10月、同工場で火災が発生し、一部の製造ラインが稼働停止となりました。この影響で、主力商品のひとつだった「フラワートルティーヤ」シリーズを含む複数の製品が一時休売となり、業務スーパーなどへの出荷が止まったのです。
デルソーレはその後も公式発表で「一部製品の休売・販売終了」を告知しており、特に「フラワートルティーヤ 5枚入り」「10枚入り」などが販売終了対象に含まれています。
つまり、現在多くの店舗で見かけないのは、単なる一時的な在庫切れではなく、供給元の生産停止による“構造的な欠品”が原因というわけです。
売ってない理由② 店舗によって取り扱いが異なる
業務スーパーは全国展開しているチェーンですが、全店舗がまったく同じ商品を扱っているわけではありません。仕入れ先の在庫状況や地域の売れ行きによって、取り扱い商品が変わることがあります。
とくに冷凍食品は保存スペースの問題もあるため、店舗によっては「発注を控える」「人気が落ちたら仕入れを止める」といった判断をする場合もあります。実際にSNSでは、「近所の業務スーパーにはなかったけど、隣町の店舗では普通に売っていた」という声も見られます。
このように、店舗ごとに仕入れ状況が異なることが、トルティーヤが“売ってない”と感じる原因のひとつでもあります。気になる場合は、訪問前に店舗へ電話で在庫を確認するのが確実です。
売ってない理由③ 人気による一時的な品切れや物流の遅れ
トルティーヤは、タコスパーティーやホームパーティー需要が増える時期に特に人気が高まります。手軽でアレンジ自在な食材のため、イベントシーズンになると一気に売れ切れてしまうことも珍しくありません。
さらに、輸入品や冷凍食品は物流の影響を受けやすく、入荷サイクルが安定しない時期があります。特に工場火災の後は、代替供給や配送ルートの見直しも進められており、一時的に入荷が途絶えている店舗もあります。
「売ってない=販売終了」とは限らず、「タイミングによる一時的な在庫切れ」の場合もあります。とはいえ、最近では複数の販売ルートが影響を受けており、以前より入手しにくくなっているのは確かです。
製造元デルソーレの公式発表内容
デルソーレの公式サイトによると、2024年の火災後に複数の製品が休売・販売終了となりました。
その中で、「フラワートルティーヤ 5枚入」「10枚入」「6枚入(冷凍)」など、業務スーパーで販売されていた型番が終売対象に含まれています。
また、2025年8月の最新発表では「製造ラインの再稼働に伴うリニューアル製品発売」も告知されていますが、トルティーヤについては具体的な再販スケジュールが未定となっています。
一方で、同社はナン生地やピザクラストなど別カテゴリーの商品については製造を再開しており、トルティーヤも将来的に新仕様で復活する可能性があります。
つまり「今後完全に消える」と断定する段階ではなく、再販の可能性を残している状況です。
業務スーパー側の動きと今後の可能性
業務スーパーでは、供給が不安定な商品に対して、別ルートでの仕入れや代替品導入を進める傾向があります。過去にも他の輸入食品で一時的な欠品が発生した際、しばらくしてから「新パッケージ」「別メーカー製品」として再登場したケースがありました。
トルティーヤに関しても、デルソーレ製品の供給が完全に止まっている間は、他社製や海外ブランドのトルティーヤが入荷する可能性があります。すでに一部地域では、業務スーパー以外の輸入食材店やスーパーで同サイズの冷凍トルティーヤが販売されており、「別ブランドなら手に入った」という報告もあります。
このように、今後は業務スーパーでも仕入れ先を変えて販売再開する可能性が高いでしょう。
今買える代替品・入手方法
もし業務スーパーでトルティーヤが見つからない場合は、次のような代替手段があります。
- 輸入食材店(カルディ、成城石井など)
海外ブランドの冷凍トルティーヤやトルティーヤチップスを取り扱っています。やや価格は上がりますが品質は安定しています。 - Amazonや楽天市場などの通販サイト
「フラワートルティーヤ」「冷凍トルティーヤ」などで検索すると、業務用サイズから家庭用まで幅広く見つかります。まとめ買いにも便利です。 - 自宅での手作り
薄力粉・オリーブオイル・塩・水だけで簡単に作れるレシピも多く、SNSでも“自家製トルティーヤ”を作る人が増えています。
これらをうまく活用すれば、「業務スーパーで売ってない」時期でも代替手段を確保できます。
再販の可能性と今後の展望
デルソーレの生産ラインはすでに一部再稼働しており、火災後の安全確認やリニューアル準備も進められています。
そのため、将来的にトルティーヤ製品が再販される可能性は十分にあります。ただし、再登場する場合は「旧モデルの復活」ではなく、「新仕様・新価格」でのリニューアルになる可能性が高いでしょう。
業務スーパーも需要が高い商品は再導入を検討する傾向があるため、今後の入荷情報には注目です。
一方で、冷凍トルティーヤのような輸入・加工食品は安定供給が難しく、季節や物流状況によって在庫が変動する点は今後も変わらないと考えられます。
まとめ:業務スーパーのトルティーヤが売ってないのは複合的な理由によるもの
業務スーパーのトルティーヤが売ってない背景には、次のような複数の要因が重なっています。
- 製造元のデルソーレ千葉工場の火災による生産停止
- 一部製品の販売終了(終売)による供給減少
- 店舗ごとの仕入れ差や冷凍庫スペースの制約
- 人気による一時的な品切れや物流の遅延
今後、再販や新モデル登場の可能性は残されていますが、現時点では供給が安定していない状況です。
もし業務スーパーで見つからない場合は、他店舗や通販、輸入食材店などで代替品を探すのがおすすめです。
「販売終了」と聞くと残念に感じるかもしれませんが、食品業界ではこうした一時的な供給停止から“新しい形での再登場”が起こることも多いもの。
再び業務スーパーの冷凍コーナーにトルティーヤが並ぶ日を、楽しみに待ちたいところです。
