Nintendo Switchを買いたいけれど、「有機EL」「通常モデル」「Lite」って何が違うの？と思っている人は多いですよね。
見た目は似ていても、実はプレイスタイルや価格、機能面にけっこうな差があります。この記事では、それぞれの特徴や向いている人をわかりやすく整理して、「自分にぴったりのSwitchはどれなのか」を一緒に考えていきましょう。
Nintendo Switchシリーズの基本をおさらい
まずは3モデルの共通点から確認しておきましょう。
Nintendo Switchシリーズは、任天堂が展開するハイブリッド型ゲーム機。携帯モード・テレビモード・テーブルモード（Liteは除く）を切り替えて使えるのが最大の魅力です。
ゲームソフトは基本的にどのモデルでも共通で遊べます。「Switch対応」と書かれているタイトルなら、Liteでも通常モデルでも有機ELでもプレイ可能です。
ただしLiteは「携帯モード専用機」。テレビに映して遊ぶことはできません。またJoy-Conが取り外せないため、モーション操作や振動を使う一部のゲームでは別途コントローラーが必要になります。
3機種の違いは性能よりも「遊び方」「価格」「画面の見やすさ」など、ライフスタイルに合わせた使い分けがポイントになります。
通常モデル：バランス重視のスタンダード機
最も基本となるのが通常モデルのNintendo Switchです。
6.2インチの液晶ディスプレイを搭載し、携帯・テレビ・テーブルモードの3形態に対応。Joy-Conが脱着できるため、1台で複数人プレイも楽しめます。
このモデルの魅力は「バランスのよさ」。
価格も中間で、テレビで遊びたい人も、ベッドやソファで手軽に遊びたい人も、どちらにも対応できます。
家族や友人とマリオカートをテレビに映して遊んだり、ゼルダを携帯モードでじっくり進めたり、柔軟に切り替えができる万能型です。
ただし、画面は液晶なので、Nintendo Switch 有機ELモデルと比べると発色や黒の深みは控えめ。屋外での視認性も若干劣ります。それでも全体の完成度が高く、「最初の1台」としては最もおすすめしやすいモデルです。
Nintendo Switch 有機ELモデル：画質と使い勝手を求めるならこれ
Nintendo Switch 有機ELモデルは、2021年に登場した新しい上位機種です。
最大の特徴は7インチの有機ELディスプレイ。色のコントラストがくっきりしていて、映像の鮮やかさが段違いです。特に携帯モードでのプレイでは、発色の美しさや黒の締まり方に感動する人が多いです。
さらに、本体ストレージが32GBから64GBに増量され、ドックには有線LANポートも追加。通信が安定しやすくなったのも見逃せません。
背面スタンドは幅広タイプに改良され、テーブルモードでも安定して立てられるようになりました。
デメリットを挙げるなら、価格がやや高い点と、携帯時に少し重い点。
とはいえ、長く快適に使いたい人や、携帯モードでのプレイ時間が多い人にとっては十分に価値があります。
「Switchを毎日使う」「画面の美しさにこだわりたい」という人には、Nintendo Switch 有機ELモデルが間違いなくベストです。
Nintendo Switch Lite：携帯専用でコンパクト＆軽量
Nintendo Switch Liteは、3機種の中で最も軽く、小さい携帯専用モデルです。
5.5インチの液晶を搭載し、Joy-Con一体型のデザイン。テレビ出力やドック接続には対応していません。
最大の魅力は携帯性。約275gという軽さで、外出先や旅行中でも気軽にプレイできます。価格も他モデルより安く、2万円台前半で購入可能です。
ただし、Nintendo Switch Liteは「携帯モード専用機」であるため、テレビプレイや分離コントローラーを使った遊び方はできません。
また、HD振動や赤外線カメラなどの機能も省略されているため、一部のゲームでは制限があります。
それでも「外で少し遊びたい」「家族用にもう1台ほしい」という人にはコスパが高く、非常に人気のあるモデルです。
3機種を比較するときのポイント
Switchの3モデルはどれも魅力的ですが、選び方の軸を整理すると分かりやすいです。
1. 遊び方で選ぶ
テレビにつないで大画面で遊びたいなら、通常モデルかNintendo Switch 有機ELモデル。
携帯専用でコンパクトに使いたいなら、Nintendo Switch Lite一択です。
2. 画面の美しさで選ぶ
Nintendo Switch 有機ELモデルのディスプレイは、他2機種よりも発色・コントラストが圧倒的にきれい。
携帯プレイの比率が高い人ほど、違いを実感できるはずです。
3. 価格で選ぶ
Liteが最安、通常モデルが中間、有機ELが最上位。
価格差はおおよそ1万円前後なので、「どこに価値を感じるか」で決めるのがおすすめです。
4. 携帯性で選ぶ
Liteは最軽量で持ち運びしやすく、通勤・通学中にも便利。
Nintendo Switch 有機ELモデルは画面が大きくやや重めですが、据え置きと携帯の両立ができます。
5. 付属機能で選ぶ
Nintendo Switch 有機ELモデルは64GBストレージ、有線LANポート付きの新ドック、改良スタンドなど細部まで強化。
通常モデルは必要十分な構成で、Liteはシンプル設計。
このように比べると、それぞれの立ち位置がはっきりしてきます。
どのモデルがあなたに合っている？
ここからは、使い方別におすすめのモデルを紹介します。
- 家でテレビに繋いで遊びたい人
→ 通常モデルまたはNintendo Switch 有機ELモデル。
特に家族や友人とマルチプレイをするなら、テレビモード対応のこの2つが必須です。 - 携帯モード中心で遊びたい人
→ Nintendo Switch LiteまたはNintendo Switch 有機ELモデル。
画面の大きさと美しさを重視するなら有機EL、軽さと価格を重視するならLite。 - 長く使いたい・画質や安定性にこだわりたい人
→ Nintendo Switch 有機ELモデル。
ストレージやLAN端子、スタンドの強化など、日常的な使いやすさが段違いです。 - 初めてSwitchを買う・価格を抑えたい人
→ 通常モデル。
万能で失敗しにくく、初めての1台に最適です。
購入前に注意しておきたいポイント
Liteを購入するときは、「後からテレビで遊びたい」と思っても接続できない点に注意が必要です。
また、Joy-Conが一体化しているため、モーション操作が必要なゲームを遊ぶ際には別売りのJoy-Conを追加で購入する必要があります。
一方、Nintendo Switch 有機ELモデルや通常モデルでは、テレビ出力やJoy-Con分離など、Switchの特徴的な遊び方をフルに体験できます。
価格だけで決めるのではなく、「どんなシーンで遊ぶか」をしっかり考えて選ぶのがおすすめです。
Switchはどれがいい？まとめと選び方の結論
結局のところ、「Switchはどれがいい？」の答えはあなたのプレイスタイル次第です。
- 家でも外でも遊びたいなら 通常モデル
- 画面のきれいさや快適さを求めるなら Nintendo Switch 有機ELモデル
- 携帯専用・コスパ重視なら Nintendo Switch Lite
どのモデルを選んでも、Switchの豊富なゲームライブラリは変わりません。
大切なのは「どう遊びたいか」。それを明確にすれば、あなたにとってベストな1台がきっと見つかります。
最後にもう一度まとめると──
Switchをリビングで楽しみたいなら通常モデル、画質や機能性を重視するならNintendo Switch 有機ELモデル、気軽に持ち歩きたいならNintendo Switch Lite。
自分のライフスタイルに合わせて選べば、長く楽しく使える相棒になるはずです。
