最近、「麺どろぼうがどこにも売ってない!」という声をよく見かけます。夏のそうめんシーズンに欠かせないめんつゆとして人気の高い商品ですが、なぜ店頭から姿を消してしまったのでしょうか?
この記事では、「麺どろぼうが売ってない理由」と「確実に手に入れる方法」を、実際の販売情報や口コミをもとに分かりやすく紹介します。
麺どろぼうとはどんな商品?
まず、「麺どろぼう」について簡単におさらいしておきましょう。
製造元は広島県福山市の老舗調味料メーカー・アサムラサキ。代表商品「かき醤油」などで知られるメーカーで、瀬戸内の素材を活かした味づくりに定評があります。
麺どろぼうは、煮干・かつお節・昆布・干ししいたけといっただし素材をたっぷり使ったストレートタイプのめんつゆ。希釈せずそのまま使える濃厚な味わいが特徴で、「そうめんが格段に美味しくなる」とリピーターが多い商品です。
また、「麺どろぼう 青じそ風味 400ml」などのバリエーションもあり、さっぱりした後味を好む人にも人気です。
麺どろぼうが売ってない?現状を調査
SNSやレビューを見てみると、「去年は近所のスーパーで見たのに、今年は置いてない」「業務スーパーにもない」「イオンやコンビニでも見つからない」といった声が複数見られます。
実際、アサムラサキ公式X(旧Twitter)でも「販売店についてお問い合わせが多い」との投稿があり、わざわざ本社まで買いに来るファンもいるほど。
一方で、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの通販サイトでは販売が継続しており、「スーパーには売っていないのでネットでリピートしています」というレビューも多く見られます。
つまり、「販売終了」ではなく「店頭での流通が減っている」というのが実態のようです。
販売中止ではない!アサムラサキ公式でも販売継続中
調べた限り、アサムラサキ公式サイトでは現在も「麺どろぼう ストレート 600ml」や「麺どろぼう 青じそ風味 400ml」が掲載・販売されています。
公式オンラインストアの在庫表示もあり、「製造終了」や「販売中止」の文言は一切確認できません。
ヨドバシカメラのオンラインショップでも在庫があり、通常購入可能な状態です。
したがって、「製造中止」や「販売終了」といった事実はなく、販売ルートや流通量の問題で“店頭で見つからない”状態が起きていると考えられます。
麺どろぼうが売ってない理由5つの可能性
1. 地域限定の販売が中心になっている
アサムラサキは広島を拠点とするメーカーで、流通の中心も中国・四国地方。
実際に「四国のスーパーでは普通に売っていた」という報告もあり、全国展開というより地域密着型の商品といえます。
首都圏や関西のスーパーでは取り扱い店舗が少なく、地元以外では入手しにくい状況が続いています。
2. 店舗の仕入れ縮小や在庫減少
一部スーパーでは、季節商品や地域商品は需要期のみの入荷になる傾向があります。
麺どろぼうは特に「そうめん」「ざるそば」向けのつゆとして夏季に人気が集中するため、秋以降は棚から姿を消すケースが多いようです。
「去年の夏は売っていたが、秋から見なくなった」という口コミも確認できます。
3. 流通コスト・在庫管理の影響
中小メーカーの場合、大手流通チェーンへの供給コストや物流面の負担が大きく、全国一律の販売網を維持するのは難しいのが現実です。
アサムラサキも例外ではなく、地域ごとに販売先を絞っていると考えられます。
このため「どのスーパーにもある」タイプの商品にはなっていません。
4. 通販需要の増加による販売チャネルの変化
メーカー公式通販や大手ECサイトでの販売が強化されており、店頭販売よりもオンライン購入が主流になりつつあります。
地方スーパーの在庫が薄くなる一方で、通販サイトではまとめ買いが増えている傾向も見られます。
5. 季節商品としての扱い
めんつゆ市場全体で見ても、冷たい麺料理用の商品は夏季限定展開が多い傾向があります。
冬場になると、鍋用や温かいつゆが主流になるため、店舗の陳列が切り替えられている可能性があります。
そのため「売ってない」と感じても、翌年の夏には再び販売されるケースも考えられます。
麺どろぼうを確実に買う方法
1. 公式オンラインショップで購入
アサムラサキの公式オンラインストアでは、麺どろぼうシリーズが通年販売されています。
製造元直販のため品質も安心で、ギフト用の詰め合わせなども選べます。
2. 大手通販サイトを利用
楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどでも複数店舗が取り扱っており、まとめ買いやケース単位の販売も可能。
レビューでも「近所のスーパーでは売っていないので、ネットでまとめ買いしている」という声が多数あります。
価格や送料を比較して購入するのが賢い方法です。
3. 四国・中国地方のスーパーをチェック
口コミでは「四国のスーパーで売っていた」という情報が多く、地域限定での店頭販売が続いているようです。
もし旅行や帰省の際に立ち寄る機会があれば、現地スーパーの調味料コーナーをチェックしてみると見つかるかもしれません。
4. 季節ごとの入荷を狙う
夏場になると再び取り扱う店舗が増える傾向にあるため、5月〜8月頃は再入荷情報をチェックしてみましょう。
SNS上でも「今年も麺どろぼう買えた!」という投稿が増える時期です。
麺どろぼうの魅力を改めて
麺どろぼうは、その名の通り“麺がどろぼうされるほどおいしい”というユニークなネーミングで知られています。
だしの旨味が深く、そうめんはもちろん、冷やしうどんやざるそば、冷やし中華などにも幅広く使える万能つゆ。
「ストレートタイプだから味のブレがない」「だしの香りが上品」「他のつゆに戻れない」といった口コミが多く、根強いファンに支えられています。
特に「麺どろぼう 青じそ風味 400ml」は爽やかな香りで、夏の暑い時期にぴったり。家庭の食卓を支える“隠れた名品”といえます。
麺どろぼうが売ってない時の代替品
どうしても近くで手に入らない場合は、同じくだしの旨味が強いストレートタイプのつゆを試すのもおすすめです。
これらも煮干・かつおベースで近い風味を楽しめます。とはいえ、麺どろぼう独特のバランスを再現できる商品は少なく、やはり本家を一度味わう価値は大きいでしょう。
まとめ:麺どろぼうは販売中止ではなく入手困難なだけ
ここまで見てきたように、**麺どろぼう**は現在も製造・販売が継続中です。
ただし、流通エリアや店舗が限定されており、「売ってない」と感じる人が多いのが実情。
季節や地域によって在庫状況が変わるため、確実に入手したいなら通販の利用が一番確実です。
だしの旨味と瀬戸内の風味を活かした一本。
「麺どろぼうが売ってない」と困っている方は、ぜひ一度オンラインでチェックしてみてください。
もしかすると、あなたの食卓にまた“あの味”が戻ってくるかもしれません。
