最近、「クロスシルエットフレームが売ってない」「どこにも在庫がない」とSNSや掲示板で話題になっています。
SDガンダム クロスシルエットシリーズを楽しむうえで欠かせないこのパーツ、一体なぜ店頭から姿を消してしまったのでしょうか。この記事では、販売中止の真相や再販の可能性、入手のコツまでをわかりやすく整理して紹介します。
クロスシルエットフレームとは？人気の理由をおさらい
「クロスシルエットフレーム（CSフレーム）」は、バンダイのプラモデルシリーズ「SDガンダム クロスシルエット」における別売りフレームユニットです。
このシリーズの最大の特徴は、低頭身の“SDフレーム”と高頭身の“CSフレーム”を組み替えることで、同じ機体でも印象をガラッと変えられること。かわいらしいSD体型から、スタイリッシュなプロポーションまで楽しめるのが魅力です。
ただし、すべてのキットに最初からCSフレームが同梱されているわけではありません。多くのモデルは“SDフレームのみ付属”で、CSフレームは別売りとして販売されていました。そのため、「高頭身で飾りたい」「他の機体にも使いたい」という人たちの間で、CSフレーム単品の需要が高まっていったのです。
「売ってない」と言われる現状 ― 実際の販売状況
ここ数年、家電量販店やネット通販サイトを見ても「売り切れ」「在庫なし」の表示が目立ちます。
特に定番のホワイトやグレーは常に入荷待ち状態で、販売店によっては「販売終了」と明記されているケースもあります。
・バンダイ公式サイトでは、「発売から時間の経過している商品は生産・販売が終了している場合があります」との注意書きがあり、実際にCSフレーム（ホワイト・グレー・レッドなど）のページにも同様の記載が見られます。
・量販店のオンラインショップでも「予定販売数終了」「販売終了」と表示され、再入荷の予定がない店舗が増えています。
・Amazonなどの通販サイトでは一時的に在庫が復活することもありますが、すぐに品切れになるか、価格が高騰してしまうことが多いようです。
つまり現在、CSフレーム単品は“流通在庫がほぼ尽きている”状態といえます。
なぜクロスシルエットフレームは販売中止になったのか
販売終了の明確なアナウンスは出ていませんが、いくつかの背景が考えられます。
1. 別売り構成による需要集中
シリーズ初期から「フレームが別売り」という仕様だったため、CSフレーム単品に需要が集中しました。
特にホワイトやグレーなど汎用性の高い色は人気が偏り、生産数を上回るペースで品薄になっていったと考えられます。
2. 生産ロットの縮小とシリーズ展開の変化
SDガンダム クロスシルエットシリーズ自体は継続中ですが、近年はフレーム同梱タイプのキットが増えています。
その結果、CSフレーム単品の生産優先度が下がり、徐々に再生産の頻度が減っていったと見られます。
3. 転売・プレミア価格の影響
入手難の影響で、通販サイトでは一部カラーが定価の2倍以上の価格で出品されることもありました。
こうした転売の動きが広がると、一般ユーザーが正規価格で買いづらくなり、「どこにも売ってない」という印象がさらに強まります。
カラー別の入手難度 ― 人気色と残っている色
ユーザーの声をもとにすると、入手しづらいのは以下の順序と言われています。
- ホワイト：もっとも人気が高く、どの店舗でも真っ先に在庫が消える
- グレー：他の機体との相性が良く、需要が集中
- ブラック・レッド：やや在庫が残ることがある
- グリーン・ブルー系：不人気色のため、今でも一部在庫あり
特にホワイトとグレーはどの機体にも合わせやすく、「とりあえずこの色がほしい」という層に支持されています。
その一方で、緑や赤のCSフレームは比較的在庫が見つかりやすく、「塗装して使う」というファンも少なくありません。
過去の再販と今後の可能性
過去には2021年10月頃に一度再生産が行われた記録があります。
このときも予約開始と同時に即完売となり、再販を待っていたファンから「予約できなかった」「キャンセル待ち」という声が相次ぎました。
以降、2022年～2024年の間には明確な再販情報が確認されておらず、2025年現在もバンダイ公式の再生産予定は発表されていません。
ただし、シリーズ自体は今も継続中で、新しいクロスシルエットキットの中には「CSフレーム同梱タイプ」も登場しています。
このため、将来的に単品のCSフレームが再びラインナップされる可能性はゼロではありません。
バンダイでは定期的に過去商品の再生産を行っているため、ファンの需要が高まれば再販が実現するケースもあります。
入手したい人ができる現実的な対策
「もうどこにも売ってない」と諦める前に、いくつか試せる方法があります。
1. CSフレーム同梱キットを購入する
最新のクロスシルエットフレームシリーズでは、CSフレームが最初から付属しているモデルもあります。
単品を探すよりも確実で、結果的にコストも抑えられるケースがあります。
2. 不人気色を購入して塗装で代用
赤や緑など、比較的在庫が残っているカラーを入手し、塗装で好みの色に変える方法です。
特にガンダムマーカーやスプレー塗装であれば、初心者でも比較的簡単に仕上げられます。
3. 中古市場やオークションをチェック
中古ホビーショップやフリマアプリでは、未開封品が出品されることがあります。
価格はやや高めですが、再販を待つより早く入手できる可能性があります。
4. 再販・予約情報をこまめに確認
再生産は突然行われることが多く、公式サイトやホビー系ニュースサイトを定期的にチェックしておくのがおすすめです。
「バンダイ 再販スケジュール」や「ホビーサーチ 再販予定」などで情報が出る場合もあります。
今後の展望 ― シリーズの動向とCSフレームの行方
CSフレーム単品の販売が減少した背景には、シリーズの構造そのものが変化していることがあります。
最近の新作では「SDフレームとCSフレーム両方を同梱したキット」が主流となっており、単品販売の意義が薄れてきているのです。
この流れを考えると、今後CSフレームは「単品で再販」よりも「同梱モデルとして再登場」する可能性が高いでしょう。
実際に、2023年以降に発売された一部キットでは両フレームがセットになっており、ユーザーが単品を探す必要がなくなっています。
クロスシルエットフレームが売ってない？販売終了の背景を総まとめ
ここまでの内容を整理すると、現状の「クロスシルエットフレームが売ってない」状態は、単なる品切れではなく、シリーズ展開の変化と需要の集中が重なった結果といえます。
・別売り構成が人気を呼び、ホワイトやグレーに需要が集中
・単品フレームの生産量が減少し、販売終了扱いとなった
・転売や価格上昇で一般ユーザーが手を出しづらくなった
・再販は限定的で、次第に同梱モデルが主流へ移行している
今後、完全な再販があるかどうかは不明ですが、CSフレームを体験したい場合は“同梱モデルを購入する”のがもっとも確実です。
また、色違いを塗装して使うなど、柔軟な方法をとることで楽しみの幅は広がります。
CSフレームはSDガンダム クロスシルエットの魅力を倍増させる重要な要素です。
再販を待つ間も、シリーズ全体の新商品や改良版の動きをウォッチしておくと良いでしょう。
「クロスシルエットフレームが売ってない？」という現状も、シリーズが進化を続ける中での一時的な過渡期かもしれません。
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